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初期費用20万円が0円に。シェアハウスを使ってお得に引っ越しました。

実践ミニマルライフ しぶ(澁谷 直人)

初期費用20万円が0円に。シェアハウスを使ってお得に引っ越しました。

shironosov/iStock/Thinkstock

こんにちは、福岡の賃貸から東京のシェアハウスに引っ越したミニマリストしぶです。

「シェアハウスに住むと家賃の節約になる」「初期費用が掛からないから引っ越しが負担にならない」そんなイメージの強いシェアハウスでの生活ですが果たして本当でしょうか?

結論からいうと「他人との共同生活が苦じゃなければ、生活費はかなり安くなる」です。この記事では僕がシェアハウスに引っ越すことでいくらの節約になったのか、逆に共同生活の中で困ったことなどシェアハウス生活のリアルを赤裸々に公開します。

シェアハウスのおかげで20万円以上安く引っ越しできました

引っ越し

出典元:PavelIvanov/iStock/Thinkstock

僕は現在、都内にある家賃4万円台のシェアハウスに住んでいます。一般的に一人暮らしを始めるために賃貸を契約すると仲介手数料、礼金、鍵交換費用、保険など家賃の4カ月~6カ月分の初期費用が掛かってしまいます。

しかしシェアハウスの場合、礼金など掛からず初期費用が一切掛からない場所もありますし、どんなに高くても家賃の1カ月~2カ月程度で入居できる。それも敷金(預かり金)として払う初期費用であることが多いので、自分の手元に戻ってくるお金です。

僕は友人づてでシェアハウスを紹介してもらったこともあり、初期費用を一切払うことなく入居できました。仮に一人暮らしをしようと家賃5万円の賃貸を契約したとすると、初期費用を少なく見積もって「家賃x4カ月」で計算しても20万円以上掛かることになるので、それだけ安く入居できたことになります。

シェアハウスがお得なのは初期費用だけじゃありません

キッチン

出典元:maroke/iStock/Thinkstock

僕の住むシェアハウスでは家賃に水道光熱費と固定のインターネット利用料も含まれているので、その分だけ毎月の生活費が安くなります。加えて最初から共用の家具家電も揃っているので自分で買い揃える必要がありません。おかげで僕はキャリーバッグ1つに服やパソコンなど最低限の持ち物だけ引っ越すことができました。

一般的にシェアハウスは「家賃(インターネット利用料込)+固定の光熱費」の形態になっていることが多いですが、僕の入居したシェアハウスのように、家賃に光熱費雑費が含まれている場合もあります。もし、そのようなシェアハウスを見つけることができれば月々の生活費が格段に安くなります。

また賃貸と違い、退去時の費用が掛からない場合がほとんどなので、頻繁に引っ越しをする人にとって大きな節約に繋がります。僕は契約時の初期費用だけなく、生活に必要な家具・家電類の買い揃えやインターネットを契約する手間とお金も削減することができました。

比較として、僕が福岡に住んでいたころの家賃は2万2000円でしたが、これに光熱費・通信費・日用品類を含めると3万円程度。さすがに地方にいた頃に比べると東京での家賃は割高ですが、福岡の部屋は賃貸ということもあり、入居・退去の費用の合計で15万円ほど払っています。

福岡の賃貸はちょうど1年間住んでいたので、入居・退去にかかった費用を含めると15万円÷12カ月=1万2500円でこれを家賃・光熱費の3万円に加えると4万2500円。東京で生活する時の生活費は、福岡の実質的な負担と大きく変わりませんでした。

共同生活が辛いと思ったら「出る」という選択肢も考えておきましょう

しぶさんの部屋

 

これまでシェアハウスのメリットだけを説明してきましたが、当然デメリットも存在します。シェアハウスに住む以上、他の住民との付き合いだったりルールを守る必要が出てきます。バスルームを利用する時間に制限があったり、ゴミ捨ての当番を守る必要があったりと、一人暮らしにはない縛りがあるのです。

かつ自分一人の時間やプライバシーを確保することが難しくなるので、常に他人と居ることにスレトスを感じる人には向かない可能性があります。僕が4万円台で都心のシェアハウスに住めているのも、個室ではなく1部屋2人の「相部屋」だからという理由があります。

プライバシーを確保したい人は、多少家賃を上げてでも「個室」のシェアハウスを探した方が良いでしょう(ちなみに見出しの画像は僕が実際に住んでいる部屋です)。ただシェアハウスは退去のハードルも低いので、「一度住んでみて合わないと感じたらシェアハウスから出る、気に入ったら住み続ける」という割り切った選択肢も考えておくと気が楽です。

シェアハウスが気になるなら、絶対一度は経験した方がいい!

男女グループ

出典元:PhotoAC

この記事ではシェアハウスの金銭的な話をメインに扱いましたが、金銭的な話以上に「人と人が関わるからこその醍醐味」もあります。シェアハウス内でイベントを開催して交流を深めたり、一人暮らしでは巡り会えない人たちと出会うことができました。

僕も基本的には一人で居ることが好きな人間なので「共同生活とか絶対無理」だと感じていたにもかかわらず、今では快適にシェアハウス生活を送ることができています。男女6人の共同生活にスポットを当てたTV番組「テラスハウス」をきっかけにシェアハウスブームが起こっていますが、実際に自分で体験してみることでシェアハウスが人気になる理由がわかりました。


物は試し、シェアハウス生活に興味がある人はぜひ一度体験しておくことをオススメします。