糸島移住で業績UP!時間や場所に縛られないライフスタイル実現の秘訣とは
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糸島移住で業績UP!時間や場所に縛られないライフスタイル実現の秘訣とは

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駅から徒歩15分。のどかな田園風景が広がる糸島市二丈にある小さなカフェが、今や全国からオファーが殺到しているメディアコンサルタント、福田基広さんの拠点だ。ここは奥様の香織さんが店長を務める「雑貨と喫茶、ときに催し ふたつぶ」としても運営しており、体にやさしいランチやおやつが食べられる場所として、ファンも多い。

おいしいお茶をいただきながら、3年前に東京から糸島へ移住を決めた理由や、現在のワークスタイルなどについて、お話を伺った。

30歳で独立。2つの事業を運営する経営者に

30歳で独立。2つの事業を運営する経営者に

20代の頃は原宿のアパレルメーカーでマネージャー職なども経験し、結婚を機にかねてから興味のあった大手IT企業に転職した福田さん。2年後には独立し、知人との共同経営で2つの事業の経営者となります。

「大好きなアーティストの『ビジネスはD.I.Y.(Do It Yourself)しないとつまらない』という言葉が頭に残っていて、30歳までには独立したいという思いがありました。いろんな仕事に取り組んでいく中で、企業や個人のWEBサイトに自分なりに改善点のアドバイスをしたらすごく喜んでもらえて。自分の知識が誰かの役に立つことを知ったんです」。

その後、メディアコンサルタントとして事務所を構え、忙しくも充実した日々を送っていたそうですが、なぜそこから糸島への移住を決めたのでしょうか。

直感を信じて移住を決意。初訪問から2ヵ月で糸島へ

直感を信じて移住を決意。初訪問から2ヵ月で糸島へ

「おかげさまで仕事は順調でした。でも東京では、何か結果を出そう、上を目指そうという人が多い印象で、そこに全ての時間を割くのは自分のスタイルとは違うと思ったんです。それで、フリーランスに戻って仕事をするうちに、東京以外のところでリセットして活動したいと思うようになりました」。

WEBの仕事のいいところは、PCとネット環境さえあれば、時間も場所も選ばないということ。移住先を探していたところ、奥様がよく通っていたお気に入りのオーガニックカフェのオーナーさんが、福岡の糸島という半島に移住したという話を耳にします。

「一度行ってみようと話し、夫婦で1週間くらい旅行に来ました。すぐに気に入って、来て2日目には物件を探し、2ヵ月後には引っ越ししていました」。食べ物がおいしく、山も海も近くて自然も多い。また、地元の人がこの場所を愛していることや、個人商店が多くこだわりのある雰囲気が、東京で住んでいた吉祥寺に似ていて、直感で「ここならやっていける」と思ったそうです。

都会では気が付かなかった、人として当たり前のこと

都会では気が付かなかった、人として当たり前のこと

福田さんが糸島に来て一番感じたのは、人との距離感や人づきあいの大切さだと言います。

「例えば、東京では飲食店でも何も気にせずに写真を撮ってSNSにUPしていました。でも糸島では、周りの人が写らないように気をつけたり、お店の方に写真を撮ってもいいか確認したりする人がほとんどです。味が気に入っているだけでなく、店員さんやお店の雰囲気が好きだから、お店の人の迷惑にならないようにしよう、という気遣いがある。そんな人として当たり前のことに気が付きました」。

全国からオファーが殺到し、移住後も売上は右肩上がり

全国からオファーが殺到し、移住後も売上は右肩上がり

木をふんだんに使い、可動式の個室や靴を脱いで上がる小上がりスペースなどがある特徴的な事務所兼喫茶は、友人のゲストハウスをデザインした、糸島の木工家具アコーデオンさんに製作を依頼。

費用は全部あわせて600~700万円程度で、糸島に来てからも業績は右肩上がりのため、資金の借り入れをすることなく全て自分たちで賄ったのだそうです。

喫茶「ふたつぶ」は、「打ち合わせの時に挽き立てのコーヒーが飲めたら」というシンプルな理由からスタート。運営は奥様に任せており、福田さんは企業の社員研修や行政からの講演依頼、メディアコンサルタントなどの業務で、現在は東京を中心に、全国を回っています。2019年には過去の実績が認められ、大学内にて「SNS時代のメディア論」の講義を担当。校内では人気講座として大きな話題になっているとか。

「中のことは妻と、移住の時に一緒に東京から来てくれた、メディアディレクターである松井くんにお願いしています。変に気負っているわけではないけれど、付いてきてくれた人たちが、この仕事に関わっていると胸を張って言えるような活動をやっていきたい。その姿を見せることも、自分の仕事だと思っています」。

誰もが情報発信できる時代だからこそ、「伝える力」が大切

誰もが情報発信できる時代だからこそ、「伝える力」が大切

誰もが気軽に情報発信できる時代だからこそ、「どう伝えるのか」が大事だと福田さんは言います。発信力を鍛える場として約3年前から運営しているのが、「#self media」というオンラインスクールです。

SNSやコンテンツマーケディング、さまざまなメディアとの接し方を学べるこちらのコミュニティには、一企業も1人として計算すると、東京と福岡で現在約80名の方が参加しています。オンラインの他、毎月1回東京と福岡でテーマを決めて、オフラインで勉強会を行い、情報交換を行っているそう。

勉強会は会員の方は無料で、一般の方でも1回5000~1万円の受講料を払えば、どなたでも受講できます。皆さん関心が高く、50名以上が参加される会も多いのだとか。

会費は企業で月3万円、個人で月1万円。福田さんだけでなく、コミュニティ内で好きなときにメンバー同士で相談できるというメリットがあります。「メンバー同士で仕事が生まれたり、うちが抱えている業務をメンバーさんに依頼したりすることもあります」と福田さん。

6月には書籍販売も。メディアの面白さをより多くの人に発信していきたい

6月には書籍販売も。メディアの面白さをより多くの人に発信していきたい

「伝える」というメディアの役割をもっと広めるため、今年2月には「ふたつぶ出版」を設立。6月には福田さんのアイデアがぎゅっと詰まった書籍「#self media」の出版が決定しています。

「出版業界は下火だと言われていますが、スマートフォンの普及などによって、メディアという業界自体は右肩上がりになっていると確信しています。それに書籍は実際に手に取れるし、いろんな世代に広げられますから」。今後は組織強化のため、新しい仲間も募っていくとのこと。特に、働く時間や場所に制限の多い子育て世代の女性の活躍に期待しているそうです。

手法だけに走るスタイルとは一線を画し、業界全体のイメージも改善していきたいという福田さん。

WEBという媒体を中心としながら、「大切なのは人とのつながり」「直に接することで分かることがある」ときっぱり言い切る姿が印象的でした。そのブレない強い信念と、柔軟なバランス感覚が、多くの方から支持される理由なのかもしれません。

株式会社ふたつぶ 福田 基広

株式会社ふたつぶ 福田 基広

1983年生まれ、富山県出身。東京でのアパレル勤務やIT企業勤務を経て、30歳で独立。2015年に糸島に移住し、「時間や住む場所にとらわれないライフスタイル」を実践。メディアクリエイターとして法人や個人のメディアマーケティングを手掛け、現在は東京と糸島を忙しく行き来する日々。また、情報発信力を鍛える場として、あなたのメディアに革命を。をコンセプトに掲げるメディアコミュニティ「#selfmedia」を主催。大学にて「メディア論」をテーマにした講義を持つ傍、2019年2月「ふたつぶ出版」設立、同年6月には今までの活動やノウハウをまとめた書籍「#selfmedia」を出版予定。

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