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おうちの中にも春風を♪ヨーロッパ流春の大掃除でスッキリ!

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おうちの中にも春風を♪ヨーロッパ流春の大掃除でスッキリ!

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春は旅立ち、新たなスタートの季節。年度替わりで自分や家族の環境が変わるという人も多いのではないでしょうか。春を迎える準備として、おうちの中もスッキリときれいにすると、気持ちもリフレッシュできそうですね。欧米の習慣を見習って、春の大掃除にチャレンジしてみませんか。

欧米では3月が常識。春に大掃除する3つの理由

春の大掃除・煙突掃除

出典元:「dimabl/iStock/Thinkstock」

日本で大掃除といえば12月。昔は町をあげての大掃除が暮れの風物詩でした。でも、寒くて水が冷たい時期の大掃除ってつらいですよね。ヨーロッパやアメリカで大掃除といえば3月。冬に使った煙突や暖炉の手入れをする必要があり、その機会にすすで汚れた家の中も徹底的に掃除する習慣ができたそうです。日本でも、この習慣を取り入れる人が増えてきました。

日本で春に大掃除するメリットは3つあります。 まず、冬の暮らしのけじめをつけて、春の暮らしに切り替えることができること。だらだらとこたつが梅雨ごろまで残っているのは格好悪いですね。寒い地方は別として、3月から4月にかけて、おうちを春仕様にするきっかけに春の大掃除は役立ちますよ。

つぎに年度の切り替えができること。会社の異動、子どもの進学・進級は、持ち物を整理したり、部屋のレイアウトを見直したりするいいタイミング。新年度を迎える準備をすると、学業にも仕事にもいい影響があります。

3つ目は雨の季節に備えて、湿気対策ができること。春も案外と雨が多く、湿気がこもりやすいことがあります。6月の本格的な梅雨シーズン前に、湿気対策を見直すと、衣類も家も長持ちしますよ。

大掃除ポイント1 暖房器具や空調器具の手入れで空気をリフレッシュ!

エアコンの掃除

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春の大掃除は、まず暖房器具の手入れや片付けから始めます。冬の間、暖房として使ったエアコンはフィルターをとりはずして洗い、内部をきれいに清掃。石油ファンヒーターやストーブもしまい込む前にお手入れします。花粉症の心配さえなければ、大きく窓を開けて掃除ができる季節です。照明器具や天井、鴨居のほこりを払い、窓を拭いて家の中をスッキリさせましょう。花粉症対策には、朝早くほこりをたてずに床の拭き掃除から始めるのがおすすめ。掃除機と空気清浄器を併用してきれいにしましょう。

大掃除ポイント2 本やノート、文房具を整理して新年度のやる気UP!

書類と文房具

出典元:「PhotoAC」

年度替わりの時期は、処分できるものがたくさんでてきます。リビングや子ども部屋を片付けて、雑誌や本、保管していたプリント類、教科書やノートなどの整理をしてみては。処分できるものは捨ててスッキリさせましょう。各部屋に分散しがちな文房具も、すべてまとめて整理すると、家にあるものをまた買ってしまうムダが省けます。

掃除をかねて、リビングや子ども部屋のレイアウトを変えると、いい気分転換に。安易に収納家具を増やすと、かえって部屋を狭くしがちです。なるべく片付けてスペースを空けるのがおすすめ。余計なものを置かずに、これから増える書類や本の収納場所を確保しておくと、スッキリが長続きしますよ。パソコンの中身も整理していらないファイルを捨てると、今後の作業効率がアップします。

大掃除ポイント3 浴室や押し入れの掃除&湿気対策でカビをKO!

浴室の掃除

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 春になると気温が上がり、雨が増えてくるので、カビも一気に繁殖しやすくなります。冬の結露でカビができやすいカーテンや家具の裏の壁紙、北側の玄関周りや部屋の押し入れ、水気の多い浴室や洗面所、台所など、カビをチェックしてみましょう。浴室用、壁紙用と、市販のカビ取り剤もありますが、初期のカビなら倍の水で薄めた酢と重曹を重ねてつけて、2時間くらい放置してからこって落す方法もあります。※酢は塩素系漂白剤と混ざると有毒ガスが発生します。一緒に使わないように気をつけて。

カビがなかった場所も、カビの原因となる汚れを落して換気をします。押し入れや洋服だんすには湿気取りグッズを置くなど、湿気対策をきちんとしておくのがおすすめです。


春の大掃除では、年末には時間がなくてできなかったところを重点的に掃除するのがおすすめ。ついでに衣類の整理も一緒にしたいところです。衣替えしながらクローゼットの中を見直して、もう着ない衣類を整理し、普段はできない奥までしっかり掃除しましょう。庭やベランダも掃除をして、植物のプランターを置いたりすると、いっそう春らしい気分が味わえますよ♪