音楽、ヨガ、サーフィンを通して出会った新しい食のスタイルを伝えたい。
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音楽、ヨガ、サーフィンを通して出会った新しい食のスタイルを伝えたい。

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福岡・舞鶴のマンション1階に、2019年8月8日にオープンしたジューススタンド「DEEP GREEN FUKUOKA(ディープグリーン フクオカ)」は、可能な限り、無農薬・無化学肥料の野菜や果物を使ったコールドプレスジュースと、スムージーの専門店。オーナーは、DJ、サウンドクリエイター、ヨガインストラクターなど、様々な顔をもつ宮脇紫穂さん。なぜ今、この店を持ち、新しい「食」のスタイルを提案しようと考えたのか。宮脇さんの“マイストーリー”を聞いてきました。

Q.この店をオープンさせた きっかけは?

Q.この店をオープンさせた きっかけは?

ちょっと遡って…私は幼少期から音楽を学んでいたのですが、高校生ぐらいからアナログレコードに興味を持って、DJ活動を始めたんですね。それまでは、クラスでもいわゆる“普通の子”。何か表現したいことはあるんだけど手段がわからないし、自分にそんなに自信もない…という感じの子だったんです。そんな私にとって、才能あるアーティストたちがゼロから作った楽曲を繋いで新しい世界を作っていくことができるDJは、すごくしっくりくるものでした。

と同時に、音楽に携わる人とたくさん出会うわけですが、彼らは音楽のことだけでなく、地球や環境、政治のことについてものすごく詳しくて、普段からいろんな話を聞かせてくれたんです。クリエイターとして、常に感性を研ぎ澄ませておきたいからと食にも熱心で、今から20年以上前の時点ですでにマクロビオティックを実践している人もいました。当時、特に食に興味を持っているわけではなかった私は、すごく衝撃を受けたんです。

その後、20代前半くらいでヨガと出会って、N.Y.やインド、ハワイなどで先生に師事しながらトレーニングを続けていくうちに、かつて音楽の先輩たちから聞いていた話が少しずつ繋がってきたんです。例えばヨガの哲学にある「アヒムサ(非暴力・不殺生)」という考え方もそうですし、何より、毎日練習をしていく中で、やっぱり体が軽いほうが動けて、集中できる。研ぎ澄まされる感覚というのを肌で感じて、「食」の大切さに開眼しました。2001年頃からは、しばらくアメリカで暮らしていたのですが、そこでローフード(※)などの新しい食のスタイルに触れることができたのも大きいですね。そこから、酵素や栄養をより効率的に取れる方法として、コールドプレスジュースやスムージーにも魅力を感じるようになったんです。海外では気軽にスタンドなどでも味わえましたが、日本ではほぼ見ることがなかったので、帰国する際は、でっかいジューサーを抱えて飛行機に乗り、自分で野菜や果物を買ってきては試行錯誤しながら飲んでいました。今、お店で出しているレシピは、そこから生まれてきたものがほとんどですね。
(※)ローフード…食物を生食することで、加熱すると失われてしまいがちな酵素や栄養素をまるごと取り入れようとする食事法

Q.店づくりをする際に 考えたことは?

Q.店づくりをする際に 考えたことは?

無農薬・無化学肥料の野菜と果物を使うこと。コールドプレスジュースにしてもスムージーにしても、生の素材を使って作ります。だからこそ、素材そのものが安全で、かつ美味しくないと意味がない。なので、店づくりの最初の仕事は素材を集めることでした。そしてここで頼りになったのが、古くからの音楽仲間たち。もともと地球とリンクするライフスタイルを好み、その後、農家になった人も多くて、「こういうことがしたいんだけど」という相談に乗ってもらったり、「どんな素材がいくらくらいなのか」ということを教えてもらったり…本当に助けてもらいました。それでも手に入らない素材は、インターネットで探して訪ねて行って。大変でしたけど、そこに妥協はなかったですね。

《店には常に、みずみずしい野菜たちがスタンバイ》

ドリンクを提供する際はプラスチックではなく、リサイクルできるガラスのボトルを使うことにもこだわりました。ストローも、イートインの場合はステンレスのストロー、テイクアウトの場合は再生可能な植物由来のプラカップとストローを使っています。これに関しては、「どうして皆、やらないのかな?」とかねてから疑問を抱いていたことを、自ら実践してみようと思って。

《ガラスのボトルは店で購入することもできる。300mlサイズ550円、500mlサイズ880円。スムージーのテイクアウトをガラスのボトルでする際はスムージー代+220円》

場所も考えました。5年前に一度、いいなと思える場所があったのですが、タイミングや予算が折り合わず。5年後に再び同じ場所が空いて、もう一度気分が盛り上がって、またダメで…という時に紹介してもらったのがココ。ちょうど、同じくヨガのインストラクターで、かつジュースについて学んでいる仲間がサポートを買って出てくれたので、「やろう」と決めて走り出しました。オープンしてみると、静かだけれど思った以上にお客様が来てくださるいい場所です。

《マネージャーの佐藤未妃さん(左)と二人三脚で店を運営》

Q.おすすめのメニューは どんなものですか?

