1年間で約5万円も節税!?老後に役立つおトクなおカネの貯め方とは?
毎年やってくる年末調整の手続き。
多くの方が生命保険料控除の証明書を職場に提出し、12月の給与明細を見て、その還付金額に少しトクした気分になったはずです。
保険の本来の目的である「万が一の備え」が節税にも繋がるって嬉しいですよね!でも同時に、こうした「かしこい節税」がほかにもできないものかと考えた方もいませんか?
実は他にも、誰しもやってくる「老後」に向けてお金をしっかり貯めながら、節税効果を得られる方法があります。それが「iDeCo」(イデコ)です。
聞いたことはあるけど...iDeCoってなに?
iDeCoとは「個人型確定拠出年金」の愛称のこと。毎月の掛金を設定後、定期預金や投資信託などから好きなものを選んで運用。積み立てた資産を、原則60歳以降に「年金」または「一時金」として受け取ることができる、個人で加入する“じぶん”年金制度です。
なぜ年金で節税?と思った方もいるかもしれませんが、iDeCoのメリットはなんといっても、毎月の掛金が「全額所得控除」の対象となること。掛金のなんと「全額」がそのまま課税所得から差し引かれるので、その分所得税・住民税の減額につながります。
では具体的にどのくらい節税できるのでしょうか?
現在加入している年金制度や年収によって個人差はありますが、例えば、年収500万円の30歳会社員が毎月2万円を積み立てた場合、60歳までの30年間で、なんと合計144万4000円の節税効果が見込めます!
毎年約5万円も節税できるなんて、なんだかおトクな気分になりますよね!
iDeCo加入者が語るリアルな声
では実際にiDeCoを利用している方は、iDeCoについてどう考えているのでしょうか?まずはよかった点から。
※福岡銀行アンケートより抜粋
やはり節税のおトク感に関する声が多いようですね。一方、iDeCo加入時にはこんな不安も。
「投資」というイメージもあり、皆さん何かしらの不安を感じていたようですね。実際に始めてみて見えてくる部分もあるとは思いますが、できれば加入前に不安や疑問は解消しておきたいですよね。そんなときはお金のプロに聞いてみましょう!
ファイナンシャルプランナーに聞く!iDeCoを始める際のポイントとは?
iDeCoに詳しい、ファイナンシャルプランナーの白浜さんに疑問をぶつけてみました。
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fpフェアリンク株式会社 代表取締役
白浜 仁子(しらはま ともこ)
資産運用、住宅ローン、生命保険、相続、家計管理などライフライン全般について多方面からサポートできるのが強み。講演、企業研修、執筆などにも従事する。
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Q.iDeCoを始めてみたいけど、どういった商品を選んで運用していけばいいのかわかりません。
iDeCoは、60歳までじっくり積み立て老後資金を準備していく制度です。一般に10年、20年などの長期運用となるため、せっかくなら投資信託でお金をふやすことを意識してはいかがでしょうか。投資信託はリスクを伴いますが、債券等を中心に運用するローリスク・ローリターンの商品や、株式等を中心としたハイリスク・ハイリターンの商品などから好きなものが選択できます。
ただ、中には老後資金の準備はしたいけど投資は好まないという人もいるでしょう。そんな人は、定期預金のような元本確保型商品もあるので安心してください。運用商品の変更はいつでもできるので、あまり考えこまず、「まずは始めてみる」のが良いと思います。月5000円という少額からはじめられるのもiDeCoの特徴です。
Q.手数料は?節税や運用の効果以上にコストがかかって損しないか不安です。
手数料は毎月一定額が必ず発生します。金融機関によって様々ですが、掛金に関わらずだいたい数百円です。ただし、年間の節税額の大きさを考えれば十分に吸収できる範囲ですし、運用についても、もし掛金全額を投資信託に使うのが不安であれば、例えば定期預金と投資信託、といったように運用先を分けることもできます。投資信託の価額は下がることもありますが、その時は、安く仕込める(安く投資できる)タイミングです。不安に感じるのではなくむしろ先を楽しみに積み立てていきましょう。
大切なのは、受取開始となる60歳以降がゴールであるということです。
60歳ぎりぎりまで投資をしなければならない訳ではありません。例えば、60歳が近づいてきたときに早めに投資信託を解約し定期預金に預け替えをしておけば、先に利益を確定することもできます。また、最長70歳まで運用を続けることも可能です。長期的な目線でじっくり育てていきましょう。iDeCoの本来の目的は、「老後の資産づくり」です。効率的に老後資金を準備できますし、まずは手数料を気にしすぎず少額でもいいので、将来の自分のために始めてみましょう!
Q.60歳まで払い出しできないのが不安。もし病気などで払えなくなった場合はどうなるの?
払出ができないということは、逆に言うとコツコツ確実に老後資金をきちんと準備できるというメリットと捉えることもできます。節税につながるからといって毎月の積立金額をやみくもにふやすのではなく、無理のない範囲での積立を心がけたいですね。
また、万が一ご本人が一定の高度障がい状態になった場合には、60歳を待たずして障害給付金として受け取れ、お亡くなりになった場合は、ご遺族が死亡一時金として受け取ることができます。
Q.申込手続きが大変そう。どこかに相談できますか?
申込は特に難しいことはなく、iDeCoを取り扱う金融機関には相談可能なコールセンターもあるのが一般的です。
まずは金融機関から申込書類を取り寄せます。手元に用意するのは、基本的に年金手帳と掛金引き落とし口座の通帳、その届出印だけ。以下のように、①申出書に必要事項を記入、銀行届出印を押印。②証明書に勤務先の署名捺印をもらったあと、重要事項確認のための③確認書に署名し、まとめて金融機関に返送するだけです。早ければ1か月程度で手続きが完了しますよ。
とはいっても、金融機関によって申込書の書式は違いますので、申込についてわからないことがあれば、その金融機関へ相談するのが一番簡単だと思います。
iDeCoは、やらない理由がないといっていいほど、全員が利用すべき制度だと私は思っています。ぜひこれをきっかけに、老後に向けての資産形成について考えてみてください。
どこで申し込めるの?まずは資料請求から!
ふくおかフィナンシャルグループ傘下の銀行(以下、FFG)ではiDeCoを取り扱っています。
「商品数が多くて選べない!」という迷いが生じないよう、商品ラインナップを17種類に厳選してご案内しています。いずれもわかりやすい商品性や低水準な運用コスト(信託報酬)などが特徴の、FFGが自信をもっておすすめできる銘柄です。
また、①商品選定の相談から②申込手続きの案内、③加入後のフォローまで、専用スタッフによるきめ細やかな電話サポートを受けることができます。
毎年節税をしながら、効率的に老後資金を準備できるiDeCo。今年の年末調整にむけて、節税メリットを受けながら老後資金をコツコツつくっていきませんか?
皆様のご相談をお待ちしています。
※iDeCoには所定の加入資格や条件がございます。
FFGのiDeCoホームページはこちらから