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保険に入るならまず「がん保険」?周りから勧められるけどどうすれば

そなえる 白浜 仁子

保険に入るならまず「がん保険」?周りから勧められるけどどうすれば

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そろそろ40歳。芸能人のがんの話題がのぼる度、自分は大丈夫かな・・・と心配になってしまいます。周りからも勧められるのですが、やっぱりがん保険って入った方がいいですか?(30代女性Iさんの相談)

Q1 2人にひとりが、がんにかかるって本当?

国立研究開発法人国立がん研究センターがん対策情報センター

A1 確かに、がんは2人にひとりの確率でり患するといわれています。ただ、この“2人にひとり“とは、赤ちゃんが死ぬまでにがんと診断される確率で、たとえば今回の相談者のように、40歳の人が現役時代(60歳まで)にがんになる確率は、男性7%、女性9%とずいぶん低くなっています。そして、病気全体のリスクが高まるリタイア世代になると、がんもり患率が高まり、特に男性は顕著なのがわかります(上図参照)。

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Q2 がん保険って入った方がいいですか?

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A2 一般にがんにかかる医療費は平均100万~200万円といわれています。また、医療の進歩によりがんの生存率が上がる一方で、再発、転移防止のための治療が長引く人や、健康保険がつかえない自由診療を受ける人も増え、費用がかさむケースがあります。

保険加入への考え方は大きく分けると2つあり、ひとつは、がんになって心も身体もダメージを受けているときに、さらにお金の心配までしたくないなら保険で備えるべきですし、反対に、とりあえず貯金でなんとかなりそうなら必要ありません。月の医療費が一定額を超えた場合に健康保険から給付される高額療養費制度もあるため、それらを含め加入の有無、保障額を検討してください。

ちなみに、若いうちに加入したほうが月々の保険料は安くなります。仮に90歳まで払い続けたとしても、齢を重ねてから入るより一般に負担総額は少なくて済みます。加入するなら早めが賢明です。

Q3 入院、通院、先進医療…どんな保障がおススメですか?

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A3 がんと診断されたときに受け取れる「がん診断給付金(一時金)」や、入院したら”日額1万円”などと保険金が受けとれるタイプがありますが、最近は入院時だけでなく通院、薬代、交通費など自由に使える一時金タイプや、通院治療を重視したタイプが増えています。なぜなら、医療の進歩に加え病院側の事情もあり、早期に退院し、その後は通院しながら治療するケースが増えているから。他には、入退院に関係なく、抗がん剤やホルモン剤などの治療を受けたら、都度、保険金が下りるなどのタイプもあります。

Q4 がん保険を検討する上で注意することは?

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A4 当然ですが、がん保険は、がんのみに備える保険です。もし、病気全般に備える医療保険に入ってないなら、まずは、そっちを優先させるのも手。

時々、がんはがん保険でないと保険が下りないと思っている人がいますが、医療保険でも保障が受けられます。また、医療保険にがんをはじめとした三大疾病などの成人病保障が手厚くできるタイプもあるので、がん保険を考えるときの選択肢にすると良いでしょう。

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(アドバイスを受けた感想)
がんになるのが“2人にひとり”の意味ってそういうことなんですね。でも、うちはがん家系みたいだし、この機会に保険に入ろうかな。退院後のケアがしっかりできるタイプは興味があります!