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福岡でもニーズ高まる、イングリッシュスクールって実はおトク?

3万円でかなうコト

福岡でもニーズ高まる、イングリッシュスクールって実はおトク?

DmitriyBezborodkin/iStock/Thinkstock

東京オリンピックを見据え、グローバル化が急速に進む日本。2020年には小学3年生からの英語教育が必修となり、英語でのコミュニケーション能力は今後ますます必要に。そんな世の中の変化を受け、全国的にイングリッシュスクールに子どもを通わせる家庭が増えているようです。レッスンの内容や、気になる保育料とは?

最近、イングリッシュスクールに通う子どもが増えている?

動物のイラスト

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グローバル化が進む中、子どもは英語をしゃべれるようにしてあげたい、コミュニケーション能力を身につけてほしいと思う保護者は少なくないはず。そこで注目を浴びているのが、「バイリンガル幼稚園」や「プリスクール」などと呼ばれる未就学児向けのイングリッシュスクール。認可外の場合が多く、幼稚園でも保育園でもない”保育施設”という立ち位置です。

これまで子どもの英語教育といえば英会話教室や教材学習が主流でしたが、近年、保育園や幼稚園の代わりにイングリッシュスクールに預ける家庭が増えています。現在スクールは全国に300~500校もあるといわれ、有名子ども服ブランドや大手コンサルティング会社がスクール運営事業に乗り出すなど、全国的に今後ますます広がりを見せそうです。

オールイングリッシュが基本! 通わせると子どもにはどんな変化が?

そしてその波は福岡にも。市内のイングリッシュスクールを中心に、すでに定員に達したところも出てきています。福岡市在住のS.Y.さんも、2人のこどもを通わせているひとり。Yさん自身は、教科としての英語は得意だったものの、話すのは苦手で、「ますます英語が必要になる中で、子どもには英語を話す苦手意識をなくしてほしいと思って通わせました」と話します。

スクールに一歩入れば、保育もレッスンも完全に英語のみ。ネイティブの先生がレッスンを行い、バイリンガルの日本人の保育士が保育を行っているそう。子どもが通い慣れてからはフルタイムで預けているといいますが、子どもたちにはどんな変化があったのでしょうか?

「3歳の娘は通い始めて1年半。日常会話の中で英単語が出てくることが増えました。6歳の息子はちょっとシャイで家ではあまり英語は出ませんが、日常会話はそれなりにできるようになったと思います」とYさん。娘さんは、リアクションまでときどきネイティブ風になっているのだとか。

「いろんな習い事をさせて他にお金をかけるよりは、その分、英語一本に絞って身につけてほしいと思ったんです」と話すYさんのように、意外にも小学校での英語教育や受験英語は意識しておらず、将来的に役立つより実践的な英語を学ばせたいという人が多いようです。

音楽や体操といったお稽古ごとも英語で! 進化系プリスクールも登場

レッスンでは英語での発言が飛び交う

 

福岡でも注目が高まっている中、進化系のプリスクールも登場しています。福岡市中央区平尾にあるStar English Schoolでは、ネイティブの先生による算数、理科、地理、生物、乗り物や職業についてといった幅広いレッスンが行われています。同校は保育園を母体とした認可外保育園で、バイリンガルの日本人保育士も勤務。保育の面でも安心です。

「英語はあくまで道具です。いろんな知識や興味を持っていくなかで日常会話で使えるフレーズや文法を実践的に学び、気づいたら英語を話せている、という教育を行っています」と話すのは、同校の橋口雅央さん。

同校では日替わりで英語による体操・ダンス・音楽・IT(タブレットなどを使った教育的なゲーム)・絵画造形・お習字のお稽古、外部のスクールで水泳のお稽古を実施しているのが特徴。「英語での経験やいろんなものの見方を学べるのがイングリッシュスクールの何よりの魅力」と話す橋口さん。こうしたスタイルの中で生活するうち、会話能力はもちろん、自己発信力も身についていくのだそう。

英語だけの世界で過ごして、日本語の習得に遅れはでない?

イングリッシュスクールに興味はあるものの、未就学児のうちから英語を学ばせると日本語の習得が遅れるのでは?と不安な人も多いはず。橋口さんによれば「スクールでは英語のみ、自宅では日本語のみ」とキッチリ分ければ、日本語の習得に影響はないといいます。

「逆に、自宅で親御さんが中途半端に英語を教えてしまうと、英語も日本語も両方遅れてしまうんです。英語はスクールに任せて、家では日本語をしっかり教えていただければ全く問題ありません」(橋口さん)

冒頭で話を伺ったS.Y.さんも、「親戚づきあい・友達づきあいが多く、子どもが日本語で大人たちと接する機会が多いこともあり、今のところ日本語の習得には何の問題もありません。逆に小学校の英語教育が退屈に感じてしまうのでは、と少し心配ですね」と話していました。

高そうなイメージの保育料、英語教室とトータルで考えると意外とおトク?

お金を持つ小さな女の子

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保育園・幼稚園代わりに預けることができ、英語も喋れるようになる一石二鳥のイングリッシュスクール。もっとも気になるのは、ずばりその保育料です。

福岡市が設定している認可保育施設の保育料は、3歳児未満保育の場合は月額約1万4000円~8万円、3歳児以上保育の場合は月額約1万2000円~3万円(※保護者の市町村民税額やきょうだい児の利用の有無によって異なります)。一方、前述のStar English Schoolの月謝の一例を見てみるとこのような金額に。

例)
2歳児・週3回・午前クラス10:00~14:00・・・3万7000円
4歳児・週3回・午後クラス14:30~17:30・・・3万2000円
※各種コースや時間延長の有無により異なります。

一般的な保育料に比べると一見高く感じてしまいがちですが、イングリッシュスクールの場合は保育に加えて英語を身につけることができ、スクールによってはお稽古ごとの月謝も含まれていると考えれば、決して高すぎることはないかも。


英語だけの世界で過ごす、新しい保育の形。間違いなく英語のコミュニケーション能力が必要になるこれからの時代に向けて、検討してみる価値は十分にありそうです。