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占い市場規模1兆円ってどうよ!?

「お金0.2から2.0まで」新しい経済のルールと生き方を考える 中村修治

占い市場規模1兆円ってどうよ!?

【画像出典元】「iStock.com/VeraPetruk」

目次

50歳を過ぎても初詣に行っておみくじすら引かない。神も仏も、自分次第だと考えるようになって30年以上が経つワタシ(中村修治)です。今回は、神様の領域のお金の話をちょこっとだけ・・・。

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なぜ黙って座っていてもピタリと当たるのか!?

ワタシが今から、これを読んでくださっているあなたのことを言い当てますね。

「あなたは変なところで几帳面ですね」
「実は、寂しがりやでしょ」
「頑固なところは頑固ですね」
「変なところでこまかいですね」
「しっかりしているようでどこか抜けていますね」

なにか当てはまっているような気がするでしょ!?これは、誰にでも該当するような曖昧で一般的な性格を表す記述を、自分だけに当てはまる正確なものだと捉えてしまう心理学の現象で「バーナム効果」と呼ぶ。世間の占い師さんや心理カウンセラーの皆さんは、これを知っている。人間は、「弱くて」「ひとりであること」を前提とするから、占いや人生相談は、成立するわけである。

黙って座っていてもピタリと当たるのには、別の要因もある。

コナン・ドイル原作の名探偵シャーロック・ホームズには、実在のモデルがいることは、いろんな文献で言及されている。モデルになったと言われているのは、ジョセフ・ベル博士。初対面の人のささいな特徴から症状や性格を言い当て、周囲の人々を驚かせる優秀な医師だったようだ。「黙って座ればピタリと当たるお医者さん」が、名探偵ホームズのモデルだったのだ。

ベル博士の口癖は「ただ見る(see)だけではなく、観察(observe)せよ」であったと言われている。この言葉にあるように・・・ベル博士の能力は、霊能ではない。占いではない。ベル博士の手法=能力は、『コールド・リーディング(Cold reading)』という。「事前の準備なし=コールド」で、「相手の心を読む=リーディング」という意味で、霊能者や詐欺師が相手を信じさせるために使う時の話術のひとつ。

雑談や、その人の顔や、様子をうかがうだけで、その人の個人的な 情報を引き出していくテクニックであり、超能力でも、霊能でも、何でもない。具体的な質問はなしに、さりげない質問とその時の周辺情報から推理を重ねて言葉にする。これは、警察の尋問にも使われているテクニックで、悪ではない。むしろ、尊敬すべき話術であり、心理的テクニックだ。さりげない質問の答えと微妙な様子の変化から、「現在」と「過去」を炙り出す・・・「現在」と「過去」は、そのまんま「その人の性格&生活スタイル」なので・・・目の前のヒトの未来が簡単に予測できるわけである。そこまでやられると、ヒトは「未来」を託す。信じる。思うがままだ。

優秀な営業マンや企画の人間は、無意識に『コールド・リーディング』をしている。クライアントとその担当者の「過去」と「現在」が見えたら、自ずと「未来」は、決定する。その「未来」に対して、プラスになる意見を述べることができれば、信頼を得られる。当たり前の原理である。

この「占い市場」って、想像以上にデカいのである。

未来を予測する最善の方法は!?

タロット
【画像出典元】「iStock.com/volkovslava」

三菱UFJリサーチ&コンサルティング副主任研究員の有元裕美子氏が書いた『スピリチュアル市場の研究』(東洋経済新報社)によると、占いを含むスピリチュアルビジネスの市場規模はおよそ1兆円の規模だと言われている。エステの市場規模が約3500億円。教育市場の規模が6兆円。アパレル小売市場の規模が約9.5兆円。相対比較しても、意外と大きい。日本の年間総消費額が300兆円くらいと言われているから、約300分の1である。年間300万円の支出がある家庭なら、その内1万円くらいは、未来を占うために支出していることになる。

近頃ならスマホの占い系アプリである。その占いデータは活用され、勝手にライフスタイルが決定されて、勝手に広告が飛んで来たりするようになっている。自分を占うことによって判明する「未来ある自分」は、ビジネスになっている。ユメユメ疑うことなかれ・・・。

ユダヤ人の格言には『最悪に備えれば、最善が自ずとやってくる』なんてのがある。パソコンの父であるアラン・ケイは、『未来を予測する最善の方法は、自らそれを創りだす(発明する)こと』と言っている。

努力もせずに特別なワタシなど手に入るはずがない。努力をしたからといって特別なワタシが手に入る保証もない。それでも毎日毎日、考えて、動いて、結果を出していくしかないのである。ラクしたいけどラクはできないねぇぇぇと言いながら、さしてなにもないままに、日々を積み重ねていくのである。ゲスな欲望と戦いながら結果を出すのが毎日生きるということである。

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神も仏も、自分次第なのである。
だからワタシは、令和になったところでおみくじを引く気はない。
もう未来は、ワタシの中で結果に向かって動き出している。

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