空きスペースを魅力あふれるポップアップショップへ!「winwinな価値交換」が店作りのベースに
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空きスペースを魅力あふれるポップアップショップへ!「winwinな価値交換」が店作りのベースに

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ハンドメイドアクセサリーや木工雑貨など多彩なアイテムがズラリと並ぶ「イムズリトルステージ」。店主兼プランニングディレクターの下野弘樹さんは、自らを「まちとひとの未来の発明家」と呼び、“ここにしかない空間”を作り出している仕掛け人。そのユニークなキャラクターと働き方を紐解くために、率直な質問を下野さんに投げかけてみた。

Q. 下野さんの「まちとひとの未来の発明家」って変わった肩書きですが、どんなお仕事ですか?

Q. 下野さんの「まちとひとの未来の発明家」って変わった肩書きですが、どんなお仕事ですか?

他に同じようなことをやっている人がいないので、説明しようがなくていつも自己紹介で苦労します(笑)。
平たく言うと、空いてるスペースを使って、何かチャレンジしたい人たちが小さく実践を積み重ねながらステップアップしていける舞台をつくっていて、「まちに舞台をつくる」というテーマでフリーランスで仕事をしています。

シェアオフィスを運営していた頃は、シェア文化の専門家という意味で「シェアデザイナー」と言ってました。自ら小さな旗を掲げて発信し続けるだけで、時間とともにその認知度が広がり、仕事にいい効果があるんですよ。
今は、既存のモノ・コトに新しい風を吹かせてほしいという仕事の依頼が多く、理想を現実化させるためにいろいろ実験しながら完成に近づけていくので、「まちとひとの未来の発明家」という肩書きにしました。

Q. 手がけるのは人とモノが集まる「小さな商い」。いったいどんなプロジェクトなのでしょうか?

Q. 手がけるのは人とモノが集まる「小さな商い」。いったいどんなプロジェクトなのでしょうか?

今まで僕自身、ソーシャルビジネスや学校関係、商業施設、まちづくりなど、さまざまな業界に携わってきました。途中からこれらの経験と繋がりを生かした働き方、そして他の人にはない個性を大事にしようと思いはじめ、「小商い×ものづくり」にテーマを絞り集中的に行うことに。
作り手のその人自身にしかつくれない商品やブランドを“商い”の形で表現されることを「小さな商い」として、それらを一つの空間に集め、作り手が商いを少しずつ実践できる場を提供しようと考えました。

ちょうどタイミングよく、福岡市清川のマンションの1階に空きスペースができると聞いて、クリエーターによる1坪ショップを集めた「リトル商店街」を開きました。これが今の「イムズリトルステージ」に繋がる大きな一歩となりました。
【写真:木の小屋を使った「リトル商店街」(2016年)】

「人生を創造できる人が増える世の中」が僕の理想です。
作家にとっては自分のやりたいことを仕事にしてポテンシャルを高められる場所に、お客様にとっては“そこにしかない”オリジナルの商品に出合える場所となっていきました。
【写真:木の小屋を使った「リトル商店街」(2016年)】

Q. イムズリトルステージの店内にはどのくらいの作家数が集まっていますか?

Q. イムズリトルステージの店内にはどのくらいの作家数が集まっていますか?

「イムズリトルステージ」では、およそ40組のクリエーターの作品を販売しています。DIYコーナー、ペーパーアイテムコーナー、手芸コーナー、雑貨コーナー、アクセサリーコーナー。5つのジャンルに分けて、ディスプレイしています。

僕としては、モノが何でも、どんな作家さんでもいいわけではなくて、その人のものづくりへの姿勢や想いを重要視しています。ネットでリサーチしたり、マーケットやイベントへ足を運びながら、自分が気になる方をリストアップしています。大変という感覚はあんまりないですよ。

「イムズリトルステージ」の立ち上げでは、100組くらいの作家さんにオファーしました。僕の中では人と会う“数”より、関係性の”質”を大事にしていきたいと思っています。

Q. たくさんの方と、信頼関係を築くために心がけていることは?

Q. たくさんの方と、信頼関係を築くために心がけていることは?

自分の意見や相手のコアな部分は、先に明確にすることを大事にしています。コアな部分とは、相手のブランドのこと、その人の想い、オリジナルの世界観、そして仕事のお金のことも。

相手に対して最初から最後まで丁寧であることって、当たり前のことですが一番おろそかにしてはいけない重要なことですよね。

Q. お金についての持論を教えてください。

個人的にシェアリングエコノミー的な考え方かもしれません。例えば今回、ディスプレイ用の什器が必要だったので、出展者の什器やプロダクトのデザイナーさんにお願いして、僕は売り場を広く提供などする代わりに、木製テーブルを低予算で作ってもらいました。こんな風に、お金を使わずにwinwin(ウィンウィン)の価値交換を行う感じかな。

次のステップのための投資もしますよ。自分の利益を減らしてでも、次に繋がるものや、プロジェクトの成功のためであればお金を費やします。

お金を使うことで経験や繋がりができて、それが新たな可能性を生み出しますから。自分の手元に残るものとして、お金を価値と捉えるか、実績や人脈を価値と捉えるかは人それぞれ。僕の場合は、断然後者ですね。

「イムズリトルステージ」 店主・下野 弘樹

「イムズリトルステージ」 店主・下野 弘樹

1981年生まれ長崎県出身。東京でNPO支援のベンチャー企業勤務を経て福岡で独立。プランナー兼ディレクターとして活動をスタートし、多分野で新規事業やプロジェクトの推進役を担う。2016年から「清川リトル商店街」「清川リトルスタンド」を始動し、2018年に「イムズリトルステージ」へ移転。12月には渡辺通の商業施設「BiVi」内に新店舗をオープン。

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