半身浴で美しくなれる? “セルフケア”って何をすればいいの?
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監修・ライター
女性ならば、ずっときれいでいたいと願うのは当然のこと。でも、ダイエットもなかなか長続きしないし、家事や子育ての中、エステに通い続けるのも大変・・・。自宅ケアで驚きの美しさをキープしている池上公香さん、私も”セルフケア”できれいになれますか?
Q1 池上さんが実践している“セルフケア”とはどんなものですか?
A1 “セルフケア”とは、自分の身体や肌のメカニズムをきちんと知った上で、自宅で続けられる美容ケアやスキンケア商品の選び方を学ぶというものです。
私も二人の子どもを持つ主婦なので、エステサロンに定期的に通ったり、美容にたくさんお金をかけたりすることってなかなか難しい。それでも女であることは捨てたくないと思っていました。ならば、エステのプロの知識やケアの方法を実生活に落とし込めば、無理なく続けられるのでは・・・という考え方がベースにあります。
私が運営しているセルフケアサロン「キレイサロンSARA」でも、私が施術するのではなく、皆さんに知識と方法をレクチャーしてご自宅で実践していただくことがメインなんですよ。
Q2 池上さんがセルフケアを始めたキッカケとは?
A2 ずばり、キッカケは大幅なダイエットでした。実は10年前まで体重が約80kgあり、33歳で2人目を出産したのを機に、本格的に減量を決意したんです。そのために通ったエステサロンの方との出会いが大きかったですね。
もちろんエステでしか受けられない施術もありましたが、その方が「本当に変わりたいと思うなら、自分でもできることをしないとダメ!」と、基本的な生活習慣から、食事方法、自宅でできるマッサージ法までしっかりと教えてくれました。それを3カ月間とにかく忠実に守り、真面目に実践。見事、30kgの減量に成功したんです。
写真を見ていただくとわかりやすいですね。これは『関ジャニの仕分け∞』というTV番組(テレビ朝日系、2014年5月24日放送)で公開されたときのもの。20代と40代の女性を「仕分ける」内容だったのですが、私は最後まで当てられなかったんですよ(笑)。ちなみに、この時のゲストは『嵐』の大野智くんでした。
サロンで施術を受けるとそれだけで満足しがちですが、その効果は一時的なものになってしまうことも少なくありません。美へのキッカケは人によってさまざまですが、私は学んだ知識と方法を日常に活かし、続けることがセルフケアだと思っています。身体のメカニズムを知っておくことで、ダイエットにも理解して取り組みやすいんですよ。
その後、一生付き合う”肌”にも興味がわき、肌の理論やスキンケア商品の選び方などを勉強。肌のセルフケアを、仕事にするようになりました。
Q3 池上さんご自身が実践しているセルフケアで、オススメの方法はありますか?
A3 人によってそれぞれに合うケアはありますが、私がダイエットを決断したときから毎日実践しているのが”半身浴”。私にとって、絶対にオススメのセルフケアです!
お湯の温度は38℃~42℃の間くらい。みぞおちの下くらいまでお湯を張り、最低20分は浸かるといいでしょう。心臓から全身を巡ってまた心臓に戻るまでの時間は約1分といわれていて、20分浸かれば血液が身体を20周する計算になります。20分は、十分に温まった血液が全身に行き渡る時間なんです。
そのうちに汗と一緒に汚れや老廃物も流れやすくなるので、半身浴をしていれば、身体を洗うのに石鹸はいらないくらいなんですよ。
Q4 半身浴は汗が出るまで待ちきれなくて・・・。変化を実感しやすくなるコツはありますか?
A4 あらかじめ身体を温めておくと、汗が出やすくなりますよ。掛け湯をするときに、足首から上半身へとシャワーを移動させながら刺激したり、一旦肩まで全身浴をして身体を温めてから半身浴に切り替えたりするのがオススメです。
また、お湯に浸かりながら、リンパや脂肪が気になる部分をマッサージするのもいいですね。老廃物が流れやすくなりますし、日々自分の身体を意識するという面でもオススメですよ。
慣れないうちは20分が長く感じるかもしれませんが、私は湯船の蒸気が逃げないようお風呂の蓋を途中まで閉じて、その上で雑誌を読んだりスマホでSNSのコメントを返したりしています。「この20分は自分だけの時間」と思って過ごすといいかもしれませんね。
自分の身体の仕組みを知って、長く続けていく”セルフケア”。半身浴なら今日から気軽に始められそう。早速実践して、変化を体感してみます!