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投資初心者でも簡単!投資を成功に導く5つの方法

ふやす 権藤 知弘

投資初心者でも簡単!投資を成功に導く5つの方法

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ファイナンシャルプランナーの権藤知弘です。

今回は20代の皆さんに知っていてほしい投資に関するアレコレです。インターネットが普及することで社会を取り巻くいろいろなことが大きく変化してきました。今回のテーマである投資に関しても、ネット専業の銀行や証券会社などが増えてきて10年前とは全く違うといっていいほど投資環境が変わっています。

ただし、簡単になっているのは投資に関する環境や手続きであって、投資に対する考え方の基本は変わっていません。まずは投資に関する考え方です。

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投資初心者の心得1~投資する金額は貯金できる額の1/3~半分まで

預貯金は「お金を貯める」ものですが、「お金を動かしながら増やす」のが「投資」です。預貯金はお金が減ることはありませんが、投資は資産価値が増減し元本割れする可能性もあります。

ですので「どれぐらいの金額を投資するか?」を十分に考える必要があります。投資が初めての人は、貯金できる金額の1/3から多くても半分を超えることがないようにしましょう。

投資初心者の心得2~運用は長期・分散・定期が基本

分散投資の方法
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投資する分野は株式・投資信託などの金融商品や不動産や金などさまざまですが、基本的な考え方は同じです。

1)短期間ではなく長い期間を使う
2)一つの分野、一つの商品ではなく投資先を分散
3)定期的に積み立ていく

「短期・一つの商品・一時金で勝負!」というのは投資ではなく投機です。これはギャンブルと同じで、実は多くの人が感じている投資に対する怖いというイメージはここから来ていると思います。

しかし実際の投資というのはじわじわと増えていくことが多く、もっと地味です。ひょっとすると肩透かしを受けた気持ちになるかもしれません。

例えば1年あたり3%のリターンを期待して投資信託を使い、毎月3000円を積み立て投資したと仮定します。そうすると1年後には積み立て元金3万6000円が3%のリターンで3万6499円になっています。「あれ?なんだ、こんなもんなのか」って思いますよね。

それではこの毎月3000円を3%のリターンで積み立てていくと、時間の経過とともにどうなっていくかを表にまとめると驚くような数字が出てきます。

積立金額表
※筆者作成

これは長期投資と、雪だるま式に増える複利の効果がうまく働いた結果です。どうでしょう、結構すごいですね!

投資の方法
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投資初心者の心得3~始めるならつみたてNISAがおすすめ

さて「私も始めてみたい!やったことないけど」「何を買えばいいですか?全然わかりません!」という方には今年の1月からスタートしたつみたてNISAがおすすめです。

おすすめの理由は
・投資信託・ETF(上場投資信託)という最初から分散投資をしている金融商品を使う
・長期投資に向かない商品や値動きの大きい複雑な商品は除外されている
・定期的に一定金額を購入していく積み立て形式で、一括で購入するよりリスクの分散が図れる
・投資をした年から最大20年間、年間40万円(買い付け代金)まで非課税
・各種手数料が無料もしくは格安である
・60歳まで取り崩せないiDeCo(イデコ)と違い売却=現金化が可能なので、ライフスタイルが変わりやすい20代にはつみたてNISAの方が使いやすい

このつみたてNISAに選ばれた投資信託は、「投資初心者でもローコストで長期投資ができ、投資のメリットを得られるような投資信託を選ぶ」という考えのもとに金融庁が選んだつみたてNISA専用の商品だけです。

この「何を選んで買えばいいのかわからない」という部分がクリアになると、スタートへのハードルがかなり下がりそうですね。また証券会社によっては最低金額100円から買い付けができることもあり少額からのスタートが可能です。

さぁ、やる気スイッチが入ったでしょうか?

実際に投資を始める方法1~つみたてNISA専用の証券口座を開設

銀行口座を開設
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さて実際の始め方としては銀行や証券会社に、つみたてNISA専用の証券口座を開設する必要があります。

・つみたてNISA専用口座の申込み(*一緒に総合口座も開設が必要なところもあります)
・申込み時には身分証明書やマイナンバーカードor通知カードが必要
・併せて住民票も必要です(金融機関によっては取り付けしてくれるところもあります)

実際に投資を始める方法2~投資信託等を注文して毎月の積み立てスタート!

専用口座が開設されたら専用の投資信託等を注文し、毎月の積み立てがスタートです。

積み立てスタート時の注意点は
・インデックス型とアクティブ型は手数料の安いインデックス型を選ぶ
・日本株式だけではなく海外株式も選ぶ(日本株式を1500円、海外株式を1500円等)
・同じ分野(例:日経225など)に投資する商品であれば手数料が安い方を選ぶ
・投資が初めてで、どうしても不安という際はバランス型をとりあえず1年間続けてみる

ちなみに日本の公的年金を運用しているGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)は、資金の投資先を大きく4つに分け下記の配分を基本にしています。

・国内株式 25%
・外国株式 25%
・国内債券 35%
・海外債券 15%

債券の代わりを貯金として考えると、例えば毎月5000円を2500円ずつ貯金とつみたてNISAに分けて運用することで、GPIFとほぼ同じポートフォリオ(資金の組み合わせ)になります。ぜひ参考にしてみてください。

つみたてNISAを1年間続けてみて「お金を動かしながら資産価値が増減する」という感覚が身についたら、株式や不動産など他の分野に目を向けても良いと思います。


投資はスタートするまでの心理的ハードルが高いのですが、その気になったら「小さくコツコツ」と始めましょう。(だって損したら嫌ですもんね)

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