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FX投資初心者が知るべき「FX投資の失敗原因」FPがわかりやすく解説

ふやす 権藤 知弘

 FX投資初心者が知るべき「FX投資の失敗原因」FPがわかりやすく解説

【画像出典元】「iStock.com/scyther5」

こんにちは FP(ファイナンシャルプランナー)の権藤知弘です。

FXという金融取り引きをご存知でしょうか?各国通貨の為替レートの違いから利益を出す投資方法で、少額でも多額の儲けを出せる代わりに多額の損失を出してしまう可能性もあります。今回は、投資初心者には失敗しやすいと敬遠されがちなFX投資のやり方について、投資額をいくらの予算で設定するか、FX初心者が失敗せずに利益を出すための投資の始め方・稼ぎ方をFPの立場からわかりやすく解説します。また、おすすめのFX会社や利益が出たときの税金についてもご案内します。

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1. 「FX投資って何?」そもそもFX投資とは

FXとは、”Foreign Exchange”の略称で、「外国為替証拠金取り引き(がいこくかわせしょうこきんとりひき)」といいます。

例えば不動産投資の投資対象は不動産であり、株式投資であれば株式市場に投資を行い、利益を狙います。FX投資の場合は投資の対象が「外国為替」であり、ひと言でいうならば「各国通貨の為替レートの違いを活用した投資方法」です。

通常の金融商品の利益として挙げられる代表的な項目は「インカムゲイン」(持っていることで得られる収入・家賃収入や配当金)や「キャピタルゲイン」(仕入れ値と売値の価格差で利益を得る)ですが、FX投資でも同じような性質の利益があります。

またFX投資は「証拠金取り引き」という取り引き方法を使うことができる投資方法です。
証拠金とは、保証金(=担保金)のことで、証拠金取り引きとは「本来必要とする資金よりも少額な資金(=証拠金)を預けることにより、本来は全額必要とするのと同じ取り引きができる仕組み」をいいます。この仕組みがFX投資ので「レバを効かす」といわれる所以です。
ここでは、「証拠金取り引き」とは本来よりも少ない資金で本来の金額と同じ取り引きができる仕組みであるというイメージで覚えておいてください。

2. FX初心者が知っておくべきFXの基礎用語入門

実際にFXを始める前に、入門編としてまずはFXの基礎用語を覚えておきましょう。ここでは簡単に解説しておきます。

FXチャート
【画像出典元】「iStock.com/gyro」

①チャート
FX投資は2国間の通貨の為替レートの違いをもとに取り引きを行います。そのため通貨の為替レートを時間で区切り、グラフで表したチャートで為替レートの変化を確認します。

②通貨ペア
通貨ペアとは、通貨と通貨の組み合わせをいいます。代表的な通貨ペアは【ドル円、ユーロドル、ポンド円、ポンドドル、ユーロポンド】などが挙げられます。
このペアになっている通貨の売買を行うのがFX投資です。

③ロングとショート
→ロングは買う、ショートは売るという行為を指します。基本的には安いときに買い、高いときに売るという理解でOKです。ドル円でいうロングとはドルを買うことをいい、ドル円でロングポジションという表現は、ドル買い円売りの状態のことを指します。ある通貨で、これからの値動きが上がると予想したらロング(買い)で、下がると予想したらショート(売り)となります。

④pips(ピップス)
→外貨取り引きを行う際に使われる単位で、FX投資でどれぐらいの利益が出たのかを表します。例えばドル・円の取り引きとドル・ユーロの取り引きの場合、異なる通貨で取り引きを行うため、どちらが多く利益が出たのか一目ではわかりません。そのためピップスという単位で、各々の取り引きでどれくらいの利益が出たかを比較するわけです。

⑤ロット
→トレードする上で、どれぐらいの資金で取り引きするか、その時の取り引き通貨量の単位をいいます。通常は1.0ロット=10万通貨を指します。例えばドルと円で取り引きを行う場合、1.0ロットの取り引きは10万ドル分の取り引きを行うこととなります。

⑥ポジション
→通貨を保有したまま決済を行っていない状態です。FX口座に通貨を保有したままですので、この状態から通貨を買ったり売ったりすることになります。

⑦レバレッジ
→Lever(テコ)からきた言葉です。テコという道具は小さな力で大きな力を生み出すものですが、テコの原理と同じように「少ない資金で大きな資金と同じ取り引きができる」というのがレバレッジの機能です。このレバレッジは、証拠金取り引きの大きな特徴です。少ない資金で大きな利益を狙うこともできますが、少ない資金で大きな損失というリスクも同時にあります。担保となる手元の資金(取り引き保証金)に「レバレッジ」をかけて、何倍もの金額の外貨を取り引きできることがFX投資の最大の特徴です。日本の証券会社では現在、レバレッジを1倍、2倍、5倍、10倍、25倍の5つから選択し取り引きを行うことができます。

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