東京で最新キャッシュレス事情を探ってきました!!
こんにちは、FP&キャッシュレスアドバイザーの伊藤です。
先日、出張に合わせて、東京のキャッシュレス事情を視察してきました。
目指すは、JR東日本の赤羽駅の無人コンビニ、ローソンのスマホペイ、ロイヤルグループキャッシュレス専門の大江戸てんやの3つ。いずれも、ニュースになっている最新のキャッシュレススポットです。
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全国でも数店舗のサービス!貴重な「ローソンスマホペイ」を体験
まず向かったのは、ローソンの新サービス「ローソンスマホペイ」の体験です。自分のスマホで店内の商品をスキャンして、決済することで、レジに並ばずに買い物ができるというもの。利用可能な店舗がまだ数店に限られているため、貴重な体験でした。
ローソン公式アプリを立ち上げ「ローソンスマホペイ」をタップすると、最寄りのローソンが検出されます。
入店して早速、商品を選ぶのですが、おやつの時間を過ぎた頃だったのでカフェオレとプレミアムロールケーキを購入しました。商品のバーコードをアプリのカメラで読み取ると商品名、料金などが表示され、間違いがなければそのまま支払い方法を選択して決済完了となります。
店内に設置している専用タブレット横のQRコード読み取り機にスマホのQRコードをかざして退店するという流れでした。
バーコードの読み取りも支払いも手間取ることはなく、スムーズな買い物でした。
まだ新しい店舗でイートインの域を超えたカフェスペースがあり、タブレット端末、電源が備えられていて、一人分ずつ仕切られていました。スマホの充電も兼ねて、そこで短めのおやつタイムを取りました。
積極的にキャッシュレスにチャレンジする「大江戸てんや」
続いては、浅草にできたキャッシュレス専門店「大江戸てんや」。店内に入るとまずは注文ということで3台設置されていたタブレットで注文をします。設置されているタブレットは、昨年11月にオープンしたロイヤルのキャッシュレス店舗1号店「GATHERING TABLE PANTRY 馬喰町店」と同じものでした。
メニューを選んで、Check。注文端末での操作は終わり、隣に設置している決済端末へ移動して支払いをする流れでしたが、ここはわかりにくく、スタッフが操作をして決済となりました。
注文番号表を受け取り、店内の電子掲示板に番号が表示されたら料理を取りに行くという流れはファストフード店などでも見られるものと同じでした。
「大戸屋てんや」では積極的にキャッシュレスに取り組んでいるということで、店頭には上記の立て看板が。また、一部の牛丼チェーンでもキャッシュレス導入が発表されたようですし、こうしたチェーン店の取り組みは、キャッシュレスの普及の後押しとなりそうです。
JR赤羽駅ホームにできた2ヵ月限定の「無人コンビニ」体験
最後は2ヵ月の期間限定でJR東日本の赤羽駅、5・6番ホームにOPENした無人コンビニです。オープン当初からとても大きなニュースになっていて、この日を待ち遠しく迎えました。
平日10時~20時という、まさにサラリーマン的営業時間にびっくりしましたが、現地に行って理由がわかりました。店内は確かに「無人」ですが、外には人がいたからです。店の入口では入店から購入、退店までの流れや注意事項などの説明をする方が、出口には手に取ったものと会計が合っているかの確認のためにスタッフが常駐していました。なので、納得の営業時間でした。
早速、モバイルSuicaの登録されたiPhoneをかざして… 反応がない…。気を取り直して再度、スマホを動かして、ピッと音がなるとともに自動ドアが開き入店します。店内には飲料、菓子など約140種類の商品が販売されていました。
大好きなボンタンアメを一度手にしたものの、歯の治療中であることを思い出して棚に戻し、帰りの機内用に炭酸水とおかきを購入することにしました。
決済ゾーンに向かうと、ディスプレイに商品名と合計金額が表示され、ボンタンアメが表示されていないことを確認、iPhoneをかざしレシートを受け取り退店。スタッフの方から間違いがないか確認があり、レジ袋をもらって体験終了です。
ほんの数分の出来事で、なんともあっけない体験でした。この「あっけない」が近い将来、当たり前になり、課題である停電や災害対策も同時進行で進められていくんだろうなと感じました。
まとめ
来年、消費税が増税されると、キャッシュレス利用者には2%還元されるという話があります。
すべての買い物履歴が記録されることで、家計管理が楽になるキャッシュレス。クレジットカードを使いたくない場合には、デビットカードや電子マネー、モバイル決済を上手く利用して、節約に役立ててみてください。