夜のエアコン、付けっぱなしでOK?節電のコツとおすすめ快眠グッズ
蒸し暑い夏の夜には、エアコンをつけて快適に過ごしたいもの。でも「冷房で身体の調子が悪くなりそうで心配」、「付けっぱなしにすると電気代が心配」など、懸念点もいくつか出てきますよね。
夏の夜、エアコンは本当に付けっぱなしでよいのでしょうか。設定温度等はどう調整すればよいのでしょう。今回は、エアコンを使った夏の快眠のコツや節約のコツについて紹介します。
エアコンを使った快眠のコツ
蒸し暑い真夏の夜、快適に眠るためには、エアコンはどのように使うべきなのでしょう。ここでは「快眠」の観点から、エアコンの使い方におけるテクニックを解説します。
エアコンは付けっぱなしがおすすめ
エアコンを切って眠ると、暑さで眠れず睡眠の質が低下することがあります。最初は入眠できても、途中で目が覚め、結局疲れが抜けないことも。
そのため、エアコンは消したり、入り切りを繰り返したりせずに「付けっぱなし」にした方が快適な睡眠がとれ、健康のためにもなります。
なお電気代に関しては、同じ設定温度の場合「一晩中つけっぱなしの場合」と「入り切りを繰り返した場合」だと、「入り切りを繰り返した場合」のほうが積算消費電力量は若干低くなることが三菱電機の比較実験で確認されています。
寝室に入る30分前にON、風は上向き
真夏の場合、エアコンを付けても室温が下がるまで時間がかかりますので、寝室に入る約30分前にエアコンのスイッチを入れておくことをおすすめします。
風向きは「上向き」に設定しましょう。暖かい空気は上部、冷たい空気は下部に溜まる性質があるため、部屋全体を均一に冷やすためには上に向けて冷気を放出します。
湿度60%以下を保つ
「湿度」が高いほど人間は暑さを感じやすくなります。熱中症の発症は温度に加えて湿度も関係していますので、熱中症予防のためにも湿度に気を配ることが大切です。
一般的に、湿度は「60%以下」でキープすることがよいとされています。冷房や除湿機能(ドライ)を使い、湿度についても管理しましょう。
衣服や寝具を工夫する
「通気性のよい衣服を着て寝る」「冷感素材や吸湿性の高い素材の布団を使う」など、寝具を工夫することで涼しさがアップし、快眠を促すことができます。
末尾で紹介しますが「ホワイトノイズマシン」「リカバリーウェア」「機能性枕」といった快眠グッズも併せて使うことで睡眠の質をより高めることができます。
節電のコツ
続いて、エアコンの電気代を「節電」するためのコツについて解説します。電気代の値上がりが続いているため、節電テクニックを駆使して少しでも消費電力を減らしていきましょう。
設定温度を下げ過ぎない
エアコンは、設定温度を下げるほど(室温や外気温と設定温度の差が大きいほど)、より多くの電力を消費します。節電のためにも、温度は26~28℃に設定しておくことがポイントです。(東京都環境局は、冷房時の室温28℃を推奨しています)。
自動運転に設定
自動運転モードは、設定温度に到達するまで最大運転を行い、到達後は弱運転や送風運転で効率よく部屋を冷やします。エアコンが最も効率よい方法で部屋を冷やすため、節電につなげやすくなります。積極的に自動運転を活用していきましょう。
フィルター掃除をこまめにする
エアコンのフィルターが汚れていると、エアコンの運転効率が下がり、余計な電力がかかってしまいますので、定期的に掃除することで節電につながります。フィルター掃除は、目安として2週間に1回行うのがベストです。
扇風機やサーキュレーターとの併用
扇風機やサーキュレーターを設置し、冷気を効率よく循環させることで、エアコンの消費電力が安定し節約につながりやすいです。
扇風機やサーキュレーターを設置する場合、「エアコンと向かい合わせる形で置く」「頭を天井に向ける」の2点がポイントとなります。部屋の下部に溜まりやすい冷たい空気を、扇風機やサーキュレーターの風を使い上に向かって循環させることで、スムーズに部屋を冷やすことができるのです。
夏の快眠最新グッズ
最後に、心地よい眠りを促す、最新の快眠グッズを紹介します。エアコンと快眠グッズを併用し、もうワンランク上の眠りを目指しましょう。
ホワイトノイズマシン :Dreamegg ホワイトノイズマシン D11Max
サウンド(音)を発生させ、周囲を環境音によってリラックスした状態にさせてくれる機器です。
赤ちゃんが泣き止む音(スースー音など計7曲)、癒し系の自然音(川のせせらきなど計8曲)、ノイズ音とファン音(ホワイトノイズなど計6曲)のサウンドを用意し、音量は0~80dBまで細かく調整可能、おやすみタイマー機能も搭載しています。
快眠グッズとして使うこともできますし、仕事や勉強時の集中力アップグッズとしても活用できます。
価格:税込4999円(公式オンラインショップでの価格)
リカバリーウェア:BAKUNE Dry
「リカバリーウェア」とは、睡眠時に着用することで疲労回復を促すことを目的とした衣類です。
一般医療機器に分類され、血行促進効果によって、寝ている間に「筋肉のハリ・コリの軽減」「ストレス軽減」「疲労軽減」などの作用を得ることができます。
吸湿速乾性の高い素材を採用しているため、睡眠を妨げる寝苦しさや寝冷えの対策にもなります。肩や腕回りの形状を工夫し、寝返りがしやすい作りとなっている点もメリットです。
価格:税込1万8700円(公式オンラインショップでの価格)
機能性枕:ジムナストソフトフィール
岡山県立大学と共同開発された機能性枕「ジムナスト」シリーズの最新モデルです。ジムナストシリーズは累計35万個を販売している人気シリーズでもあります。
人間は一晩に約30回の寝返りを打つといわれており、寝返りが上手く打てるかも睡眠の質を左右します。「ジムナストソフトフィール」は寝返りを誘発しやすい設計となっており、この枕で眠ることで、心地よい寝返りが打ちやすくなります。
また、中材の量を調節することで高さをカスタマイズできる「セルフオーダー枕」であるため、その人に合ったベストな高さで使うことができます。
価格:税込1万780円(公式オンラインショップでの価格)
7~9月は暑い日が続き、熱帯夜となることも少なくありません。睡眠環境を上手く整えないと、疲れが残りやすく、体調不良や熱中症につながることもありますので、エアコンや最新の快眠グッズなどを上手く活用し、心地よい環境を作り上げましょう。