【備えあれば憂いなし】知っておきたい!2020年までの増税スケジュール
誰もが気がかりな「消費税増税」。先送りになっていましたが、実施の年月がいよいよ決定。さらに、他にも身近なところで気になる増税が予定されています。あなたの負担はどうなる?知っておきたい2020年オリンピックまでの増税スケジュールを確認しておきましょう。
『2018年』取れるところからじわりとスタート…個人への増税
2018年1月より開始されたのが、「配偶者控除」と「特別配偶者控除」の見直し。パート主婦の「壁」が103万円から150万円へ変更になったことで話題ですが、実は減税ばかりではなく、世帯主の所得が1000万円(年収1220万円)を超える場合は増税となってしまいます。
10月に行われるのは、「たばこ(紙巻)」の増税。今回1本につき1円の増税ですが、2021年までの4年で徐々に上げられ、最終的に1本あたり3円の増税に!「加熱式たばこ」も、2022年までの5年間で、紙巻たばこの7~9割ぐらいまでの税率に引き上げるといわれています。愛煙家の方には痛い増税となりますね…。
『2019年』は誰もが要注意の年。しっかり準備をしよう!
2019年になるといよいよ増税を実感、家計を直撃です!
まずは、1月から「国際観光旅客税」が導入されます。これは、日本を出国する際に、1人につき一律1000円徴収されるというもの。国籍は問わないため、外国人旅行者にも適用されます。
たとえ1000円でも、格安旅行にこだわる学生や大勢の家族旅行、仕事で何度も海外へ出かける人などにはかなり気になる出費になりそうです。
そしていよいよ10月には「消費税率」が8%から10%へ。まだまだ先のことのようでしたが、もうすぐそこに迫っています。何か大きな買い物をしようと考えている人は、直前になって慌てないためにも早めに予定を立てておきたいものですね!
さあ『2020年』。オリンピックの年にはどんな増税が?
前年10月の消費税増税ショックから間もない2020年1月には、「所得税」の見直しも予定されています。これにより、給与収入850万円超の人は増税になる可能性が!ただし子育て世帯や介護世帯には優遇措置があったり、自営業者やフリーランスの場合は多くが減税になる模様。自分の当てはまる範囲をよく把握しておきましょう。
オリンピック後の10月には、「酒税」の改正が始まります。これにより、第三ビールが増税になり値上がりすることになりそうです。しかしこれは、2026年までにビール・発泡酒・第三ビールの税率を一律にするための段階的措置。現在の税率が低い第三ビールが引き上げられ、逆にビールは減税になっていくというワケです。
同様に、ワイン・チューハイ・ハイボールは税率が引き上げられ、日本酒の税率は下がる予定。2020年は、好みのお酒の種類によって明暗が分かれる年になりそうです。
確実にやってくる増税の波。今後の増税スケジュールをきちんと頭に入れておいて、それぞれ対策を考えておきましょう。