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あなたにとって毎月の生活に絶対必要なお金はいくら?「ミニマムライフコスト」を計算してお金から自由になろう!

実践ミニマルライフ しぶ(澁谷 直人)

あなたにとって毎月の生活に絶対必要なお金はいくら?「ミニマムライフコスト」を計算してお金から自由になろう!

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こんにちは、ミニマリストしぶです。「あなたのミニマムライフコストはいくらですか?」と聞かれて、即答できる人はどれだけいるでしょうか。「ミニマムライフコスト」とは大ざっぱに言えば、「毎月の生活費」のこと。今回は僕自身の生活コストを公開しながら、「ミニマムライフコスト」を把握しておく大切さにをお伝えします。

僕の「ミニマムライフコスト」は11万円になりました

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出典元:Thinkstock

家計の管理をしたり節約を実践する前にまず、一番にやっておくべきことがあります。それは冒頭でもお話した「ミニマムライフコスト」を把握することです。

僕の「ミニマムライフコスト」は現在11万円です。その内訳は以下の通り。

【固定費】
シェアハウスの家賃:4万5000円(水道光熱費・消耗品などの雑費込み)
WiMAXインターネット:3411円
スマホ代:1690円
コンタクトレンズ:2490円
サプリメント:1500円
AmazonPrime:325円
ニコニコ動画プレミアム:1080円

【変動費】
食費(自炊):1万円
交通費:5580円 (よく通う渋谷への交通費。310円x18日)
交際費:1万5000円
書籍代:1万円
作業に集中するためのカフェ代:1万2000円

【合計:107586円】
引用元:http://sibu2.com/minimum-life-cost

このように、多めに見積もっても、僕は現在11万円あれば満足に生活できることがわかっています。

「ミニマムライフコスト」を計算して「無駄なお金の使い方」を見直そう

ミニマムライフコスト」とは作家の四角大輔さんが提唱した考え方で、「1カ月のあいだ自分自身やその家族が健康的な食事ができて、快適に寝る場所を確保するために必要なお金」のこと。

これを把握しておけば「自分がいくら稼げばいいか」が鮮明になり、「お金が足りなくなる」という恐怖から逃れることができます。例えば、何らかの事情で収入が突然に減少した場合も、自分や家族の生活できるラインが分かっていれば、その確保を目指して対策を取りやすくなります。

さらに、「ミニマムライフコスト」を計算する過程で、あなたの細々とした出費も含めた「無駄なお金の使い方」も丸見えになります。

例えば食費が3万なら、その金額に収まる買い物をすれば良いですが、逆にその金額を超えた買い物をしてしまえばすぐに”使いすぎ”だと認識できるはずです。日々のお金の使い方にストッパーをかける意味でも、「ミニマムライフコスト」の把握は重要です。

固定費を見直せば「ミニマムライフコスト」を大幅削減できる

しかし、食費や光熱費のように毎月変動する金額を見直しても、正直そこまで大きな節約に繋がることは稀です。

なので、僕の場合は、家賃や通信費など大きな「固定費」を見直すことで、以前より「ミニマムライフコスト」を大幅に削減しています。

固定費の見直しは以下の2点です。
1)家賃の高い東京でシェアハウスに住む(東京一人暮らし家賃平均約6.6万円(※)→シェアハウス約4万円。さらに初期費用は0円に)
2)スマホは格安SIMを使う(7000円→1600円)
(※)「20代社会人シングル男女の一人暮らしデータ2009」よりhttp://suumo.jp/article/oyakudachi/oyaku/chintai/fr_data/F0svy003/

《参考リンク》
【実践ミニマルライフ】初期費用20万円が0円に。シェアハウスを使ってお得に引っ越しました。
【ためる】話題の格安SIMに乗り換えたら月々のスマホ代が1600円に!

一人暮らしで引っ越しを考えている人がシェアハウスを検討すれば、初期費用の数万円が節約できますし、月々の家賃も大幅に下がります。また、毎月のスマホ代に1万円払っている人が毎月1690円に節約できれば、月々8310円もの節約になります。

上記の工夫はあくまでも一例ですが、「ミニマムライフコスト」をきちんと把握できたら、次に「大きな固定費を削減できないか」を考えてみてください。

「ミニマムライフコスト」を最小限に抑えておけば浮いたお金を貯金に回したり、自分が本当に必要する場面にお金を集中させることができます。

お金の不安と向き合うために、きちんと「ミニマムライフコスト」を計算しよう

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当然ですが、人が生きるためにはお金が絶対に必要です。多くの人は「もっとたくさんのお金を稼いで幸せになろう」と考えがちですが「自分がどれだけのお金を稼げば幸せに生活できるか」の指標をもっておかないと、いつまでたってもお金への欲望が尽きません。結果として、たくさんのお金が稼げないと不安を感じてしまうのです。

ただ、こうしたコストは年齢や条件で変わっていくため、その時々で見直していきましょう。僕の場合も、変動費で見える「交際費」や「交通費」は以前と比べ、かなり増えました。その理由は、今年から「個人事業主」となり、仕事関連で人に会うことがかなり増えているためです。


お金の不安から逃れるためにも、無駄な出費を削減できないかを確認するためにも、ぜひ一度あなたにとっての「ミニマムライフコスト」をきちんと計算しておくことをおすすめします。