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気がつけば貯金体質に!?20代から身につけたいお金の習慣

ためる 白浜 仁子

気がつけば貯金体質に!?20代から身につけたいお金の習慣

【画像出典元】「iStock.com/Erstudiostok」

こんにちは。「お金の専門家」の白浜仁子(しらはまともこ)です!

20代は、就職してお金との付き合い方が本格的になる世代。この時期に良い習慣をつけておけば、楽しくお金と付き合えます。

今回は、20代から身につけたいお金の習慣を3つ紹介します。

1. ATMで引き出す回数と金額を決めよう

ATM
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ATMは、お財布が寂しくなったら簡単にお金を引き出せて便利ですが、打ち出の小づちのようにいくらでも出てくるわけではありません。

だからといって、無駄遣いしたくないからと少額をちょこちょこ引き出すのもNG。

ちょこちょこ出しは気軽な分、ATMの利用回数が増え、お金をたくさん使ってしまう傾向があります。また、何回も引き出すので、ひと月に使った金額を把握できず、結果として使いすぎていることにも気づきにくいのです。

つまり、「お金が貯まらない」→「お金を使わないようにしなければ」→「ATMでは少額の引き出しにしよう」→「ちょこちょこ出すクセがつきやすい」→「お金が貯まらない」・・と悪循環となってしまいます。

そこで、押さえておきたいのがATMとの付き合い方。初めから1ヵ月に使っていい金額やATMの利用回数を決めておくのがポイントです。

例えば、月に利用するATMの回数を4回(週に1回のペース)で、毎月の使える予算が6万円なら1回で引き出す金額は1.5万円とし、1週間はお財布の中だけで計画的にお金を使うようにします。

2. 使いたくないお金は消す!?

3万円
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また、使う金額を決めるときに同時にやっておきたいのは、「貯める金額」も一緒に決めること。20代なら、月2万~5万円を目安に貯金しましょう。

例えば、あなたが毎月3万円貯金すると決めたなら、そのお金は見えないところに「消してしまう」のが、効率よくお金を貯めるセオリーです。

つまり、給与天引きで「積立貯蓄」を契約して、給与が振り込まれると同時に見えないところに自動引き落としで移してしまうのです。見えるところにお金があると、ついATMに足が向きますよね。

残高がなければ最初から当てにもしない。ないならないで、案外きっぱり割り切れるものです。勤め先に財形貯蓄や社内預金制度があるなら、金利や奨励金が上乗せされる場合もあるので調べてみましょう。

3. レシートの入れっぱなしは貧乏のモト!?

レシート
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レシートはお財布がパンパンになったらごみ箱へ・・ではなく、ワンクッション作業を入れると使い方のクセがわかります。

例えば、週に一度レシートをすべて取り出しチェック。無駄だと思う買い物があれば蛍光ペンで線を引き、確認してからごみ箱へ。

続けることで自分がどんなお金の使い方をしているかの「気づき」が得られ、無駄遣い体質の改善に繋がります。

お金に操られない人生を送ろう

このように、20代からお金との付き合い方を覚えると、いつの間にか貯金体質に。心に余裕をもって、将来のことを考えられるようになります。

たとえば、貯まったお金で海外旅行をして見聞を広げたり、気になる資格講座に申し込んだりと自己投資にも使えます。

また、積立貯蓄をするとき、投資信託での運用を一部取り入れることも考えてみてください。数千円でもいいので・・・。毎月積み立てながら投資を勉強することも大切な自己投資です。

好きな人ができて結婚を考えるとようになったら、迷わず結婚資金にも使えますね。


長い人生、20代のうちからお金との上手な付き合い方を身につけて、賢く人生を楽しみましょう。