「断捨離するとお金が貯まる」の噂は本当?その理由と方法を伝授!
「断捨離」は部屋が片付き生活がすっきりするメリットがありますが、断捨離することが「貯金」に繋がるともいわれています。今回は断捨離が貯金に繋がる理由やおすすめの断捨離方法をお伝えします。
断捨離ってそもそもなに?
「断捨離」とは、不要なものを断ち、捨てて整理し、ものへの執着から離れることで、身軽で快適な生活や生き方を手に入れようとする考え方のことです。
また、断捨離はヨガの思想の「断行」「捨行」「離行」がベースとなっています。
断行(だんぎょう):新たに入ってくる不要な物を断つ
捨行(しゃぎょう):家にずっとある不要な物を捨てる
離行(りぎょう):物への執着心から離れる
通常の部屋の掃除や片づけと違うのは、断捨離は物への執着心をなくし、価値観や考え方を見直す事が根本にあり、そのために片づけや節約をするという形なのです。
断捨離をすることで部屋も心もスッキリ
物で溢れた部屋で過ごしていると、視界から入る情報が多くなり窮屈さを感じることがあり、「片づけなくてはならない」という焦りも生まれます。また物が多いと探しものをする時間も長くなり、イライラも溜まりがちです。断捨離をし部屋を片付けることで、こうしたストレスからも開放され、穏やかで満足度の高い暮らしを送れるようになるのです。
断捨離するとお金が貯まる5つの理由
断捨離には部屋がスッキリするだけでなく「貯金」にも繋がります。ここでは断捨離によってお金が貯まる理由を紹介します。
1.無駄使いが減る
断捨離をすると、片づけをしながら「これは買わなくてよかったね」というものが見えるようになり、決断力も養われます。そのため自分が何を必要とし何を不要としているかを見極められ、無駄遣いが減るようになるのです。また断捨離により気持ちが穏やかになることで、ストレス解消の買い物も少なくなるため貯金が捗ります。
2.物を長く使う
断捨離をすると物との付き合い方が変化し、ひとつの物を大事に長く使う習慣が身につきやすいです。それにより買い替えのサイクルも長くなり、断捨離前より出費が抑えられることが多いのです。
3.2度買いが減る
部屋に物が溢れ乱雑としていると必要な品が目に入らず、まったく同じ品や似たような品を2度買いしてしまうことがあります。断捨離で物を減らし整理整頓を徹底しておけば、2度買いによる無駄遣いも解消できます。
4.不要な物を売ってお金にできる
断捨離の片づけで見つかった衣服、本、雑貨などの不用品は、リサイクルショップに売却したり、もしくは『メルカリ』『ヤフオク』といったフリマサービスで売却することもできます。意外な品にプレミアが付いており、何万円、何十万円の収入になることもあります。
5.生活をダウンサイジングできる
ダウンサイジングとは、「小型化」「規模を小さくする」ことを意味します。断捨離によって物を減らすことで、これまでより狭く家賃の安い物件に引っ越すことも視野に入れられます。またトランクルームを借りている場合は、その費用を浮かすこともできるのです。
おすすめ断捨離方法
断捨離は上手く進めないと途中で失敗し断念してしまうケースも少なくありません。そうならないために、ここではおすすめの断捨離方法やコツを紹介します。
片づけるエリアを定める
一気に家全体を片付けることは困難で長続きしないため、まずはキッチン・リビング・寝室などエリアを定めて一つずつ片づけていくことがポイントです。
あまり片づけの習慣がない方であれば「引き出しの1段目だけ」「クローゼットの上段だけ」といったようにさらにエリアを狭めて片づけていくことも効果的です。途中で投げ出さないことを習慣として身に着け、やり遂げることが重要です。
一度物を全部出す
たとえばクローゼットの中を片付ける場合、一度クローゼットに収納されている物を全部外に出し、床に広げて全量を把握した上で片づけていきましょう。物を外に出さずに「捨てられるものはないかな?」と探るように片づけていく方法はNGであり、上手く断捨離が進まないことが多いです。
「必要」「不要」「保留」に分ける
断捨離をする際には、「必要」「不要」「保留」に分けた段ボールなどを用意し、仕分けしながら片づけを進めていきましょう。判断する時間を1~2分と定め、1分経っても迷っていたら保留行きとするのも効果的です。保留の品はある程度時間(2週間~1カ月ほど)を置き必要であるかを冷静に判断しましょう。
ルール化する
断捨離は何となくで進めると長続きしなかったり、不要なものを捨てきれなかったりすることがあるため、以下のようにルールを定めて進めていくのが効果的です。
・断捨離をする日を定める(半年に1回など)
・新しい物を購入したら古い物を処分する
・一定の期間着ていない洋服は処分する
・読まなかった本は読みかけであっても処分する
・処分する場合は期限を設ける
など
断捨離をする際の注意点
断捨離をする際にはいくつか注意したい点があります。後悔しないためにも、よく考えながら進めていきましょう。
必要なものは処分してはならない
断捨離に夢中となり、なんでもかんでも処分してしまうのは禁物です。例えば来客の多いご家庭であれば、客用の食器などを残しておく必要があります。そのようにご自身を取り巻く状況をよく見直した上で、必要なものと不要なものを仕分けするようにしましょう。
思い出の品は慎重に検討する
大事な人から貰ったもの、子供の頃に大切にしていたぬいぐるみ、手紙、写真、アルバム等の思い出の品は、下手に処分してしまうといずれ大きく後悔することがあります。断捨離をする際にはこうした思い出の品を間違って一緒に処分しないようにし、もし理由があり処分する場合であっても、一定の時間を設け慎重に処分するかの検討をすることが大切です。
物と向き合いながら進める
「とりあえず全部捨てればいい」という考え方で物を捨てているだけでは、断捨離本来の効果は得られにくいです。自分にとって何が必要な物であるかを考えながら断捨離を進めていきましょう。「人を呼べる家にしたい」「お金を貯めるために物を減らしたい、買い物を減らしたい」といったように断捨離をする意味を考えながら進めることも効果的です。
以上、断捨離とお金について解説しました。
断捨離を続けると、物との向き合い方が変わり買い物も慎重になるため、みるみるうちにお金が貯まる人もいます。特に普段から無駄使いの多い方には効果が大きく出やすいため、まずは引き出しの中などやりやすい範囲から断捨離にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。