心や体が疲れているとき、どうやってその疲れを解消していますか？アロマや音楽、買い物などいろいろな方法がありますが、実は、芸術鑑賞にも癒し効果やリフレッシュ効果があることがわかっているそうです。今度のお休みは街の喧騒から離れて、九州各地のアートスポットを巡ってみませんか？トリックアートや野外アートなど、元気になる癒しのアートスポットをご紹介します。

アートで遊べて元気が出る「トリック3Dアート湯布院」

トリック3Dアート湯布院は、温泉の町湯布院にあるトリックアート美術館です。JR湯布院駅から徒歩約15分、由布院インターチェンジから車で約7分とアクセスしやすい場所にあります。

クスリと笑ってしまったり、思わず感心したり、絵に触れながら自分も作品の一部となって遊べるのがトリックアートのいいところ。作品の入れ替えをすることが多く、一度行ったことがあっても新鮮な気持ちで楽しめます。

トリックアートを楽しんだ後は、日帰り温泉で一休みしてリラックスすれば、なんだか元気が出てきそうです。

古風な街並みに癒される「秋月のギャラリー巡り」

「筑前の小京都」と呼ばれる福岡県朝倉市の秋月には、アンティークや陶芸のギャラリー・美術館が点在しており、アートギャラリー巡りにぴったりです。

そのうちのひとつ、「水の音土の音」は、週末のみ営業している古民家カフェ＆ギャラリー。陶器やガラスの器が展示販売されており、珈琲の香りと温かみのある器、そして、お茶を飲みながらのんびり過ごす時間がささくれた心を癒してくれます。

ほかにも、陶芸とガラス工芸の工房「野鳥の森」、さまざまな古布を使った洋服や和小物などジャパニーズアンティークの店「あんてぃーく秋月」などもおすすめのアートスポットです。

秋月城の城下町として昔ながらの街並みが残されている秋月は、紅葉の季節にはちょっと早い今の時期ならのんびりと散策するのにぴったり。秋月美術館で高取焼の茶器の名品を鑑賞したり、目鏡橋や長屋門など昔から時間が止まったような場所を巡れば、癒し効果も倍増しそうですね。

野外アートでリフレッシュ「霧島アートの森」

霧島アートの森は、霧島山麓にある鹿児島県立の野外アート美術館です。自然の地形を活かした広い敷地に石や鉄、プラスチックなどで作られた現代彫刻が点在しています。なかでも、世界的に有名な芸術家、草間彌生の「シャングリラの華」は、巨大な花がビタミンカラーで色づけされていて、まるで「元気を出して！」と言ってくれているよう。

近くにある「霧島アート牧場」では乗馬ができ、初心者でも楽しめます。芸術に癒された後に、自然の中で動物と触れ合えば、さらに癒されそうですね。

日ごろ、仕事や家事育児で忙しい毎日を過ごしている方、なんだか毎日モヤモヤしてすっきりしないな・・・という方、今度の週末はアートスポットに出かけましょう。ひとりで、あるいは心を許せる家族やお友達と一緒に芸術鑑賞を楽しめば、晴れ晴れとした気持ちでまた毎日を過ごせそうです。アートスポットでゆったりと過ごすひとときを、ぜひ体験してみてくださいね。