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コインランドリーVS家庭用洗濯機、どっちがコスパいい?コストと洗浄力で比較

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コインランドリーVS家庭用洗濯機、どっちがコスパいい?コストと洗浄力で比較

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街中にある「コインランドリー」と自宅の「家庭用洗濯機」。どちらの方がコスパが良いか、または安いか考えたことはありますか。

本記事ではコインランドリーと洗濯機の洗浄力など、それぞれの最新事情を交えながら一人暮らしの洗濯にかかるコストを比較。短期間と長期間ではどちらがコスパがよいのでしょうか?また自宅での洗濯の仕方で水道代や電気代を節約できるお得な裏技3つもご紹介します。

最新のコインランドリーの特徴

大型洗濯機が5つ並ぶコインランドリー
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近頃のコインランドリーは、単に洗濯機が置いてあるだけでなく、さまざまなサービスや設備が用意されています。

<最新のコインランドリーのサービスや設備例>
・スマホから洗濯の状況を確認できる
・自宅まで洗濯物を回収しに来てくれ、洗濯後に配達してくれる「洗濯代行宅配サービス」を用意
・カフェ、ワークショップ、ヨガ教室、シャワー、マッサージルーム、キッズスペースなどを設置
・ショッピングモールに併設
・各種電子マネー支払いに対応
・24時間365日営業
 など

特にスマホとコインランドリーとの連携サービスを充実させる店舗が増えています。スマホで洗濯状況を確認しながら待ち時間に買い物をするなど、時間を有効活用できる場合も。

コインランドリー自体も増えている

厚生労働省が公表する「コインオペレーションクリーニング営業施設に関する調査」によれば、全国のコインランドリー総数は平成8年度1万228店舗→平成25年度1万6693店舗となり、年々増加傾向にあることがうかがえます。

単身者の増加、女性の社会進出などライフスタイルが変化したことにより、週末などにまとめて洗濯のできるコインランドリーの需要が高まっていると考えられています。

最新の家庭用洗濯機の特徴

青いアクセントのある近未来的なドラム型洗濯機
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自宅で使う「家庭用洗濯機」も進化を続けています。

<最新の洗濯機の機能例>
・洗剤・柔軟剤の自動投入機能
・無線LAN機能を備え、スマホやPCから遠隔操作可能
・ウルトラファインバブル(ナノバブル)での洗浄
・AIによる最適な洗浄サポート
・省エネ、節水、静音化
・洗練されたスタイリッシュなデザイン など

「洗剤・柔軟剤の自動投入機能」は、洗剤パックの中身を最初に全部投入し、あとは洗濯のたびに洗濯物の量に応じて洗濯槽に自動で洗剤が投入されるというもの。洗剤を計量する必要がなく、一度利用するとその便利さに圧倒されます。

また、洗濯機にも無線LANやAIによるコンピューター制御技術が投入されはじめており、スマホやとPCと連動させ、これまでにない高度な洗浄が指示できるようにもなっています。

コインランドリーと家庭用洗濯機どっちがお得?1年・と8年で総コストを比較

エプロン姿で洗濯物カゴをもち悩む30代くらいの女性
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コインランドリーと家庭用洗濯機、費用的に安くお得なのはどちらなのでしょう。以降で比較していきます。

洗濯物の量はどれくらい?

まず、洗濯物はどれくらい発生するものなのでしょう。

パナソニックの「【洗濯機全般】 洗濯量の目安を教えてください。」によれば、一人暮らしの1日の洗濯物の目安は約1.5kgと示されています。

これを基準に、一人暮らしと4人家族の洗濯物の量を算出すると次のようになります。

<洗濯物の量の目安(一人暮らし)>
1日分・・・約1.5kg 1週間分・・・約10.5kg

<洗濯物の量の目安(4人家族)>
1日分・・約6kg 1週間分・・・約24kg

コインランドリーでの洗濯代は?

コインランドリーは洗濯量によって料金が異なります。

<コインランドリーの料金相場>
5~10kg・・・300~500円
11~16kg・・・500~800円
17~24kg・・・1000~1200円
※店舗によって価格は異なります。

これに加え、コインランドリーでは洗濯後に乾燥させないと持ち出せないため、乾燥機代として約100円の料金が発生します。

仮に5kgの洗濯をした場合、総料金は400円(洗濯代300円+乾燥代100円)となります。

家庭用洗濯機での洗濯代は?

