古くて染みのある振袖が「染め替え」で一生モノに生まれ変わる!
監修・ライター
こんにちは!毎日をupdateする「暮らしをコンシェる?」の山口玲香です。
年齢を重ねる度にTPOにふさわしい装いをしたくなりますよね。
日本の伝統文化でもある「着物」もその一つ。
しかし、着付けが大変!苦しい!などの理由で、
成人式以来、着物を着た記憶がありませんでした。
私が成人式で着た振袖がこちらです。
実はこれ、母が成人を迎えた時に祖母が仕立ててくれたもの。
その着物を2世代にわたって、私も成人式で着たのです。
ですから、思い入れもある大切な着物。
しっかり手入れもして保管していたのですが、よく見てみると…
裏地はしみだらけ!
表も若干色が褪せている箇所もあり、放置しておけば傷む一方。
どうしたものか…。
そこで思い切って「染め替え」をお願いしてみることにしました!
「染め替え」とは、着物をその名の通り“染め替える”こと。
現状より薄い色に染め替えは難しいそうですが、濃い色に染め替えは可能なんだそうです。
鮮やかなグリーンから、大人っぽく長く着られそうな紺色に染め替えをお願いすることに。
着物が京都の職人さんの元へ送られて、待つこと約2か月。
届きました~!!
うわ~!!!
とても素敵な色に染め替わっているではないですか!
しかも、ぼやけた印象になっていた柄もくっきり目立ちます。
染め替える時に解けた、もしくは解く必要があった金駒刺繍も、
刺繍し直しや、磨き直しされていてピカピカです!
じゃ~ん!着てみました!
大人っぽくなりましたよね~♪これから長く着られそうです。
袖も訪問着として着られる様に、短く仕立て直してもらいました。
(既婚女性は、振袖は着られませんから。)
よ~く見ると、わずかに染め替え前のグリーンが残っている箇所があります。
これがまた良い味になりますよね。
着物に詳しい方が見たら「粋な着物の楽しみ方してるわね!」なんて言ってもらえそう♪
ちなみに費用は、着物の柄の大小や刺繍の有無で変わりますので、呉服屋さんに相談してみてくださいね。
目安は10万円~といったところでしょうか。
新調するより、圧倒的に安いです!!
もちろん、男性用の着物も染め替えできるそうです。
私のように着られなくなった振袖がある!祖父母やご両親の着物が眠っている!シミがあって困っていた!という方、
自分らしく“染め替え”をすれば、着物が生き返って、より素敵に着物を楽しむことができますよ♪