占い師マリ・カルロッタ・フォルトナータが、10月上旬の暦占いをお届けします。

10月上旬は、二十四節気で言う【寒露(かんろ)】の頃。
寒露とは、秋の頃に野山の草木にかかる冷たい露(つゆ)のことで、野山の露も冷たくなる初秋の頃を指します。
この寒露の時期は、今の暦で言うと10月の8～9日前後から始まります。

寒露の時期は、本格的な秋の到来と重なります。
木々の紅葉が始まり秋景色も美しく、また、米などの穀物が実り、きのこや栗、サンマやサバといった秋の味覚も採れる頃となります。
美しい景色を楽しむもよし、おいしい旬の秋の味覚を楽しむもよし、心が沸き立つ季節ですね。

運気的な話では、今月初めの10月3日～10月12日までの10日間は、十方暮(じっぽうぐれ)という運の低迷期に入ります。
しかし、10月12日～10月27日の16日間は一転、天一天上(てんいちてんじょう・てんいつてんじょう)という幸運期に入ります。
ただし、天一天上の時期の幸運は、丁寧できっちりしたお掃除によって得られるものとされているので、整理整頓、ちゃんとした掃除を心がけ、運気を上げていきましょう。

さて、今月上旬、もっとも運気の良い日は、

◆10月12日◆

になります。

この日は、

・天一天上(てんいちてんじょう・てんいつてんじょう)
・巳の日(みのひ)

という吉日が重なります。

・天一天上（てんいちてんじょう）
天一天上は、『どこにいっても吉となる時期』を意味します。

この世には、天地をめぐり、四方をめぐる天一神(てんいちしん)という神様がいるとされています。この神様のいるほうに人間が向かうと凶、といういわれがあるのですが、天一天上の時期は、この神様が天にいて地上にはいないことから、全方位、どこへ行っても吉となるのです。

ただし、この天一神がいない時期は、代わりに日遊神(にちゆうしん)という神様が地上にいるとされています。この神様はきれいな場所が大好きで、汚い場所が大嫌い。掃除を怠ると災いを呼ぶとも言われています。天一天上の時期は、お掃除を怠らないことです。

天一天上の時期は、10月12日から始まって、27日まで続く長いもの。12日だけでなく、この天一天上の時期は、幸運を手に入れるために、くれぐれもお掃除を忘れないことです。

・巳の日（みのひ）
巳とはすなわち蛇を意味します。そして、巳の日の蛇とは、財運と美、芸術をつかさどる弁財天の使いの蛇を指すものです。

そのため、蛇がつかさどる巳の日は、弁財天の加護がある日とされ、財運を引き寄せ、美や芸術に関する技能の向上が見込めるとも言われています。財産を増やしたいなら、この日に何かやってみると良いでしょう。

また、歌や踊り、音楽にまつわる才能を伸ばしてくれる日とも言われているので、これらの練習をしてみてもいいかもしれません。

10月12日にやってみると吉なラッキーアクション♪

◎貯金を増やしたい&お金のラッキーを得たいあなたは

傷んだ財布の処分+新しい財布の購入が、あなたの貯金を増やし、金運を上げてくれます。
巳の日はお金のご縁が非常に強い日で、お財布の新調をするだけで、あなたにお金をもたらしてくれるのです。

より運気を強めたいなら、銀行口座の開設も吉。この日に銀行口座を作れば、大きなお金がその口座に入るでしょう。

◎パートナーとの円満、穏やかな恋愛を手に入れたいあなたは

お相手に掃除してほしい場所を聞き、あなたがその場所を掃除しましょう。ただし、その場合、お相手の要求、要望はすべて聞いてあげること。

この日は、パートナーの言う通り掃除をすることで二人の関係が円満になり、愛の幸運が運ばれてくる兆しです。

◎仕事で大成功したいあなたは

仕事仲間、同僚たち全員に、あなたからプレゼントをしましょう。それは大きなプレゼントじゃなくても、全員にいきわたるちょっとしたお菓子なんかで大丈夫です。また、仕事場の玄関を丁寧に掃除すると、ますます運気が運ばれてきます。

◎へこたれない精神力&体力をつけたいあなたは

金色、あるいは黄色のアイテムをこの日1日肌身離さず持ち歩きましょう。
それはどんなアイテムでもOKです。ピアス、イヤリングなどのアクセサリーや、ハンカチ、カードケース、財布などの小物なんかも良いでしょう。

片時も離さず、ということであれば、イエローバンドの腕時計なんていうのもいいかもしれません。

10月上旬、他に運気の良い日は？

10月15日　→　鬼宿(二十八宿の中での大吉日、婚礼以外のことにすべて吉)
10月16日　→　一粒万倍日(一粒の種まきで万の実りがある日。何かをスタートさせると吉)＆先勝(先手必勝、急ぐことが大吉、午前大吉、午後凶、大事なことは午前中にやること)