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カジュアルだけどラフになりすぎないシャツコーデを教えて?

0円でかなうコト 諸原 亜紀

カジュアルだけどラフになりすぎないシャツコーデを教えて?

シャツをさらりと着こなしている人に憧れます。私も!と思うのですが、何だか決まらなくて、カットソーを着ることが多いんです。シャツをかっこよく着こなして、コーディネートの幅を広げたいです。

Q1 シャツを選ぶ時のポイント何ですか?

A1 シャツを選ぶ時に一番重要なのは、襟の形です。使い勝手という点で考えると、襟に特徴のあるデザインのものではなく、シンプルなものがおすすめです。あまりシャツを着ないという人は、丸襟より角襟のものを選んだ方がいいでしょう。丸襟はボタンを開けて着られないので、着こなしの幅が狭くなります。また、大きな襟より華奢な襟の方が上品に見えます。

素材はコットンか麻のものを。特に、コットンはオールシーズン着られるのでおすすめです。

Q2 定番のシャツが新鮮に見えるコーデは?

A2 シャツを着るときちんと感が出ます。そこでスカートやパンツもきちんと感を出すというのがオーソドックスな着方ですが、堅苦しい印象を与えることも。柄物のボトムスを持ってくると、あか抜けますし、白を持ってくると、さわやかな印象になります。また、シャツの形が定番のものでも、色物にすると、地味にならずに華やかになりますよ。

髪型をアップにするのもおすすめです。首周りをすっきりとさせて、襟をちゃんと見せると、シャツが引き立ちますし、明るい印象を与えます。

Q3 「こなれ感」という言葉をよく聞きますが、どうしたらほどよい「こなれ感」がでるのでしょう。

A3 袖を曲げると、手が細く長く見えます。曲げられるものはとりあえず曲げてみる!くらいの感じで、鏡を見ながらアレンジしてみてください。裾を全部入れずに前だけインするのも今年らしいスタイルですね。型が古くて野暮ったいなと思ったものでも、着こなしを変えるだけで生き返るんですよ。シャツだけでなくトップス全般に言えることですが、着物の襟を抜くように襟ぐりを後ろにもっていき、後ろの裾の方が長くなるようにすると、なぜか今風に見えるんです。

シャツをラフに着くずしたら、ボトムはキレイ目なものに。ほどよい「こなれ感」で、おしゃれ上級者に見えますよ。ハイウエストでひざ下丈のペンシルスカートや、ワイドパンツと合わせるのが今年のトレンドです。写真のようなシャツワンピースも、ラフになりすぎないコーデができるアイテムです。秋は一枚で着たり、羽織ったり。冬はざっくりニットを上に着て。季節に合わせて着こなせますよ。

Q4 この秋買い足すならどんなシャツがいい?

A4 今年は、デニムがブームです。普段コンサバ系の服が多くてデニムは・・・という人も、この機会にトライしたら、ファッションの幅が広がりますよ。量販店からセレクトショップまで、いろんなショップで出しているので、自分がしっくりくるテイストのものが見つかるはず。定番物ですから、ぜひ上質なものを選んでくださいね。トラディショナルなデニムブランドは、基本的にトレンドに左右されません。そうしたブランドのものを古着屋さんで探してみるのもいいですね。古着ですから、質のいいものをリーズナブルな価格で買えますし、デニムのいい味が出ているシャツを見つけられそうです。

上下をデニムにする「デニムオンデニム」も今年のトレンドです。難易度は高いかもしれませんが、チャレンジしてみては。デニムは重く見えがちなので、袖を曲げたり、ボトムをショート丈にしたりして、デニムの分量を減らすのが、初めてでも上手に着こなすコツです。


曲げられるものは曲げてみる!に、なるほどと思いました。髪型もシャツの着こなしに関係するんですね。鏡を見ながらちょうどいいバランスを探してみます。