Q.おすすめのメニューは どんなものですか?

コールドプレスジュースにしても、スムージーにしても、季節の旬を取り入れながら、スパイスやココナッツバター、オイル、スーパーフード、プロテインなどを組み合わせ、たっぷりと栄養が取れるものを用意しています。甘みはローハニー、アガベシロップ、デーツなどでプラス。続けて欲しいので、美味しくあることにもこだわりました。

珍しいのは、「ウィートグラス(小麦若葉)」のショットでしょうか。30mlの中に、植物が発芽した瞬間のパワーをギュッと詰めたドリンクです。これは25歳の時に、ヨガと並行して始めたサーフィンを通して知ったもの。海外のサーファーもまた、地球に近いライフスタイルを好み、ベジタリアンスタイルを取り入れるなど、食の意識が高い人たちが多いのですが、そんな彼らの間ではおなじみの健康ドリンクです。福岡ではあまり見かけなかったのですが、最近は店頭でクイッと飲まれる方が増えてきています」

《「ウィートグラス」のショット。ほかショットタイプのドリンクには「ターメリックジンジャー」もあり》

Q.店を作って良かったことは どんなことですか?

Q.店を作って良かったことは どんなことですか?

これまで、音楽、ヨガ、サーフィンとそれぞれの分野に仲間がいたのですが、それらがクロスすることってあまりなかったんです。でもこの店を作ったことで、音楽、ヨガ、サーフィン、それに学生時代の友人なんかも訪ねてきてくれて、いいつながりが生まれています。

もともと食に興味があったり、体づくりに意識が高い人だけでなく、近所のビジネスマンやOLさんがふらりと立ち寄ってくれて、「このジュースでどんな栄養が取れるんですか?」など、気軽に聞いてくださるのが嬉しいですね。慌ただしい中、体調を崩しがちな方も多いと思うのですが、そうなる前に、自分で予防できることがまだまだあると思うんです。そこに栄養たっぷりのコールドプレスジュースやスムージーも活用してもらえたら。ちなみに私は出産・子育ての経験もあるので、妊娠中の方やママのお役にも立てたらと思っています。

Q.今、100万円もらえたら、 何に使いますか?

Q.今、100万円もらえたら、 何に使いますか?

ハワイ島やバリ、インドに行きたいですね。それぞれ、ヨガのスキルアップやサーフィンのために年に1度くらいのペースで訪れている場所ではあるのですが、100万円あれば、もっとじっくり時間をかけて、自分がやってきたことを再確認することができそうです。

それに、それぞれの場所での出会いって本当に貴重なんです。特にインドには、いろんな国の人たちがヨガを学びに来るのですが、そこでは最新の食事法やトレンドの話がバンバン飛び交っています。街にはスーパーフードやスパイス、野菜も豊富なので、ヘルシーなライフスタイルをすぐに実践することもできるんです。私はこれまで、常にそうしたところから知識を取り入れ、実践することで今の自分を作ってきました。今後はようやく持つことができたこの店から、食、ヨガ、音楽…様々なジャンルの情報を発信していけたらと思っています。

「DEEP GREEN FUKUOKA」オーナー 宮脇紫穂

「DEEP GREEN FUKUOKA」オーナー 宮脇紫穂

1975年、山口県生まれ、福岡育ち。DJ、サウンドクリエイターとして国内外で活動しながらヨガと出会い、N.Y.、インド、ハワイなどで経験を重ねて2006年より福岡・赤坂でヨガスタジオ「mysore fukuoka」を主宰。2019年8月に、数々の海外経験の中から得たよりよい食スタイルを提案すべく、福岡・舞鶴にコールドプレスジュースとスムージーの専門店「DEEP GREEN FUKUOKA」をオープン。

DEEP GREEN FUKUOKA
福岡市中央区舞鶴3-2-21 赤坂パークビル1F
092-231-8372
8:00〜19:00(土日祝日は10:00〜17:00)
火曜

HP【DEEP GREEN FUKUOKA 】
HP【mysore fukuoka】 
 

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