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年間で万単位の節約も!衣類のホームクリーニングで失敗しないコツ

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年間で万単位の節約も!衣類のホームクリーニングで失敗しないコツ

【画像出典元】「Pattarisara - stock.adobe.com」

頻繁でなくても意外とコストがかさむクリーニング代。そんなクリーニング代を節約したいという人も多いのではないでしょうか?

ここではドライマークの服やおしゃれ着を自宅の洗濯機で洗濯する際のコツや、クリーニングに出す頻度を減らす方法をお伝えします。衣類のクリーニング代を上手に節約しましょう。

ホームクリーニングをおすすめする3つのメリット

部屋干しされた白のワイシャツ
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ホームクリーニングのメリットは、「クリーニングコスト削減」「依頼・受け取りの手間をカット」「衛生的」の3つです。

クリーニングコスト削減

クリーニングからホームクリーニングに変えるだけで、1カ月あたり数千円の節約も可能です。

クリーニングは商品によって値段が異なりますが、ワイシャツの場合、1枚あたり約150円~400円が相場です。スーツ1着を上下でクリーニングに出すと約1000円~2000円、ハイブランドや素材によってはスーツの上下1着で4000円程度するケースもあります。クリーニング代を抑えたい人は、自宅でできるものはホームクリーニングをしましょう。

依頼・受け取りの手間をカット

クリーニングを出したり受け取ったりする手間が省けるのもホームクリーニングのメリットです。最近は、クリーニングの集配サービスを行う事業者も増えていますが、料金はその分高くなるため、手間を省いて節約もしたいという人はホームクリーニングがおすすめです。

衛生的

クリーニングは料金や仕上がりまでの時間がかかるため、頻繁に出すことができません。その点、ホームクリーニングなら汚れをその日のうちに落とせるため、衛生的に保つことができます。

ホームクリーニングのポイントは「洗濯表示の確認」と「洗い方」

衣類の洗濯表示
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ホームクリーニングは、方法を間違えると縮みや色落ちなどの失敗することがあるため、コツを押さえて正しい方法で洗濯することが大切です。ホームクリーニングのポイントは、「洗濯表示の確認」と「洗い方」です。

衣類についている洗濯表示・ラベルをチェック

「洗濯ネット利用」や「陰干し」「ドライクリーニングのみ」など、衣類の取り扱いについてかかれた洗濯表示・ラベルは必ず確認しましょう。

特に、ドライクリーニングのアイテムは、使う洗剤や洗濯コースも表示に合わせる必要があるため、注意が必要です。

衣類を傷めたくない場合は手洗いを

クリーニングでは、衣類を傷めない特殊な洗剤や洗濯方法が採用されています。洗濯機を使ってホームクリーニングをすると、衣類の種類や素材によっては水流で生地を傷めてしまう可能性があるため、繊細な衣類は洗濯表示に合った洗剤で手洗いするのがベストです。

洗うときは30度以下の水を使用する

お湯を使うと、生地によっては縮んでしまう可能性があります。手洗いする際は、30度以下の水で行いましょう。

干すときは日陰で平干し

クリーニングに出したほうが良い衣類は、型崩れしやすい傾向があります。脱水後は、丁寧にしわや縮んだ部分を伸ばし、形を整えて日陰で平干ししましょう。

ホームクリーニングをする上で有効な2つの裏技

ホームクリーニングで有効な裏技を2つ紹介します。

収納による衣類の黄ばみ防止

衣類の黄ばみの原因は、汗の成分です。しっかりと汚れを落とさずに衣替え収納をしてしまうと、衣類に黄ばみができてしまいやすいため、収納前は洗濯を2回しましょう。

1回目は通常の洗剤で洗い、2回目は酸素系漂白剤+お湯で洗うとしっかりと汚れを落としきることができ、クリーニングに頼らずともきれいな状態を保つことができます。

衣類の汚れ防止

ワイシャツの襟や袖など、汚れやすい部分にはベビーパウダーを薄くつけておくだけで汚れにくくなります。衣類ではなく、ベビーパウダーの粒子が汗や皮脂汚れを吸着してくれるためです。

生地を傷める心配は少ないですが、気になる方は目立たないところでテストしてから使用しましょう。

クリーニングを利用する場合におすすめの4つの節約方法

ラックにかけられたクリーニング
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服の替えを多く持つ

衣類は1日着るだけでも多くの湿気を含んだ状態になるため、連続して着るとカビや嫌な臭いの原因になります。洗濯できなくても、消臭スプレーなどを活用し、服を1日以上休ませてあげることで服を良い状態に保つことができ、クリーニングに出す頻度を下げることが可能です。

インナーで汚れを抑える

頻繁にクリーニングへ出せないスーツやワンピースは、インナーを身につけて汚れの付着を防ぎましょう。汗をよく吸う綿素材のシャツやパッドなどを活用するのがおすすめです。

クリーニングに出す素材を決めておく

クリーニングに出すべきもの、家で洗うものは素材で判断しましょう。例えば、水に濡れると縮んだり風合いが変わってしまうようなカシミア・ウール・レーヨン・半合成繊維などは、クリーニングに出すほうが失敗しにくいです。

臭いや汚れが落ちにくくなったらクリーニングに出す

洗濯できる素材でも、何年も身につけていると汚れやにおいが蓄積することがあります。自宅の洗濯ではなかなか落とせない染みついた汚れやにおいが気になり始めたら、クリーニングに出すという基準を設けることで、クリーニング代の節約につながり、大事な衣類を長く着続けることができるようにもなります。

家計をやりくりする中で、クリーニング代を見直す人は増えています。特に、家庭用洗濯機や洗剤の性能が上がったこともあり、ホームクリーニングのニーズは高まりつつあります。ホームクリーニングとクリーニング代を節約するコツを覚えて、ぜひ実践してみてください。