くらし

豊かなモノ 〜刺繍の魅力〜

アラフィフ男の新婚生活 ひーぷー

豊かなモノ 〜刺繍の魅力〜

監修・ライター

みなさま、こんにちは
「アラフィフ男の新婚生活」のひーぷーです。

ひーぷーさん

妻には「年相応の格好して」と言われても、やっぱりアメカジが好きだ!

なので、スカジャンやスカシャツなんかも好きで、その延長線上にある「刺繍」も好きになる。しかも「手作りのモノ」。・・・これはそそるね。

今回は、ジーンズのメッカ、岡山県で修行した後に沖縄市でジーパン職人をしている「ダブルボランチ」というお店の國吉遊さんが生み出す、色々な「刺繍されているモノ」を紹介。

この方、世界的なブランドのジーンズも作っている凄い人なんです。同じミシン職人として技術に血が騒ぐのか(笑)刺繍の魅力を熱く語ってくれる。


1、「ダブルボランチ オリジナルジーンズ」

ジーパン後ろのラベル

まずは僕の誕生日に國吉さんがわざわざ作ってくれたジーパン。ポケット裏の生地には國吉さんの「ダブルボランチ」と、いつもお世話になっているアメカジショップ「ブルーファーストスター」、そして僕のアイコン「癒汰志駆」の刺繍。これはベトナム戦争の時代に沢山の刺繍屋さんがあった、沖縄市のゲート通りにある「トップ刺繍店」の後小橋川(ついこばしがわ)功さんの作品。

裏ポケットの刺繍

「横振ミシン」という、文字等を表現するのに向いているミシンで縫われたモノで、もちろん手作業。書体も味があるよね。

 

2、「ダブルボランチ スカTシャツ」

Tシャツ前

國吉さんのところのTシャツ。これはとにかくバックの刺繍が凄い。

Tシャツ後ろ

こちらの作品も前述の後小橋川さん。複雑なオーダーもなんのその。何より國吉さんの沖縄から「平和」を発信する気持ちが素敵。どことなく愛嬌のある龍と、さりげなく僕の出身地「AGENA」も入ってる!

 

3、「世界で一つ!タテグロTシャツ」

緑Tシャツバックプリント

これも國吉さんからプレゼント。僕の大好きな旧車「日産グロリア(通称タテグロ)」のオリジナル絵柄。こちらはアメカジのブランド「デラックスウェア」などの刺繍を担当している伊藤公彦さんの作品。國吉さんがわざわざ車と僕の写真を送ってイメージして縫ってもらった、正に世界に一枚だけのTシャツ。こちらは「ハンドルミシン」で縫われている、美しい「チェーンステッチ」。

緑Tシャツバックプリントアップ

分かる?どうね?「刺繍」って美しくない?

機械で作った工業製品の正確で均一なモノと比べて、立体的で温かく、少しいびつで全て一つ一つ微妙に表情が違うのがいい。

沖縄の刺繍は群馬県桐生市から技術が入って来て、基地のある沖縄市で栄えて、昔は色んな刺繍屋さんが何十件もあったのに、今は二、三件になってしまった。

前述の後小橋川さんは「モノについてこそ、初めて刺繍の価値が出る」と話しているそうなので、もっと色んなモノに刺繍が出来たら楽しいな。

「人間の手を感じるモノ」、もっと見直されてもいいのに。