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アイスクリームとラクトアイスなどの違いは何?意外と知らないアイスの雑学

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アイスクリームとラクトアイスなどの違いは何?意外と知らないアイスの雑学

【画像出典元】「iStock.com/Nadore」

気温の上昇とともにほしくなる冷たいアイス。何気なく食べているアイスにもお金にまつわる「へぇ」な雑学があるんです!

アイスというと暑い夏の時期に売れているイメージがありますが、実は意外な時期にも売れていることをご存知でしょうか? ほかにも、知っているようで知らないアイスクリームとラクトアイス、氷菓の違いは何かご存知でしょうか?また、アイスは暑い夏の時期に売れているイメージがありますが、実は意外な時期にも売れています。 ほかにも、知っているようで知らないアイスの賞味期限の秘密など、知っていると鼻が高いアイスの雑学をご紹介します。

アイスが売れる時期は夏だけじゃない!売上が伸びる月とは…

アイスクリーム類の市場規模は拡大傾向にあり、5年連続で売上高を更新。2017年には5000億円を達成しています。

そんな市場規模拡大の大きな背景としてあげられるのが、全国に記録的な猛暑。暑い中で食べる冷たいアイス…至福のひとときですよね♡

実際、総務省が2015年に発表した、1世帯あたりのアイスクリーム支出金額の月別推移を表したグラフでも、気温が高くなる夏の需要がダントツです!

しかし、グラフの推移に注目すると、夏以外にも消費量がUPしている時期があります。それが冬の12月です。

グラフ
【画像出典元】「総務省統計局アイスクリーム・シャーベットの支出

プレミアムアイスや冬季限定アイスの登場により、アイスの需要が拡大。暖房が効いた部屋やこたつに入って食べるなど、冬ならではの贅沢な楽しみ方をする方も増え、ここ数年で「冬アイス」が定着。需要が通年化してきたことも市場規模拡大の要因となっています。

乳脂肪分や乳固形分で変わる、アイスクリーム類の区分

アイスキャンデー
【画像出典元】「iStock.com/etorres69」

ひとくちにアイスクリームといっても、アイスクリームやラクトアイスなどの種類があり、味わいや食感もそれぞれ違いますよね。

何気なく食べている方も多いかもしれませんが、日本では、厚生労働省の決まりで、アイスに含まれる乳成分の割合で4つの種類に分けられています。

・アイスクリーム 乳固形分 15.0%以上/乳脂肪分 8.0%以上
・アイスミルク 乳固形分 10.0%以上/乳脂肪分 3.0%以上
・ラクトアイス 乳固形分 3.0%以上
・氷菓(上記以外のもの)

乳固形分は乳製品から水分を除いたもので、乳脂肪分は乳固形分に含まれている脂肪のことです。

乳固形分を含むものがアイスクリーム類に区分され、乳固形分をほとんど含まない、果汁を凍らせたアイスキャンディーなどの氷菓は一般食品に区分されています。

パッケージに種類が書かれているので、買うときはぜひ種類にも注目してみてくださいね♪

食品で見かけるはずの賞味期限。なぜアイスにはないの?

【画像引用元】「PhotoAC」

アイスクリーム類は、-18℃以下の温度管理を守れば、長期間保存OK! そのため、消費者庁 食品表示基準の規定で賞味期限の記載の省略が認められており、パッケージに賞味期限がないものが多いんです。

「期限がないとはいえ、いつまでも置いとけないでしょ?」と思うかもしれませんが、温度を守れば品質の劣化はごくわずか。細菌も増えにくいため、きちんと冷凍庫で保管していれば、「だいぶ前に買ったんだけど…」というアイスもおいしく食べることができます♡

「冷凍庫の温度を-18℃以下に保ててるか心配…」という方もいるかもしれませんが、家庭用電気冷凍庫の温度は、JIS規格で-18℃以下と決められているため、家庭の冷凍庫できちんと保管していれば基本的には大丈夫です。

ただし、扉の開け閉めが多い場合は庫内の温度が上昇しやすく、品質も劣化しやすくなるため、冷凍庫が複数ある場合は、1つをアイスクリーム類専用にしましょう。

冷凍庫が1つという場合は、アイスをおいしく食べるためにも大量の買い置きは控え、なるべく早めに食べるようにしましょう。

何でもないようなことでも、ちょっと知っているだけで、アイス選びが楽しくなりますよね。時期や種類、保存方法に注意して、年中アイスを堪能しましょう。