株式投資の初心者がやりがちな失敗とは?大損しないため「しくじり」に学べ!
目次
今後の資産形成に不安があること、誰でも気軽にオンライントレードができるようになったことなどから「株式投資、やってみようかな」という人も増えているようです。
だけどその前に、学んでほしいのが株式投資のリスク。
今回は、初心者が陥りがちな失敗談から失敗パターンを学び、賢くお金を増やすにはどうすればよいかを考えてみましょう。
失敗① テレビで話題の株を買ったものの…(30代男性)
テレビで新製品が話題となっていた家電メーカーの株を購入。こんなにマスコミに取り上げられているのだからきっと上がるはず!と思いきや、段々と値下がりしていきました。
後から考えると、マスコミに取り上げられる時点ですでに高値になっていたんですね。一番高かったときに買ったばかりに、損を出してしまいました。
(30代、男性)
失敗② 有名人のつぶやきでその気になり失敗(20代男性)
とある有名な株式ブロガーが「これがオススメ!」とつぶやいた株式を見ると、確かに急上昇中。慌てて買ったのですが、その直後から値段が下がり、結局大損。
今、考えると*仕手株だったのかもしれません。
(20代、男性)
*仕手株:巨額の投資資金のもと大量の株売買が行われ、意図的に株価の急騰・急落が引き起こされる銘柄のこと。証券取引法違反。
失敗③ 利益確定、売りのタイミングを間違えた(40代男性)
好きなゲームメーカーの株が、新製品が人気となり買値の2倍以上までに上昇。まだまだ上がるかもしれないと思い買い足したところ、そのメーカーのゲーム機に不具合が出て株価は暴落。
ですが、買い足したことだし、この騒動が終わったらまた値を戻すだろうとそのまましばらく保有。買値の半値にまで落ちてしまいました。
(40代、男性)
失敗④ 手持ちの資金がないのに信用取引で投資(30代女性)
結婚・妊娠から家にいるようになり、おこづかい感覚でデイトレをスタート。数千円単位で儲けているうちに欲が出てきて、*信用取引で空売りをはじめてしまいました。
ある日、ちょっと席を離れたときにその株が暴落。数百万の損害をだし、結果借金に。これから出産、子育てもあり、夫にもきつく叱られました。
(30代、女性)
*信用取引 証券会社から現金、株券などを借りて株式を売買する取引のこと
失敗⑤ 一つの銘柄に集中投資して失敗(40代男性)
株をはじめたばかりの頃、手堅いと思い、貯蓄金額のすべてを大手銀行の株に投資しました。けれども、しばらくするとリーマンショックが起こりどんどん株価は下落・・・。
完全に売るタイミングを逸し大損。売るに売れなくなりそのまましばらく保有、貯蓄の半分以上を失ってしまいました。
(40代、男性)
初心者がやりがちな失敗とその対策とは?
①~⑤まで株式投資初心者の失敗談の中から、初心者がやりがちな失敗の傾向と対策についてまとめました。ひとつでも当てはまるなぁと思った人は、ぜひ対策してみてください。
勉強不足のまま投資
【対策】
・投資する会社について学ぶ
・経済状況についてネット、新聞などで学ぶ
・人の意見に惑わされず、マイルールを作る
損失額を決めていなかった、守れなかった
【対策】
・自分で売値買値を決めておき、徹底する
・AIロボット(例:THEO+など)に任せてしまう
ハイリスクハイリターンのものに手を出してしまった
【対策】
・リスクコントロールが身につくまで信用取引には手をださない
・現物重視、お金を借りてまで投資しない
分散投資を行わなかった
【対策】
・一銘柄に投資するのは自己資金の20%まで
・部門を分散させる(九州電力、中国電力のように同じ部門に投資しない)
何億損した!とか何億儲かった!という話も出てくる株式投資。ですが、きちんと運用することで、株式投資はコツコツ資産を増やす手段にもなります。上記のことを守っていたら、大きな損を出すことはないはず。小さな損なら「失敗は成功のもと」、失敗から学んで資産形成に役立てましょう。
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