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冷えに強いあの食材、120%使い尽くすには?

500円でかなうコト 松竹 智子

冷えに強いあの食材、120%使い尽くすには?

目次

とにかく暑かった今年の夏もようやく終わり、少しずつ涼しくなってきましたね。でも、毎年、寒くなってくると体が冷えて体調を崩しやすいのが心配の種。体がポカポカするレシピで秋冬を乗り切りたいです。

Q1 今から準備して冬までOKなものがいいです!

A1 手軽に体を温めるなら、やっぱりショウガがおすすめです。毎年9月に筥崎宮で行われる放生会で新ショウガが販売されているように、この時期が新ショウガの旬なんですよ。身が柔らかくて辛味が少ないのが特徴です(写真右)。一方、収穫したショウガを貯蔵しておいたものを囲いショウガといいます(写真左)。皮が厚く、筋っぽくなり、辛味も強くなります。こちらは一年中出回っています。

今回は、ショウガ蜜を紹介しましょう。新ショウガでも、囲いショウガでもどちらでもOKです。

Q2 作り方を教えてください。

A2 レシピは次のとおり。とても簡単なので、気軽に試してみてください。

【きび糖ショウガ蜜】

材料(作りやすい量)
きび糖200g、水500cc、しょうが(すりおろす)大さじ1 1/2

1 小鍋にきび糖と水を入れて火にかける。沸騰したら、あくを取り除き弱火にし、完全にきび糖が溶けるまで煮る。
2 きび糖が溶けて、あくが出なくなったら火から下ろして、しょうがのすりおろしを加える。
3 そのまま常温まで冷まして、よく乾かした保存瓶に注ぎ、冷蔵庫に入れる。

ショウガをすりおろす時は、写真のようにおろし金にアルミホイルを敷くと、無駄なく使えますし、おろし金も汚れませんよ。

Q3 ショウガ蜜はどんなふうに使うんですか?

A3 お湯に溶いて飲むと、体の芯から温まります。我が家では「風邪をひいたかも」と思ったら、これを就寝前にいただきます。暑い季節なら炭酸水で割ってみてはいかがでしょう。お手製のジンジャーエールのできあがり。夏バテによる疲労回復におすすめです。凍らせてグラニテ風のデザートにしてもおいしいですよ。密封しておけば約2ヵ月間保存できますから、毎日無理なくショウガを取り入れられます。

Q4 ショウガを食べると、どうして体がポカポカするのでしょう?

A4 ショウガに含まれるジンゲロールという成分が、加熱したり乾燥させたりすることで、ショウガオールというものに変わります。このショウガオールが血行を促進するため、体がポカポカするのです。ジンゲロールは体の内部の熱を手足などの末端部分に運ぶはたらきをするので、逆に体が冷えることも。ですから、体を温めるという目的なら、加熱あるいは乾燥させたショウガにしてくださいね。

Q5 松竹さんのショウガ活用法を教えてください。

A5 我が家では、すりおろしてスープに入れることが多いですね。ショウガを入れることでポカポカ度もさらにアップしますよ。

ところで、ショウガの保存方法は、どうしていますか?密閉できるビンに水を入れ、ショウガを浸けておくといいですよ。定期的に水を換えれば1ヵ月ほどおいしい状態を保てます。冷蔵庫に入れておいたショウガが野菜に埋もれてしまい、気付いた時には干からびていたという経験はありませんか。この保存方法なら、冷蔵庫の中で行方不明になる心配もありません。

それから、食べるだけでなく、毎年知り合いのショウガ農家さんで収穫体験のイベントをしています。ショウガがどんなふうに畑で育っているのかを自分の目で見られる貴重な体験です。私自身も知らなかったことばかりでした。今年は10月16日に開催する予定です。三瀬の山あいにあり、景色も最高なんですよ。

山の農園×深草 生姜ピクニック


早速お湯で溶いて飲んでみました。確かに、寒い時期に飲んだら体が温まりそう。加熱することでショウガ独特のピリッとした辛味が和らぐので、ショウガがちょっと苦手という人でも飲みやすいと思います!

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