戸建てより楽しい⁉マンションガーデニングのコツ
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監修・ライター
引越しをきっかけに、ガーデニング熱が再燃した相談者さん。以前は途中で断念しちゃったけど、今回は額にハチマキをしめて頑張るつもりのようです。このモチベーションが下がらぬよう、素敵なベランダガーデニング術を指南してもらいましたよ!
Q1 マンションのベランダを利用したガーデニングを素敵に見せるコツを教えてください
A1 花や緑の美しさと優しい香りは、日々の生活に潤いをもたらしてくれます。だから日本人は昔から部屋と一体化したような庭を好み、空間作りに工夫を凝らしてきたのだと思われます。
マンションのベランダでもその一体感を味わうことができます。むしろ、戸建の家と比べて部屋から植物までの距離が近いので、毎朝カーテンを開ける時に植物を身近に感じることができるハズです。なので、まずは部屋から外を眺めた時に美しく見えるよう、配置を楽しんでください。難しく考えずに、自分が気に入るように並べるといいと思います。
予算に余裕があれば、和室の前のベランダに砂利を敷いてみたり、リビングの前のベランダはウッドデッキ風に木を敷いたりすることで、より部屋の佇まいと同調した広がりを持たせることができると思いますよ。テーブルや椅子も、お気に入りのものをセレクトして置いてみてください。風に揺らぐ花や緑を眺めながら、お茶を飲んだり本を読んだり。ああ、なんて素敵な時間の過ごし方なんでしょうね♪
Q2 マンションガーデニングに最適なガーデニング用品を教えてください
A2 せっかく心地よい空間に仕上げたのだから、お部屋と同じく、美しく清潔に保ちたいですよね。ところがベランダガーデンには、鉢底から流れ出る水と土が床を汚してしまうといったデメリットがあります。なかには排水溝に土を詰まらせたり、ベランダの手すり側にかけたプランターへの水やり時に下の階の洗濯物を汚してしまったりと、ご近所トラブルになってしまったという声もしばしば耳にします。
そこでおススメしたいのが、ドイツ生まれのプランター「レチューザ」です。鉢底に水を蓄えることができるようになっていて、屋外では底栓を外して使用することで余分な雨水などを自動的に排水してくれ、屋内では底栓を閉めて使用することで水漏れなし&鉢皿いらず。加えて、水位計が付いているので難しい水やり管理も楽チン。さらに蓄えられた水はゆっくりと土に浸透していくよう設計されていて、自然界と同じような環境で植物を育てることができる優れモノなんです。
見た目もオシャレ! だけど、値段はちょっとお高め(笑)。なので、「まずは手持ちの鉢でなんとかしたい」という人は、不織布などを鉢と土の間に敷くだけでもある程度の土の流出は抑えることができるので、ぜひ試してみてください。
Q3 寒い季節でも育てやすい植物はありますか?
A3 「ビオラ」「パンジー」「アリッサム」などは寒さに強く、来年の5月ごろまで咲いてくれますよ。プランターで育てるハーブ類や野菜類であれば、「レモングラス」や「パセリ」、「サニーレタス」や「ブロッコリー」などが10月ごろから園芸店に並んでいます。今は自宅用のビニールハウスなども販売されているので、そういったグッズを試されるのも楽しいでしょうね!
素敵なガーデニング空間に仕上げるために、部屋と一体感を持たせる、というアイディアがとても気に入りました。窓を開けた時、ベランダいっぱいの植物が部屋に瑞々しい空気を運んでくれるように、手をかけたいと思います!