第1回 熊本・KUMAMOTO 2018カレー王座決定戦!フジヤマドラゴンカレーも・・
監修・ライター
どーもー「夢(む)計画のススメ 」、上田アニです!
新年度、新学期がスタートし、何かとおNEWな今日この頃、皆さんいかがお過ごしでしょうか?プロ野球も、メジャーリーグも開幕して、まさに球春到来って感じですよね~
ところで春の風物詩と言うか・・・4月になるとよく目にするものと言えば・・・デビューしたての〝新卒社会人グループ〟じゃないでしょうか?
あれってなんだろね?すぐにそれってわかるよね。濃紺(ネイビー)のスーツ着てる社会人は他にもたくさんいるのに、パッと見ただけでそれとわかってしまう。やっぱりスーツを着こなせてないからなんでしょうなぁ・・・着られてますもん。七五三のタキシード姿か!ってぐらいに(笑)
かく言うわたくしも、遡ること四半世紀あまり前・・・東京の地で社会人デビューを果たすべく、決死の覚悟で友達と丸井だったか、西武だったかに行きまして、春夏用のスーツを2着とワイシャツ4枚、ネクタイ3本買ったもんです。
貯金が卒業旅行でずいぶんと減ってしまったんで、残り全額を口座から引き落とし、その金を握りしめ、ネイビーと細いピンストライプのグレーのシングルスーツを何とか揃えたんですよ。懐かしいなぁ・・・
精一杯背伸びして買ったスーツなんで、食べこぼしや酒、醤油なんかで汚さないように細心の注意を払ってたんですが、キレイに着続けるのは無理だということを1週間もしないうちに思い知らされました・・・地獄の朝の通勤ラッシュです。
駅のプラットホームに入って来る電車はいつも〝超〟のつく満員電車。前後左右すべての方向から押されまくり、到着する頃にはもう体もスーツもヘトヘト・・・スーツのことなど気にしてる余裕なんてあらしまへん。
特に雨の日はみんな濡れた傘を持って乗って来るから、ズボンの所に隣の人の濡れた傘がペッタリとはりついて・・・〝やめてくれよ~お気に入りのスーツなんだよ~〟と、心の中で叫びながら、この地獄のような時間が過ぎていくのをただひたすら待つしかなかったのを覚えています・・・
そんなわけで今回ご紹介するのは『カレー』です(そんなわけってどんなわけだーっ!相変わらず強引だな・・・)
わたくし今回は『第1回 KUMAMOTO 2018カレー王座決定戦』に行って来ました!
3月24日(土)・25日(日)に熊本県農業公園カントリーパークで開催されたこのイベント、熊本県内の選りすぐりのカレー店が10店集結し、〝熊本のカレー四天王〟を選ぼうじゃないか!というエキセントリックな?・・・じゃなかったエキサイティングな内容でしたよ。
ルールは簡単!カレーチケット(前売り券1000円、当日券1200円)を買うと、カレー券3枚+投票券1枚が付いてくる。来場者はカレー券1枚と引き換えにお店でカレー1杯を食べられるから、基本的には一人3杯食べられるってこと。
来場者は3杯食べた中で一番美味しかったと思う店に投票するってシステム。カレー券1枚=1ポイント、投票券1枚=2ポイントになってて、確かに投票券のポイント数はデカイけど、なんだかんだ言ってもこういうのって、やっぱりどれだけ売れたかで決まるもんだよね。
早速1軒目のお店にチャレンジ。先ずは『食房 小川』ってお店にした。なぜなら1、2を争う行列が出来てたから。こういうグルメイベントの鉄則は、行列が出来てる所から攻めるべし!
