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賢く地域貢献! 俳優・瀬戸康史さんと学ぶ「ふるさと納税」

ふるさと納税でかなうコト 瀬戸 康史

賢く地域貢献! 俳優・瀬戸康史さんと学ぶ「ふるさと納税」

最近、テレビやインターネットでよく目にする「ふるさと納税」。でも、実際「どんな制度なのかよく知らない」という人も多いはず。実は「ふるさと納税」は、賢くお金を使って地域貢献できる制度。納税した人のなんと95.2%がもう一度利用したいとメリットを実感しているそうなんです。福岡県嘉麻市出身の俳優・瀬戸康史さんも気になっているという「ふるさと納税」。瀬戸さんと一緒に勉強してみましょう!

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◆「ふるさと納税」は、故郷への想いを形にできる制度

嘉麻市

 

映画、大河ドラマ、朝ドラなど話題作に次々出演。今もっとも注目を浴びている俳優・瀬戸康史さんの故郷は、嘉穂アルプスや遠賀川の源流点といった豊かな自然と歴史・文化あふれる嘉麻市。

「役者として、人としての力を養えたのは、嘉麻市の豊かな自然、芸事に積極的に取り組む環境があったからこそ。上京し、嘉麻市を離れてから初めて気付いたことですが、とても感謝しています」(瀬戸さん)

故郷への想いをこう語る瀬戸さん。「ふるさと納税」は、今は住んでいない地域への想いを形にできる制度でもあります。地方間格差や過疎化による税収減少に悩む自治体を応援できる制度として2008年に創設され、自治体から寄付金のお礼の品(返礼品)を貰えたり、節税ができることでも注目を浴びています。

◆利用者の95%がリピート希望! どうしてみんなふるさと納税をするの?

野菜

 

「『ふるさと納税』の名前やだいたいの仕組みは知っていますが、まだ利用したことはないんです」と話す瀬戸さんのように、特に若い人の中には、やってみたいけれど「手続きが面倒そう・仕組みがよく分からない」と、なかなか踏み切れずにいる人も多いよう。でも実は、寄附の方法は通販と同じでとても簡単です。

また、ふくおかフィナンシャルグループ(以下、FFG)が2016年9月に実施したアンケート調査によれば、「ふるさと納税」を行ったことのある人の割合は13.3%と少数ではあるものの、納税者のなんと95.2%がもう一度利用したいと考えていることが明らかに。リピートしたくなるその理由とは?

理由1:地域を応援できる!

自分の生まれ故郷や旅行で訪れた思い出の街、 意欲的な取り組みで頑張っている街、災害の被害から復興して欲しい街など、自分の意思で地域を選び、寄付という形で応援できます。

理由2:払う税金の使い道を選ぶことができる!

「ふるさと納税」では、ほとんどの自治体で税金の使い道を設定しています。子育て支援、自然や伝統芸能の保護、震災復興など、地域貢献の方法を自分で決められるのです。

理由3:お礼の品が貰える!

寄付の金額に応じて、普段なかなか手にできな美味しいお肉や野菜などの特産品が貰えます。地域の特産を知ることができ、なんだかプチ旅行をした感覚も。FFGの調査では、利用者の87.5%が「返礼品が魅力的だから」という理由で自治体を選んでいます。

◆「ふるさと納税」で節税もできるって本当?

「ふるさと納税」が賢いお金の使い方といわれる理由、それは節税にも役立つから。寄附後に、確定申告をする、あるいは特例申請書を提出すると、その年の所得税から一部が還付され、さらに翌年度の個人住民税が一部控除されます。

たとえば4万円の寄附をした場合には、計3万8000円の税金が控除されることも。つまり人によっては、実質2000円の負担で地域に貢献でき、お礼の品を貰えるということになります。

・6万5000円の寄附後、確定申告をした場合

FFGの調査では、利用者の50%がふるさと納税を行った理由を「節税のため」と回答しています。せっかくの収入は浪費してしまわず、賢く地域貢献に役立ててみてはいかがでしょうか。

◆「ふるさと納税」の寄付金は、どんなことに使われるの?

今住んでいる地域に支払っている税金。大切な自分のお金にもかかわらず、何に使われるのか知らない人も多いのでは? 一方、「ふるさと納税」は納めた税金の使い道を選べるのが大きな特徴です。

「地元に納税して、少しでも貢献できればいいなと思いますね」と話す瀬戸さん。実際に寄付金によって様々な成果が生まれており、地震で被災した歴史的建造物の修復費用を確保できたり、観光客が大幅に増えたりした自治体も。「ふるさと納税」は、遠くに住んでいても地域貢献の実感が得られる制度といえそうです。

・2014年にふるさと納税額全国1位となった長崎県平戸市では、こんな成果が!

ちなみに、FFGの調査で「ふるさと納税を行った自治体を選んだ理由は?」という問いには、20代の33.3%が「今後行ってみたい地域だから」と回答。ふるさと納税を通じて、自分の地元が誰かにとっての第2、第3の故郷になるかもしれません。

◆「ふるさと納税」で、賢く地域貢献しよう!

「せっかく納税するなら、故郷に貢献できたほうが嬉しいですよね。故郷を離れて暮らしながらも、地元の役に立つことができるのはとても有意義なことだと思います。『ふるさと納税』、ぜひやってみたいです」(瀬戸さん)

自分の大切なお金が地域貢献に役立つうえに、お礼の品を貰えて節税もできる「ふるさと納税」。みなさんも、早速はじめてみませんか?

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