20代独身、既婚で選ぶべき生命保険が違うって知ってた?
こんにちは。「お金の専門家」の白浜仁子(しらはまともこ)です!
20代の生命保険はどう選んだらいいか?
答えはずばり!
「状況による」
・・です。(ドテッ)
答えになってないようですが、でも本当。
理由は、生命保険に加入する意味を考えれば分かります。
そもそも生命保険ってなに?
大病や大ケガで入院や手術をしたり、死亡したりするなど不測の事態となったとき、保険金が支払われ、資金面でサポートしてくれるのが生命保険です。つまり、生命保険加入のポイントは、「不測の事態が起こったときに自分や残された家族が資金面で困らないかどうか」で、困りそうなら保険に入っておくと安心というわけ。
今回は独身と既婚を例に、保険加入のヒントを見ていきましょう。
20代は死亡保険に入るべき?
20代独身は、死亡による資金面のリスクは少ないといえます。なぜなら万一死亡したとき(実際は深い悲しみに包まれますが)、そのことによって周囲の人が生活できず路頭に迷うことは考えにくいからです。
一方、既婚の場合はその逆です。例えば配偶者が専業主婦(主夫)なら、急に収入が途絶え食べていけなくなります。そうなれば働くことを考えると思いますが、すぐに仕事が見つからないこともあるでしょうし、子供が小さくて親のサポートが受けられない場合は腰を据えて働くことがままならないこともあります。その他の収入源として、国の遺族年金が期待できますが、それだけでは到底足りません。
その場合は、死亡保険に加入して万一のリスクに備えればいいのです。共働きの場合も考え方は同じです。相手がいなくなったときにどのくらい困るのか。なお、独身でもお葬式代くらいは保険で準備したいと考えるなら200万円~300万円程度の死亡保険を検討するといいでしょう。
独身も既婚も検討したい保険って?
病気やケガなどのリスクへの備えはどう考えたらいいでしょうか。まずは、健康保険制度が頼りになります。病院に行くと通常3割負担で治療が受けられますが、さらにひと月に一定額を超えていたら、超過分は高額療養費という給付金が支給されるありがたい仕組みです。
このひと月に負担すべき金額は、平均的な所得で9万円前後が目安。この月9万円をお財布から払うのが大変(または嫌だ)という人は医療保険やがん保険などで備えます。病気やケガの治療費がかさむことへのリスクヘッジなので独身・既婚は関係ないですね。その他に誰もが検討したい保険として、病気などで働けなくなった場合の就業不能保険や介護状態となった場合の介護保険、老後に備えた個人年金保険や変額年金保険などがあります。
まとめ
20代が検討したい生命保険は、独身なら医療保険やがん保険。その他に、就業不能保険や介護保険、個人年金保険。それに加え既婚者は死亡保険を検討したいところです。
生命保険は万一が起こってもお金の心配をせず安心して過ごせるのが魅力ですが、その分、保険料を払わねばなりません。不安はあげればきりがないので、まずは保険に掛けられる予算を決め、その範囲で充実した保障内容が得られるよう加入しましょう。