ハンモックって、外で広いスペースがないとできないイメージでしたが、最近は家の中で楽しんでいる人も多いとか。ハンモックの最新事情を教えてください。

Q1　ハンモックってどんな種類がありますか？

A1　（松山）「福岡でハンモックといえばここ！」の『リグナ福岡別邸』の西さんに聞きましょう！

（西）多くの方がイメージするのは、幅3～4mのハンモックでしょう。柱や壁など2か所に吊るして使うものです。でも実は今一番人気なのは、１人掛け用の「チェアハンモック」。これは梁や天井から１点で吊るします。スペースをあまり取らず、リーズナブルなので人気急上昇中です。スタイルのバリエーションとしては、メッシュの「メキシカン」、布製の「ブラジリアン」「コロンビア」があります。

メキシカンは通気性に優れているので、暑い季節でもベタつき感がなくて快適。カラフルなのが特徴です。ブラジリアンやコロンビアはコットン素材なので、メキシカンのように伸びませんが、耐久性があります。カラーやデザインが落ち着いていてオシャレなものが多いです。

Q2　ハンモックの上手な使い方、教えてください。

A2 （西）ハンモックを広げてお尻から乗るのが正しい乗り方。弓なりに寝るのがイメージだと思いますが、基本的には横乗り、斜め乗りで楽しみます。足を伸ばしてもすっぽり入るので十分くつろげますよ。片側を結ぶことで、背もたれを作ることができるのはメキシカンだけの裏技です。読書の際などはかなりいいです。

座り心地、寝心地が重要なので、きちんとお尻で確かめてから購入しましょう。リグナでは、7～8社のハンモックを取り扱っているので乗り比べてみてください。

Q3　“ハンモックライフ”の魅力は？

A3　（西）チェアハンモックは1万4000円程度なので、１人掛けのソファやベッドを買うよりずっと安価で快適です。読書したり、昼寝したり、お酒を飲んだり、１人のリラックス空間を楽しめます。ちなみにメキシコの人はハンモックをベッドとして利用しています。洗濯ができるのもいいところです。

（松山）僕も会社にありますが、読書や昼寝に最高！

（西）東京ではハンモックカフェが流行していますし、ハンモックマッサージというのもありました。

（松山）僕もスィングヨガといって、天井から下げられたハンモックを使うヨガのスタジオを作ったことがあります。

（西）ハンモックの浮遊感と布に包まれる感じが、子どもの頃の感覚に戻れる気がして心地いいんですよね。

Q4　どんな条件が整えば、家の中でハンモックが実現できますか？

A4　（西）目安は幅3～3.5m、高さ2～2.5mで、柱や壁など2か所にフックを取り付けられること。乗った時に床につかないよう、誰が使うかによって、取り付け位置に注意してください。チェアハンモックの場合は、剥き出しの柱や梁があればタオルを巻いてロープで吊るす方法が簡単です。他に、天井に金具を打ち込んで１点で吊るす方法があります。窓からは1.5mくらい離しておきましょう。

（松山）天井に吊るす場合、ケミカルアンカーを躯体に入れるだけなので、工具さえ持っていれば自分でもできますが、安全性を考えると業者の方に頼むのが賢明でしょう。

（西）柱や壁、天井に穴を開ける場合、マンションの場合は管理会社への確認が必要です。賃貸だと正直ハードルが高いです・・・。その場合は、価格は少々アップしますが、スタンドタイプがあります。１畳くらいのスペースがあれば設置できますし、たためるので、海や山などアウトドアの時に持って行けるというメリットもあります！

いろんなタイプのハンモックを体感できたのがよかったです。家の中で日常使いできたら、リラックスしたい時にすごくよさそう。インテリアとしてもオシャレだし、ソファよりハンモックが絶対買いですね！