お金持ちに学ぶ節税・税金対策テクニック5選
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納税は国民の義務ですが、できることならなるべく税金対策をして節約したいですよね。日本では所得が多いほど税制上のデメリットが大きく、最高額では収入の半分が税金として引かれてしまいます。そのため、お金持ちであればあるほど節税の情報に敏感で、節約に励んでいるもの。
そこで今回はお金持ちが行っている節税方法を調べてみました。お金持ちのお金についての考えを学び、自分自身の節税にも役立ててみましょう!
節税対策その① 【買い物】絵画を購入して経費で落とす
会社の応接室などによく飾ってある絵画。絵画購入は1点あたり100万円未満なら経費として落とせ、減価償却資産として処理できる節税対策のひとつです。減価償却とはある資産を購入したとき、購入した費用を分割して毎年計上していくというもので、お金持ちの多くは減価償却を活用して所得税を節税しています。
また、何億もするようなファインアートと呼ばれる作品なら、年率8%以上値上がりしているというデータもあります。マスコミを騒がせた某有名社長も、こういった理由でバスキアの絵画を購入したのかもしれません。
節税対策その② 投資を行い、税の優遇制度を活用
昨今の物価の上昇や銀行の金利を考えると、ただ現金を銀行口座で保有しているだけでは資産価値はどんどん落ちてしまいます。
そこでお金持ちが活用しているのが投資。利率がよい、株価や投資信託などの場合は値上がりのメリットがあるだけでなく、損が出た場合でも課税されない、3年は赤字を繰越できるといった優遇制度をフルに活用しているのです。
節税対策その③ 生前贈与や孫を養子にして贈与税を節約
普通の相続なら資産を持った人物が亡くなった場合に行われますが、生前贈与は生きているうちに資産を無償で渡すことをいいます。年間の贈与が110万円以下なら贈与税が課税されないため、数年単位で小分けにしてお金を渡すことで節税可能。
また、実子でなく孫を養子にすると、実子を経由せず孫にお金を相続させられるので、相続税1回分を丸々減らすことができます。まさに裏の手といった節税方法ですね。
節税対策その④ 控除を申告して所得税や住民税を節約
控除を申告すると所得から控除額が引かれ、結果として所得税や住民税が安くなります。控除は申告が必要で、金額自体は大きいものではありませんが、節税意識の高いお金持ちは必ず申告をしています。
控除としては、年間10万以上の医療費で適用される「医療費控除」、ふるさと納税の「寄附金控除」、生命保険や地震保険を払っている場合の「生命保険料控除」「地震保険料控除」、住宅購入でローンを利用した場合の「住宅借入金特別控除」などがあり、どれも会社員でも使えます。
節税対策その⑤ 会社を設立して経費を節税
会社を作ると節税になる、ということを耳にしたことがある人も多いと思います。ですが、自分は会社勤めだから関係ないと思っていませんか?
現在、多くの会社では副業を認めています。副業として会社を設立すると、もうひとつの収入の柱として見込めるだけでなく、いろんな費用を経費として落とすことができます。また経営者としての思考が身につき、結果として節税にもつながります。
いかがでしょうか?お金持ちがやっている節税対策を5つご紹介しました。私たち一般人はコーヒー1杯の相場は分かるものの、不動産や絵画などの相場についてはピンとこず、マイホームなど大きな買い物であればあるほど言い値で購入してしまいがち。
ですが、知識の差が節約につながることも多く、節税対策もその一つといえます。お金持ちは常に節税の方法を学び、備えています。会社が税金の申告を行ってくれる会社員であっても、自ら節約を学び備える姿勢はとても大切です。お金について学び、上手に付き合っていきたいものですね。