くらし

無難な色ばかり選んでしまいます。違う色も着こなすには?

0円でかなうコト 諸原 亜紀

無難な色ばかり選んでしまいます。違う色も着こなすには?

気が付けば、クローゼットの中は黒、白、グレー、紺といったベーシックな色の服ばかり。本当は違うカラーにも挑戦してみたいのですが・・・。

Q1 自分に似合う色ってどうすれば分かりますか?

A1 ズバリ直感です!鏡を見て、服を当ててみてください。モノトーンの場合はキュッと引き締まって見えるもの、それ以外のカラーの場合は雰囲気がパッと明るくなるもの。それがあなたに似合う色です。特にトップスを選ぶ場合に、こうした選び方をしてみるといいと思います。会話をする時は上半身を見ていることが多いですから、トップスの印象は大切です。

例えば、黒と紺は同じように見えて全然違いますし、グレーといってもいろんなトーンがあります。自分がしっくりこなかったら、一日じゅう違和感を覚えながら過ごすことになってしまいます。自分が似合うと思って着始めたら、ちゃんと様になっていくものです。まずは着たいと思う気持ちを大事にしてほしいなと思います。

Q2 ベーシックカラーにアクセントカラーをプラスするくらいならハードルが低そう。おすすめの組み合わせは?

A2 春・夏と秋・冬に分けてお答えしますね。

【春・夏】
ベーシックが黒の場合: 春夏に黒を着る時は軽やかに見せたいですね。レモン色など透き通るような色がおすすめです。
ベーシックが白の場合: 青やオレンジと組み合わせると、夏っぽくフレッシュな印象になります。
ベーシックがグレーの場合: グレーにはいろんなトーンがありますが、春夏は薄いグレーがおすすめです。それにミントグリーンを合わせれば、さわやかに着こなせます。
ベーシックがネイビーの場合: 大人っぽいピンクと相性がバッチリです。

【秋・冬】
ベーシックが黒の場合:赤と組み合わせると存在感のあるコーディネートになります。
ベーシックが白の場合:茶色と合わせると、秋冬らしく着こなせます。
ベーシックがグレーの場合:秋冬は中間~ダークなグレーを。それにカラシ色を合わせると深みがでます。
ベーシックがネイビーの場合:カーキや深緑が寒い季節にはぴったりです。

あまり色物を着慣れてない人は、ボトムスに持ってくるといいかもしれません。顔から離れていますから、抵抗が少ないのではないでしょうか。

Q3 いつもと違うカラーを取り入れても、ちぐはぐに見えないコツは?

A3 1枚目2枚目の写真のように、靴とバッグ、シャツのロゴとバッグの色を合わせるなど、同じ色でサンドイッチするとまとまります。3枚目のコーディネートで使用したバッグ。一見派手に見えますね。でも、Tシャツのピンク、靴のグレーを含んでいるので、このバッグを持つことでコーディネートが決まります。いろんな色が入っているアイテムは意外と合わせやすいんですよ。

Q4 この秋の注目カラーは?どんなふうに着こなしたらいいでしょう。

色カラー

A4 秋冬ですが、少しくすんだペールトーンが流行りそうです。スモ―キーな色同士ですから、2色くらいコーディネートに入れても違和感なく着こなせますよ。シルバーも注目です。アクセサリーは、ここ数年ゴールド系が主流でしたが、シルバー系がトレンドになってきています。例えば、シルバーとゴールドの指輪を同時につけるなど、シルバーとゴールドをミックスするコーディネートもアリです。逆に全てゴールドで統一すると、重たくなりすぎるかもしれません。

この秋は、型にはまらない自由な着こなしという意味を持つ「スポンテニアス」というキーワードが、注目されそうです。今までとは違う着こなしにトライしてみるチャンスですよ。


「着たいと思う気持ちを大事に」という言葉に勇気づけられました。これまでのシンプルなコーディネートから、トレンドが変わりそうなんですね。この機会に着たことのなかったカラーにも挑戦してみようと思います。