人気店の場合、下手すると午前中で〝売切れ〟ってことになる場合があるからね~早め早めで行かないと・・・
カツカレーならぬステーキONライスのビジュアルが、お肉大好きのオレの食欲を刺激する『ステーキカレー』・・・食べてみた。まずはルウとライスをいっしょに・・・
美味い!さすが行列ができるだけのことはある。
ルウのトロっとした食感とともにやわらかい小さい肉の塊が・・・牛スジだ。ジューシーな脂の甘みが噛めば噛むほどあふれてくる。
それにしても牛スジの甘みだけでなく、ルウ自体も思いのほか甘め。聞いたところ、この甘さ、子供でも食べられるようにイベント仕様に作ったとのこと。確かに会場は子供連れのファミリー客でごった返してる・・・考えてますなぁ~
このお店、普段はステーキとステーキ丼で人気の鉄板焼き屋さん。このルウは、お店でお客さんに出すステーキの切り落としたスジをストックしといて、そのスジをルウと一緒に一週間じっくりと煮込んでつくりあげたんだと・・・そりゃウマイはずだよね。
もちろん熊本県産牛を使ったステーキは、ミディアムレアの抜群の焼き加減。にんにくチップの香ばしい香りとともに口の中に広がる肉汁は言うことなし。
美味しいステーキと牛スジ入りのルウが両方楽しめるこのカレー〝コスパ最高〟!!
2軒目は『フジヤマドラゴンカレー』の『チーズキーマカレー』。
このカレー、見た目は・・・・・そう!まるでミートソース!果たしてこのルウの下には本当にパスタじゃなくてライスがあるんだろうか?って疑いたくなる。
いざ実食!ルウは最初にトマトの酸味が来た後、中に入った挽き肉の甘みが・・・やっぱりミートソースやん!ミートソースのカレーバージョンやん(笑)
こりゃ意表突かれたね~ヒラリーが大統領になるものと思ってたら、トランプが大統領になった時ぐらい意表突かれたね~(笑)
往々にしてこういう見た目に奇をてらった料理って、インパクトはあっても、味は大したことないパターンがほとんどなんだけど・・・これイケまっせ!美味しい!
トマトベースのルウは辛味があって大人好み。だから子供にはちょっとね・・・っと思ってたらありました!子供でも美味しくいただける方法が!
チーズです!ルウの上にかかったチーズです!このチーズ、いわゆるチーズフォンデュに使われるタイプのチーズなんだけど、これと一緒に食べると、ルウの辛味が抑えられて、まろやかになるのであーる。これも考えましたなぁ・・・
そしてグリーンピースがのってるのも子供受けしそう。日頃はキッチンカーで販売されてるんだって!今度あらためて行ってみまーす!
いよいよラストは『IKURU TABLE(イクルテーブル)』のその名も『さとうのカレー』。
ハイハイ皆さんのご想像通りシェフの名前は佐藤さんです(笑)
佐藤さんは東京、大阪、熊本でフレンチを15年やってたという元フレンチシェフ。
そんな佐藤さんが作るカレーは〝味が5回変化する〟というのが売り。最初にフルーツと玉ねぎの甘みが来て、次にトマトの酸味、それから牛肉のうまみとコクが押し寄せてきた後、キャラメルのほのかな苦みが来て、最後にスパイスの余韻が口いっぱいに広がるという・・・何か『美味しんぼ』みたいになってきた。この表現、もちろん佐藤さんからの受け売りです(笑)
ただ食べてみると、こりゃ文句なしに〝極上のカレー〟ですな。さすが元フレンチシェフ!
甘みのあるデミグラスソースをベースにしたルウはめっちゃ美味い!そしてルウの上にのってるお肉がこれまた美味い!何時間煮込んであるのか、口の中に入れるとすっとほどけていく感じで・・・ボリュームはちょっとさびしいけど、よくこのカレーをイベントで出したなぁ・・・原価率高そうだし、あんまり儲かってないんじゃないかなぁ・・・とにもかくにもあっぱれです!
今回〝熊本のカレー四天王が決まる!〟というのが、このイベントの一番の醍醐味なんだけど、個人的にはまだまだ知らない熊本の名店の味にめぐり会えてよかった!
ぜひ皆さんも熊本の美味しいカレー屋さん探してみてね!