貯金ゼロから1000万円!20代のタイプ別の貯め方を解説
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新社会人にとって1000万円貯蓄することは夢のような話で、なかなかイメージできないかもしれません。しかし人生にはお金がかかるもの。将来結婚をして子どもができてからでは、生活費や教育費がかさみ、なかなか貯蓄ができません。だからこそ独身の今のうちに、将来必要となる人生の三大支出「教育資金」「住宅資金」「老後資金」の積み立てに着手しておきましょう。
20代のうちは趣味や旅行、遊びなどにお金を使いたい!という方も多いでしょう。ただ、趣味や旅行をしっかり楽しむためにも毎月の給料の手取りから少しずつ着実にお金を貯めていくことも大切です。
今回は、貯金ゼロから10年で1000万円貯める方法をいろいろなパターンでご紹介します。新社会人ではなくても、もしあなたが今貯蓄ゼロであれば、最後までお読みください。
まずは貯蓄100万円を目指そう!
千里の道も一歩から、まずはコツコツ毎月貯蓄をするところから始めましょう。その第一段階としては手が届くような目標、例えば50万円や100万円など少しまとまった額の貯蓄を目標にするとよいでしょう。
具体的には、給料が入ったら会社の財形制度や銀行の積み立て式定期預金などを活用して、強制的に引き落とされて知らず知らずのうちに貯まっていくシステムを作ること!
1ヵ月後に余ったお金を貯金していこうという考えでは、なかなか貯まりません。
貯蓄初心者は投資信託でお金を増やしていくのがおススメ
100万円が貯まったら、次は投資にチャレンジしてみましょう。
今まで投資をしたことがない人は、何に投資をしていいかわからずなかなか踏みきれないというのが実情ではないでしょうか。
企業の財務状況を確認しながら株式投資をするのは、確かにハードルが高いかもしれません。
そこでおススメするのが投資信託。
投資信託は、プロに投資を任せておくことができ、さらには少額でも分散投資ができるというメリットがあります。
日本国内の株式や債券、海外の株式や債券、自分の投資方針に合った投資信託を探してみましょう。
1000万円を目指したタイプ別3人の方法とは
では具体的に毎月いくら貯めていけば1000万円貯蓄できるのか、タイプが異なる3人でシミュレーションしていきます。
「投資嫌いでコツコツ預金のAさんの場合」
Aさんは一切リスクを取らず、普通預金にコツコツと積み立てることで1000万円を目指しました。
■運用率「0.001%」(※1)で1000万円を貯蓄
「リスクを取って若いうちから投資を始めたBさんの場合」
Bさんは投資信託で長期分散投資を始めました。1つのマーケットに投資するのではなく、リスク分散を考えて国内外の株式と債券に25%ずつ投資しました。ここでは投資信託によるリターン5%を運用率として計算します。
■運用率「5%」(※2)で1000万円を貯蓄
「預金と投資をバランス良く行ったCさんの場合」
Cさんは目的預金を上手く活用し、毎月の貯蓄を預金と投資に分けて行いました。
■運用率「0.001%」と「5%」(※1 ※2)で1000万円を貯蓄
※1)普通預金金利の平均です。金融機関によって異なります。
※2)長期分散投資による期待リターンであり、約束された運用率ではありません。
目的をはっきり決めれば、お金の貯め方はさまざまでも貯蓄は長続きする
このシミュレーションでは、3人とも10年後には1000万円を無事に貯めることができました。
このうち、一番少ない元手で1000万円を達成できたのは、投資をすることで効率良く貯蓄したBさんでした。
もちろん、投資全振りは元本よりマイナスになる可能性もあります。それが不安なら、貯蓄と投資をバランスよくを考えたCさんパターンもいいかもしれません。
どちらにしても、キーワードは、コツコツと長期分散投資をすること。
また長続きするように、貯蓄の目的を明確にしておきましょう。お金は皆さんの夢を実現するための手段であり、お金を貯めること自体が目的ではありません。
20代が1000万円を貯めるたった2つの方法 まとめ
20代の若いときは、趣味や旅行にと楽しみがたくさんあると思います。好きなことに時間やお金を使うことは自分の世界を広げ、人脈も生まれやすいと思います。しかしそうした趣味を充実させるにも「お金」は必要。「預金」と「投資」を上手く組み合わせて楽しみながら貯蓄ができれば、貯蓄ゼロからでも10年間で1000万円貯蓄することも夢ではありません。一歩前に踏み出して、1000万円への貯蓄を叶えてくださいね。