くらし

警固の新たな角打ち!?拠点を持たないファントムブリュワリー

Local rad things@FUKUOKA 長原 大智/chr.dch

警固の新たな角打ち!?拠点を持たないファントムブリュワリー

監修・ライター

Local rad things@FUKUOKAでは、
福岡ならではのイマの感覚・価値観を感じられる「ヒト・モノ・コト・トキ」に焦点を当て、福岡でぜひ体験してほしいコンテンツを紹介していきます。

初回は、7/1(土)に警固本通にできたクラフトビールメーカー「Hobo Brewing」の初店舗「Hobo Beer Store」のご紹介(本オープンは8/4(金))。「Hobo Brewing」は経営担当の永井亮さん、製造担当の川村洋平さんの2人が共同代表として立ち上げた、特定の醸造所を持たないファントムブリュワリー。

Hobo Brewingとクラフトビール

Hoboとは言葉の通り、「渡り鳥労働者」とされる働きながら拠点を移りゆく人々という意味が込められており、ノマドブリュワリーとして瀬戸内や東京、北海道などの他社ブリュワリーとの協業によって商品開発を行っている。そのスタンスでの業界を限定しないコラボビールの開発が話題をよんでいる。 (写真左は、ファッションブランドが展開する東京の飲食店「寄 -yose-」とのコラボ。真ん中は福岡を代表するコーヒーショップ「coffee county」とのコラボ。右は文具メーカーHIGHTIDEとのコラボビール。)

2人の出会い

共同代表の2人はともに北海道出身。共通の友人を介して知り合うなか、川村さんのビールに心惹かれ、当時東京で別事業を行っていた永井さんからのファンコールで、Hobo Brewingの立ち上げに至ったという。現在、永井さんは福岡を拠点に、川村さんは北海道を拠点にしつつ全国を渡り歩き活動している。 

Hobo Beer Store

ビールのコラボや卸が中心となるなか、小売の可能性を見出しビールショップとして拠点を持つことを計画し始め1~2年ほどが経ったとき、やっとの思いで今回の物件と出会い、ショップの立ち上げが決まった。ショップの顔になっているロゴは、福岡を代表するグラフィックアーティスト内田洋一郎さん。ユニフォームとしても機能するTシャツは、ビールでもコラボを行った「寄-yose-」(by Graphpaper) 南貴之さんの監修ブランド<Fresh Service>との相互コラボに。また、店内で使われるビアグラスは長野を拠点とする吹きガラスのメーカー<STUDIO PREPA>に制作してもらっているという。  

そして、素材を活かしたナチュラルな空間は「ヨシイタカシ アーキテクツ」の設計。店内の什器や椅子は、木材の仕入れからエイジング等の加工、制作までを一挙に行う木材のプロ集団「TIMBER CREW」のプロダクトというこだわりが感じられる心地よい空間に。

缶ビールそれぞれのパッケージもとても可愛く、ちょっとした手土産にもちょうど良さそう。 

なかなか2人揃うところを見ないと言われる、共同代表の川村さん(左)、永井さん(右)のツーショット写真を記念に。

ショップでは、彼らの演出する空間の中、定番商品を始めその時々のコラボ缶ビールを、酒販として購入はもちろんのこと、なかなかお目にかかれないHobo Brewingの生樽をタップで楽しめるという。

全国で展開する、気鋭のクラフトビールメーカー「Hobo Brewing」の初店舗「Hobo Beer Store」が福岡の警固の街角で、これからたくさんの人の止まり木となり、街を明るく照らすコネクトハブになることを期待させてくれる。

<店舗情報>

Hobo Beer Store

営業時間:13:00-21:00(不定休) 
住所:〒810-0023 福岡県福岡市中央区警固2丁目12-12警固丸ビル 103
instagram: 
https://www.instagram.com/hobo_brewing/ 
https://www.instagram.com/hobobeerstore/
WEB:
https://hobobrewing.store/