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ココさえ押さえれば!いつでもラクに部屋をキレイに保てるコツ

新生活特集 野田 房江

ココさえ押さえれば!いつでもラクに部屋をキレイに保てるコツ

「いよいよ一人暮らしを始めます!今まで家族がしてくれていたことも自分でしなくちゃ」その一つが家の掃除ですよね。お気に入りの家具を揃えた新居。いつでも友人を呼べるようきれいな状態にしておきたいものです。今回は一人暮らしのお掃除のコツを紹介します。

Q1 どこから掃除を始めたらいい?毎日掃除が必要な場所はありますか

A1 一人暮らしなら、家族で暮らすよりは物は散らからないはずですよね。それでも毎日掃除しておいた方がいい所は、水回りです。特にキッチンとトイレは、お客さんが来た時に目につく所ですから、常にきれいにしておくと、急な来客でも慌てないで済みますよ。
では、場所ごとにポイントを教えましょう。

・洗面所
洗面所は顔や手を洗いますから、主な汚れは皮脂汚れと石けんカスです。この汚れにいちばんいいのが、風呂用の洗剤なんですよ。

洗面所の掃除

 

小さめのタオルに風呂用の洗剤を付けて洗います。洗い終わったら、洗剤を流し、しぼったタオルで周りを拭きあげます。毎日した方がもちろんきれいですが、一人暮らしなら2~3日に1回でもいいでしょう。 
洗面所の鏡も汚れが気になる場所ですよね。少しだけ水分が残ったタオルで拭くと、きれいになります。洗面所のタオルを換えるついでに、鏡を拭くのがおすすめ。拭き筋が残るようなら、乾拭きもしておきましょう。

・風呂
お湯を抜く前、まだ温かいうちにさっとスポンジで浴槽を洗っておくと、水垢はほとんどつかないので、毎日洗剤で洗う必要はありません。洗剤を使うのは週に一度くらいでOK。洗うのが面倒なら、風呂を使った後に温水のシャワーで流すだけでもかなり違いますよ。
水分が残っていると雑菌が繁殖するので、乾燥させておくことが大事です。24時間換気をしておくといいでしょう。

・トイレ
夜寝る前でも朝起きた時でもいいので、毎日一回、便器の中をぐるりとブラシをあてておくといいでしょう。そうすると、洗剤を付けてゴシゴシ洗わなくても、きれいな状態を保てますよ。

・キッチン
油汚れが一番落ちやすいのは、料理をした後コンロがまだ温かい時です。その時に、油が飛び散っていそうなコンロ回りや壁を、さっと拭いてしまいましょう。そうすれば汚れはそれほどたまりません。

毎日5分の掃除なら、10日間で50分ですよね。でも、10日間の汚れをまとめて落とそうとすると50分では終わりません。汚れがこびりついてしまっているからです。まとめて掃除をしようとすると、時間が余計にかかってしまうものなのです。さらに放っておくと、家庭用の洗剤では落ちなくなってしまって、プロに頼まないと、となってしまいます。毎日少しずつ掃除しておけば、トータルで考えて時間とお金も節約できるのではないでしょうか。

Q2 週末に、あるいは1ヵ月に1度、少し時間をかけて掃除しておきたい場所は?

A2 1週間に1度しておきたいのは、排水口の掃除ですね。今回はお風呂の排水口の掃除をお見せしましょう。

ヘアキャッチャーの掃除

 

 排水口の掃除

 

ヘアキャッチャー、封水筒、排水口をブラシで洗う。
定期的に掃除しておけば、洗剤を使わなくてもブラシでこするだけでほとんど落ちます。

漂白剤をかける

 

 黒ずみが気になる場合は、塩素系の漂白剤をかけてしばらく置いた後、洗い流す。

排水口の掃除完了

 

1ヵ月に1度するといいのは、家の中の物の見直しでしょうか。使わない物がいつの間にか増えていませんか。物が多いと掃除がしにくいですし、掃除をしてもあまりきれいになった感じがしないんです。定期的に不要品の処分をしましょう。

居室の掃除は、ほこり取りをまめにしておけば、掃除が行き届いて見えますよ。気付いた時にハンディモップで棚やテレビなどをさっとなでればOK。モップはすぐに手に取れるところに置いておきましょう。私はテレビの裏に置いています。

Q3 お風呂用、トイレ用、キッチン用・・・洗剤って種類がたくさん。最低限必要なものは?

洗剤3種類

 

台所の油汚れ用の洗剤、塩素系漂白剤、風呂用の洗剤、私が自宅の掃除で使っているのは、この3本くらいです。トイレの黒ずみが気になった場合は、トイレ用の洗剤も揃えるといいでしょう。
 

アドバイスを受けた相談者の感想

掃除って、洗剤を使ってするものだと思っていました。ブラシでこするだけでもかなり汚れが落ちると知って、びっくりです。汚れをためるから落ちなくなるんですね。こまめに掃除して、時間もお金も上手に使いたいです。