パナソニックの家庭用洗濯機「全自動洗濯機 NA-FA80H8」を例に考えます。

電気代は、消費電力量55Wh(0.055kWh)、標準的な電気料金27円/kW、洗濯時間1時間で計算すると、0.055×27×1=1.48円(小数第三位は切り捨て)となります。

水道代は、水道局にもよりますが1回の洗濯で約18円、洗剤代は製品にもよりますが1回の洗濯で約13円が目安となります。

仮に5kgの洗濯をした場合、総費用は32.48円(電気代1.48円+水道代18円+洗剤代13円)となります。

家庭用洗濯機とコインランドリーはどっちがお得?

それでは家庭用洗濯機とコインランドリーどちらがお得なのでしょう。

比較する上で、家庭用洗濯機の場合、本体価格のランニングコストを含めて考える必要があります。パナソニックの家庭用洗濯機「全自動洗濯機 NA-FA100H8」の本体価格7万1300円(価格.comの最安値、2021年4月現在)を例として使用します。

その上で、一人暮らしにおいて、1年使い続けた場合、8年使い続けた場合の総コストを比較します。

<一人暮らしで1週間に2回洗濯(約5キロ×2回)、計1年間続けた場合>
コインランドリー・・・400円×2回×約52週(1年間)=4万1600円
家庭用洗濯機・・・32.48円×2回×約52週(1年間)+7万1300円(本体価格)=7万4677円

1年間の利用であれば、コインランドリーの方が総コストは安くなります。学生の下宿や単身赴任などで1年程度の短期間で一人暮らしをするのであれば、コインランドリーで済ませてしまうのも手です。

<一人暮らしで1週間に2回洗濯(約5キロ×2回)、計8年間続けた場合>
コインランドリー・・・400円×2回×約417週(8年間)=33万3600円
家庭用洗濯機・・・32.48円×2回×約417週(8年間)+7万1300円(本体価格)=9万8388円

8年間(洗濯機の一般的な寿命目安)で考えると、家庭用洗濯機の方が総コストは安くなります。その差も大きいため、8年もの長期間、コインランドリーで洗濯を続けるのは現実的ではありません。

※なお家庭用洗濯機は廉価版モデルであれば3~4万円で買えるものもあり、高性能な大型モデルであれば10万円以上することもあります。ランニングコストは選ぶ製品次第となりますので、上記の計算はあくまで目安となります。

自宅での洗濯で電気代と水道代を節約できる裏技3つ

洗濯機の洗濯槽に水が流れ回っている状況のアップ
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1.お風呂の残り湯を使う

洗濯において最も費用がかかるのは「水道代」です。

水道代については、お風呂の残り湯を再利用して洗濯機を回すことで節約することができます。加えて残り湯の方が水温が温かいため、汚れが落ちやすいメリットもあります。

洗濯機と浴槽を結ぶ給水ホースの装着されている機種であれば、ホースを使って残り湯を吸い上げるのが効率的です。

2.重い洗濯物は下に

重い(大きい)洗濯物は洗濯槽の下に、軽い(小さい)洗濯物は上に配置して洗濯機を回します。

こうすることで洗濯機がスムーズに回転するようになるため、余計な電力がかからず、電気代の節約になります。

また洗濯物はぎゅうぎゅうに詰め込まず、洗濯槽の80%程度の容量で回すことで、スムーズな回転を促すことができます。

3.おいそぎコースで洗う

洗濯機は「おいそぎコース」、「スピードコース」、「すすぎ1回コース」などが用意されています。こういったコースは洗濯作業が簡略化されるため、一般的に電気代、水道代ともに節約できます。

ただし標準コースよりも洗浄力は落ちることが多いため、頑固な汚れの洗濯物には向きません。

以上、コインランドリーと家庭用洗濯機のお得度を比較してみました。
長い目でみれば家庭用洗濯機の方が費用的にお得ではありますが、一時的な利用であればコインランドリーの方が節約になることもあります。ご自身の置かれている状況、利用する期間や頻度なども考えつつ、どちらにするかを選ぶのがよいでしょう。