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失意の中に光明が!?キャッシュレス決済銘柄を探れ!【初心者株投資37話】

ドタバタ!株投資ルポ うだひろえ

失意の中に光明が!?キャッシュレス決済銘柄を探れ!【初心者株投資37話】

確実に近づいてきた、ワクチン接種という期待。やっと前を向けた!

コロナ禍も1年数カ月が過ぎ、前回までのとにかく下がり続けていた気持ちが、やっと、やっと少しだけ上向きになってきたのを感じています。それはやはり、ワクチン接種が確実に進んでいるからのように思います。

わが家のかかりつけ医からは、順番は年齢的にまだ先になるけれど、それでも確実にワクチンが用意できることを聞きました。また、私の母(65歳)も1回目の接種が終わって近々2回目を予定しており、山ほどあった不安の1つ1つがゆっくりと解消されていくのを感じています。

わが家の経済的な問題が解決するのはまだまだ先になりそうなので、投資にドーンとお金を出すことはまだできませんが、それでもいくらか前向きな気持ちで、次はどんなところに投資しようかな、と銘柄チェックをするようになってきました。

正直なところ、ここ数カ月はコロナ禍のあまりの出口の見えなさにそんな気持ちにもなれず、「株投資ルポ」と銘打っているこの連載も続けられるのか心配になりましたが、いやはや、なんとか続けられそうです。引き続き、よろしくお願いいたします。

そんな私が最近見ている銘柄は、前回も書いた「応援投資」であり、ごく身近なところのサービスでもあり、まだまだこれから成長するであろうという分野。「キャッシュレス決済」関連銘柄です。

まだまだ成長の余地あり!「キャッシュレス決済」関連銘柄の希望の星を探せ!

カフェでのQR決済
【画像出典元】「stock.adobe.com/Buffaloboy」

コロナ禍で私たちの生活が急激に変わったとしたら、やはり外食ではないでしょうか。テイクアウトやデリバリーが主流になり、非接触デリバリーやモバイルオーダーが急激に生活に入り込んできました。

私がよく使うのはマクドナルド<2702>のモバイルオーダー。スマホアプリで注文&決済して、お店に到着後作り始めてもらい、完成後すぐに受け取れるサービスです。特に近所のロードサイドの店舗では、駐車場に番号がふってあって、駐車した場所の番号を入力すればそこまで商品を届けてくれるという、コロナ禍にはありがたすぎるサービスまでやってくれます。(一部の店舗のみのサービスのようです)

対面オーダーで言葉を発する必要もなく、支払いでお金やレシートの受け渡しをすることもなく、店員さんとの接触は受け渡しの時のみ。私たちも車から降りる必要もなく、特に子どもを連れていると車内で待たせることなく助かります。

キャッシュレス決済は、随分と浸透したように思えますし、私は普段現金を持ち歩くことがかなり少なくなりました。しかしそれでもキャッシュレス決済の利用比率を海外と比較してみると、韓国が9割以上、中国が6割、欧米諸国で4~6割に対し、日本は2割ほどといわれています。

経済産業省は2025年までに4割程度、将来的には80%を目指すとしています。
(参考:経済産業省「キャッシュレスの現状及び意義」
https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/cashless/image_pdf_movie/about_cashless.pdf)

また、以前は店舗側からすると、キャッシュレス決済による手数料が割高なため、現金払いの方が喜ばれていましたが、今はさまざまなサービスが登場しています。

例えばリクルート<6098>が提供している「AirPay」は私がよく使う個人店も導入されているのを見かけますが、端末代や運営費用は実質0円、かかるのは決済手数料がつど3.24~3.74%、入金サイクルも月3回~6回と短く、POSレジもアプリでできて売上管理や分析、会計ソフトとの連携もできるというので、メリットの方が多いように思います。キャッシュレス決済を使う方も気持ちが楽です。

ただマクドナルドやリクルートは人気銘柄で、株価も4000~5000円と手が出ませんから、「キャッシュレス関連銘柄」で検索して探ってみたいと思います。

出てきた!5万円台で購入可能なキャッシュレス決済銘柄

キャッシュレス決済
【画像出典元】「stock.adobe.com/tippapatt」

以下株価は全て6/4終値。

ウェルネット<2428>

コンビニなどでの決済・収納代行大手。プリペイド型電子マネーや電子チケットサービスも主力分野に。515円。

JNSホールディングス<3627> 

IoTソリューション事業が主力。法人・個人向けアプリやデバイス、小中学教育関連も。549円。

フライト<3753> 

携帯端末利用の電子決済端末アプリサービスを展開。IP電話やITコンサル・開発も。551円。

この辺りが個人的に気になります。

特にJNSホールディングスの子会社であるネオス株式会社は、自社サービスのチャットボットがモスフードサービス<8153>に採用されたり、ファーストキッチンのモバイルオーダーアプリを開発したり、Nintendo Switchソフト「クレヨンしんちゃん『オラと博士の夏休み』」が7月に発売予定だったりと、気になるニュースが目白押し。これは買いですね(即)。

株価も、コロナショックで300円台まで落ちた後に700円台まで回復、その後この半年は500円台から600円台をウロウロ。材料次第ではこれから上がりそうな気配を感じます。

こんな感じで、久しぶりに前向きに検討する気持ちが出てきて、自分でもびっくりです。まずは自分の経済基盤を整えることからですが、未来が明るいように思えてきました。引き続きまた掘っていきたいと思います。