賃貸でも実現可能!部屋の雰囲気がガラリと変わる“壁”ワザ3
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味気ない賃貸のお部屋を、海外のおしゃれなアパートみたいに自分の手で変えられたら…。そんな望みを叶える近道は“壁面”にあるようです。
まったくの初心者から、持ち家のセルフリノベーションのためにDIYをスタートし、今やオリジナル家具まで手がけている人気ブロガー、ゆぴのこさんに、すぐに真似できる壁のリメイク術をいくつか教えていただきました。
壁面こそ個性をアピールできる舞台!
原状回復できる便利ツールに注目。
貼ってはがせる壁紙シールなど、壁そのものの色や模様を変えて楽しんでいる方はすでに大勢いますが、もう一歩進んだ壁のリメイクで、さらに雰囲気や機能を変えることができるようです。
「DIY好きの間でよく使われているのが『ラブリコ』や『ディアウォール』ですね」と、ゆぴのこさんが真っ先に挙げたのが、小さな突っ張り器具。標準規格の木材の両端に装着するだけで、強力な突っ張り棒に変身するというもの。その木材を天井と床に突っ張らせて立てれば、新たな柱や壁が作れます。
LABRICO-ラブリコ/公式ブランドサイト
DiaWall ディアウォールパンフレット
さらに、設置した2本の突っ張り柱の間に板を渡すとオープン棚が、また薄い板を壁一面に打ち付ければ、雰囲気のある木の壁が出来上がります。その壁なら、たとえ賃貸でも釘打ちやペンキ塗りももちろんOK。
「私は、部屋全体の雰囲気に合わせて『ラブリコ』で突っ張らせた木材も黒に塗装し、そこに直接棚板を固定させて飾り棚にしています」(上写真右端)
そのほかパーテーションやハンガーなど、応用の幅は実に広く、「原状回復が前提の部屋のリメイクに、今や欠かせません」とゆぴのこさんも太鼓判。
ホチキスで壁面に棚を固定!?
小さくて手軽で力持ちな「壁美人」。
上写真の六角形の棚は、子供部屋にゆぴのこさんが作りつけた棚で、なんとホチキスで壁に固定されています。上の段の横板を支えるようにチラリと見える白い金具が石膏ボード用固定ツール「壁美人」(拡大右写真)。これを使うとホチキスだけでさまざまなものを壁に掛けられるようになり、抜いた後もどこに付けていたのか分からないくらい、ほとんど穴は目立ちません。
「いろんなタイプやサイズがあって、賃貸でも壁面収納を作れたり、テレビも掛けられますよ」とゆぴのこさん。うまく使いこなせば、余計な収納家具も減らせて部屋を広く見せることもできそうです。
ロングセラーの王道アイテム
「有孔ボード」は裏切らない!
「壁面活用といえばコレも必須アイテム」と最後に教えてくれたのが「有孔(ゆうこう)ボード」。等間隔にあいた穴にいろんなものを引っ掛けたり、飾ったりできる、DIYには欠かせない超便利アイテム。ゆぴのこさんは子供部屋のベッドヘッドと壁の間に黒の有孔ボードを挟み、ランプや寝る前に読む本を置く棚を設置しています(写真左)。
「ボードは壁とベッドで挟み、倒れてこないよう虫ピンで角を固定しているだけ。有孔ボード専用のフックやネジを使うことで、壁面を傷つけることなく何でも取り付けられて便利ですよ」
また、ゆぴのこさん自作のアトリエでも、さまざまな工具を使い勝手良く収納するのに、先の「ラブリコ」と有孔ボードを活用(写真右)。
「形も大きさもバラバラの工具に合わせてフックを配置し“見せる収納”に。使いやすい上に、愛着がさらに増します(笑)」
便利アイテムをフル活用して
賃貸でも気軽にセルフリノベ。
このように、壁を傷つけることなく棚をつけたり、装飾したりといったセルフリノベは、道具次第で可能性が大きく広がります。今回紹介した3タイプのアイテムは、どれもネットショップやホームセンターで簡単に手に入り、値段もお手頃。まずは身近な壁のイメチェンに挑戦してみませんか?
9月には福岡市中央区天神の「住まいるギャラリー」で、ゆぴのこさんによる簡単DIYのワークショップも開催されますので、こちらもチェックしてみてください!
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