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「幸せホルモン」をアップさせる食材で更年期のイライラにサヨナラ!

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「幸せホルモン」をアップさせる食材で更年期のイライラにサヨナラ!

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更年期の症状は動悸や頭痛などさまざまですが、つらい症状のひとつが「イライラ」。メンタルバランスの乱れからくるストレスは自分だけの問題ではなく、ときには家族をも悩ませます。そんな不安定な心を落ち着けるホルモンがセロトニン。「幸せホルモン」とも呼ばれるセロトニンを毎日の食事で増やしていきましょう!

良質タンパク質がセロトニンをつくる

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食品に含まれるタンパク質のなかでも更年期に必要なのは、吸収が良くて体づくりをサポートする良質タンパク質。このなかにはセロトニンの分泌に大きくかかわるアミノ酸が含まれています。良質タンパク質としてあげられる食品は、乳製品、大豆製品、魚、卵、ナッツ類など。うれしいことにこれらの食品は、アンチエイジングに効果がある食品と重なる部分があります。

アンチエイジングにも良質タンパク質

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どんなに高級な化粧品や栄養食品を使っても、日ごろの食事をないがしろにして良いはずがありませんよね。「アンチエイジングが期待できる食品=和食」といっても過言ではありません。セロトニンを増やす良質タンパク質に加えて、ミネラル類、ビタミン類、食物繊維などが体とお肌を若々しく保ちます。更年期に良い大豆食品や魚のほか、ゴマ、海藻類、キノコ類、発酵食品がおすすめです。

日本の心、味噌汁は更年期の味方

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良質なタンパク質を効率的に摂ることができるのが、私たち日本人には欠かせない「味噌汁」。栄養豊富な大豆醗酵食品である「味噌」には、女性ホルモンに似た働きをすると言われている「大豆イソフラボン」がたっぷり入っていますね。大豆イソフラボンは化粧品にも使われていて、そのお肌への効果は広く知られています。この成分には女性ホルモンを整えるはたらきもあり、更年期対策にも大活躍。そんな大豆を手軽に毎日摂れるのが日本の心「味噌汁」。味噌も豆腐も大豆食品です。だしをとったいりこはそのまま具材としていただけば、良質タンパク質をプラスできます。わかめなどの海藻も加えて、ビタミンやミネラルもバランスよく摂取して、健康的な毎日を過ごしましょう。

いつものメニューをアレンジして続けよう

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更年期やアンチエイジング対策のためにこだわったメニューを考えて作っても、毎日続けるのは大変ですよね。継続のコツは、いつものメニューをちょっとアレンジしていくこと。いつものクリームシチューには、水や牛乳のかわりに豆乳をいれるだけ。見た目も味も、そして作る手間もほとんど変わらないので、抵抗なくチャレンジできます。良質タンパク質としては肉より魚をおすすめしますが、そこもひと工夫。いつも塩焼きで食べる魚も、キノコと一緒にホイル焼きにするとバランスよく、ボリュームも出すことができます。「塩焼きするだけ」をホイールで「蒸し焼き」に変えるだけで、見た目や食感、その他の食材とも組み合わせもしやすくなり、結果栄養バランスもアップ。少しの工夫なら無理なく毎日続けられそうですね。


つらい更年期のイライラを、毎日の食事で少しでも和らげられるとうれしいですね。気を付けたいのはがんばりすぎないこと。ストレスを感じてしまっては元も子もありません。セロトニンを増やす食事を摂り入れれば、家族みんな笑顔で過ごせますね。少しずつ、楽しみながら実践してみてください。