ついに始まった「LINE モバイル」は本当におトクなの?
以前「格安スマホは『LINE モバイル』が出てから検討した方がいい!」と言われていたので、LINEの発表を待っていました。正式にサービスが開始された今こそ、「LINE モバイル」の魅力と検討すべきポイントを教えてください。
Q1 「LINE モバイル」のプランは何がすごいの?
A1 LINEの通信量をカウントしないところです!つまり、月額500円(1GB)で、LINEの通話とトークが使い放題なんです。TwitterとFacebookまでカウントフリーにしても、1110円(3GB)~。スマホを持っているけど、実際のところLINEとTwitterとFacebookがあれば事足りるという人には、他社に比べて月々の通信量を大幅に安く抑えることができます。
Q2 LINEを多用していたら、「LINE モバイル」に変えるべき?
A2 そうですね。LINEを多用する方なら、お得なことが多いでしょう。ただし、自分や家族がスマホをどのように利用しているかを確認して、総合的に判断する必要があります。
確認しておきたいのは次の4点です。
1)データ通信をどれくらい使っているか
2) SNSは何を最も使っているか
3) 電話をどれくらい使っているか
4) どんな通信環境なのか
1)と2)に関しては、iPhoneであれば「バッテリー」の使用状況、Androidであれば「電池使用量」を見ると、何をどれくらい使っているのかパーセンテージで表示されますので調べてみてください。バッテリーの使用量=通信量ではありませんが、目安になりますよ。例えば動画視聴はLINEでは無料ですが、TwitterとFacebookでは料金が発生する場合もあるので、普段どんなふうにSNSを使用しているかは検証すべきです。
3)について。LINE通話は無料ですので、それ以外の通話がどれくらいあるのかということです。携帯電話や固定電話への通話は、有料のIP電話機能「LINE Out」を使いますので、電話の頻度によっては主要3社のかけ放題などのプランの方がお得になることも。また、「LINE Out」では消防・警察・救急などの緊急電話ができないのも要注意!自宅や職場に固定電話があるのか、つまり緊急の場合に代替となる通信手段があるかどうかは大事なポイントだと思います。
4)については、自宅や職場にWi-Fi環境があるかどうかで、月額データ容量の選択、つまり料金が変わってきます。これらを総合的に判断する必要があります。
Q3 LINEって若い人向けのイメージがありますが、モバイルはどうなんでしょう?
A3 モバイルは年齢に関係なく、電話代わりにLINEをするような人にはおすすめです。そもそもLINEはスタンプなどのイメージから、若い人が使っているイメージが強いですが、その使いやすさから、意外とシニア世代も使っています。スタンプやアプリは使わずに、通話とトークのみという感じですが。
Q4 子どもに持たせるのはアリですか?
A4 アリです!というのも、子どもに持たせることも考えられていて、出会い系やSNSによる高額請求など、ネットの危険にさらされるのを防ぐ「フィルタリング」(有料)が使えます。
ただし、LINEを多く使うから子どもに「LINEモバイル」というのは安易です。両親が使っている携帯電話会社の家族割などと比較して、検討してみてください。SIMカードを購入することで古いスマホを活用したい方には「LINE モバイル」はもってこいですが、新規契約する場合は機種代金もかかってくるので、家族割などの方がお得になる場合も!
「LINE モバイル」のプランは基本料が圧倒的に安くて魅力的!でもTwitterとFacebookの動画視聴がカウントフリーでないのは盲点かも。動画はついつい見てしまうけど、データ容量をかなり食っちゃうんですよね。