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異世代交流で地域の関わりを深めたい!

ふるさと納税でかなうコト/鹿島市 稲葉 ゆう子

異世代交流で地域の関わりを深めたい!

鹿島市/みかん畑と有明海

鹿島市は、東に有明海、西に多良岳の山々に囲まれた佐賀県南部にある自然あふれるまち。この自然環境を守り、自然を活かしたまちづくりのためにふるさと納税を活用しています。その鹿島市の魅力と、ふるさと納税について、鹿島にわか劇団『はっぴぃ・かむかむ』座長、稲葉ゆう子さんにお話を伺いました。

Q1 鹿島市ってどんなところ?

PhotoAC/ムツゴロウ

出典元:PhotoAC/ムツゴロウ

A1 私が生まれ育った佐賀県鹿島市は、海・山・川、さらに温泉と自然がいっぱいなまちです。心と体をゆっくり癒したい時には、雄大な干潟の有明海へ、大きな公演前などエネルギーをチャージしたい時には森林浴を兼ねて平谷温泉へGO!

城下町として栄えたまちでもあり、歴史的な町並みが今も残っています。日本三大稲荷に数えられる祐徳稲荷神社も見どころのひとつ。

有明海に臨む河口の町で、山からのおいしい水と米に恵まれていたことから、古くから酒造りが盛んに行われています。市内で醸造された日本酒が世界一の栄誉に輝くなど、鹿島の酒は国内外で高い評価を得ているんですよ。

鹿島市/鹿島酒蔵ツーリズムの様子

出典元:鹿島市/鹿島酒蔵ツーリズムの様子

さらに鹿島市では、「日本酒で乾杯を推進する条例」も制定されています。飲み会の席では、乾杯の1杯目は必ず日本酒! 毎年3月末に開催される『鹿島酒蔵ツーリズム®』では、市内外の酒蔵がいっせいに蔵開きを行い、大変な賑わいです。

Q2 ふるさと納税はどう使われているの?

A2 鹿島市のふるさと納税は、下記8つの中から寄附する方がどれかひとつを選ぶ仕組み。もし、特に支援した事業がない場合は、市長にお任せを選んでくださいね。

1.産業の振興に関する事業
第一次産業や商工業の活性化、また酒・酒蔵を活かしたまちづくり『酒蔵ツーリズム®』推進などによる産業振興に活用します。

鹿島市/異世代交流

出典元:鹿島市/異世代交流

2.福祉・保険・医療の充実に関する事業
安心して子どもを産み育てられるような環境づくり、異世代交流などを通して生きがいとゆとりのある健康長寿のまちづくりに取り組んでいます。

3.都市基盤の整備に関する事業
公園の整備などによる快適な住環境の創出や、肥前浜宿の趣ある歴史的町並みの保存にも取り組んでいます。

4.自然環境の保全に関する事業
多良岳山系からの恵みの「水」がつなぐ、森、里、川、海が一体となった自然環境を守ります。

5.安全・安心のまちづくりに関する事業
もしもの時の防災強化、組織、環境整備などを行います。

6.教育・文化の向上に関する事業
各学校の歴史・特色などを活かしたふるさと教育の推進や、図書の充実、市民文化交流施設やスポーツ施設の整備などを行います。

7.協働のまちづくりに関する事業
有明海の大運動会「鹿島ガタリンピック」をはじめとして、市民が自ら企画する自発的なまちおこし活動にもふるさと納税が生かされています。

8.市長にお任せ

Q3 返礼品ってどんなものがあるの?

A3 フルーツにお酒、佐賀牛……と鹿島市の自然そのままに、素材の良さを活かした美味しい返礼品があります。

ふるさとチョイス/佐賀牛

まずはやっぱり佐賀牛からご紹介しましょう。そもそも佐賀牛は和牛の中でも、肉質5等級および4等級、BMS No.7以上のものだけをいうのだそうです。難しいことは抜きにしてその美味しさといったら!! 軽く炙るだけでも香ばしく、本当にとろけそうな味わいです。

マンゴーをはじめとする果物

それから、これからの季節だとぶどうやマンゴーといったフルーツはいかがでしょうか? 「まっちゃんマンゴー」は、生産者さんが手間を惜しまず樹上で完熟させた逸品。濃厚な甘さと芳醇な香りが口いっぱいに広がります。また、ぶどうで1番人気の「巨峰」、糖度が高く皮ごと食べられる「シャインマスカット」などもオススメです。

Q4 鹿島市でかしこく1万円を使うには?

鹿島市/祐徳稲荷神社

出典元:鹿島市/祐徳稲荷神社

A4 まずは、真っ赤な社・鳥居で有名な『祐徳稲荷神社』へ参拝。今、ここはタイのドラマや映画でロケ地となったことから、タイ人観光客が押し寄せているのです。ツアーで来る人たちも多く、なんだかちょっと不思議な雰囲気。商売繁盛・家運繁栄などのご利益で知られる神社でもあり、お守りの種類がとにかく豊富、得たいご利益に応じたお守りを選んでみましょう(700円前後)。

次は、有明海に面した道の駅・鹿島へ。ここは干潟の体験プログラムが充実。クリーミーな干潟でどろんこになりながら遊ぶのもいいですが、せっかくなら「むつかけ体験」(ムツゴロウ漁)や「すぼかき体験」(ワラスボ漁)などを楽しんでみては(2500円~)? 温水のシャワー施設も併設されているので、思う存分泥んこになれますよ♪

さらに地元で採れた新鮮野菜、有明海の魚介類、名産品などが並ぶ直売所もありますので、鹿島観光のお土産購入にもオススメです(3000円程度)。

その後は、まちの散策へ。国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている「肥前浜宿」は、江戸時代に宿場町として栄えた町並みで、白壁土蔵の酒蔵や風情ある建物などが立ち並び、ゆっくりと散策するのにもってこい。

散策のランチには肥前浜駅近く、創業80有余年の「金時食堂」を。名物ちゃんぽん(600円)は、地元の人たちのソウルフードといっていいメニュー。風味豊かな豚骨はみんな大好きな味なのです。

また、散策の途中には、さらに観光酒蔵もお楽しみのひとつ。鹿島の酒造りの歴史や酒造りを学びつつ試飲もOK。いろんなお酒を飲み比べて、お気に入りを見つけましょう。近くには県産米のあられ、バームクーヘンなども売っているので、お酒と一緒にお土産にもいいですよ(お土産代3000円程度)。

鹿島市/鹿島市の酒

出典元:鹿島市/鹿島市の酒

話しているだけで、鹿島のことをもっと知ってもらいたい、という気持ちが伝わってくる稲葉さん。「将来の夢は鹿島の元気を、世界に広げたい!」と話してくれました。ふるさと納税で、鹿島市がもっと元気になればいいですね。