くらし

「美しい…」建築で感性が磨かれる1日【福岡編】

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「美しい…」建築で感性が磨かれる1日【福岡編】

ぽっかりと予定の空いた休日の一日。福岡の美しい建築物にインスピレーションを授かりに行きませんか?周囲の風景や感性に訴えかける建築物は、建築家のメッセージとともにその場所で息づいています。目で見て触れて空気のにおいを感じれば何か新しいアイデアが湧いてくるかもしれません。

ヴォールトで構成された落ち着く読書空間「北九州市立中央図書館」

建築マップ

美しい曲線のドーム型の建物は、上空から見るとまるで巨大なイモムシのよう。内部はヴォールト(かまぼこ型)のドーム天井で、内部空間に張り巡らされた肋骨のようなリブが館内に緊張感を与えています。その緊張感は程よく張り詰めたもので、心がすっと落ち着くから不思議。読書には最適な空間を作り出した建築家の技が光ります。設計を手掛けたのは建築家の磯崎新氏。

北九州市立中央図書館

福岡県北九州市小倉北区城内4-1

伝統文化&アートで落ち着く「ホテル・イル・パラッツォ」

ホテル・イル・パラッツォ

20世紀を代表する有名建築家、イタリアのアルド・ロッシが初めて日本で手掛けた建築物「ホテル・イル・パラッツォ」。大理石の一種であるトラバーチンを外壁に施し、エレガントで端正なたたずまいになっています。大理石なのにぬくもりを感じるのは、トラバーチンがまるで木目のように温かみのある色合いの石だからでしょうか。ぬくもりがありそうで触るとひんやりする。それでもずっと手を当てているとほんのり自分の体温と共鳴してくる。どこか人間関係にも通じる法則があるような気がしてきます。

ホテル・イル・パラッツォ

福岡市中央区春吉3-13-1


伝統文化&アートで落ち着く「スターバックス太宰府天満宮表参道店」

TIME&STYLE

組まれた木材が印象的な「スターバックス太宰府天満宮表参道店」。設計は建築家の隈研吾氏。店舗の入り口に立つと、組まれた木材がこちらに向かって挑みかかるようにも、店内へといざなっているようにも見え、とても幻想的です。テーマは自然と現代の融合。木を組むという日本古来の工法を現代のアートとうまく調和させていて、日本の伝統文化の芸術性の高さを教えてくれているかのよう。店内のインテリアも随所に日本の伝統を感じさせてくれます。木の香りに包まれたらコーヒータイムもいつも以上にホッと落ち着く時間になりそうですね。

スターバックス太宰府天満宮表参道店

福岡県太宰府市宰府3-2-43


いかがでしたか?福岡にはほかにも様々なコンセプトで建てられた、美しい建築物があります。休日の一日を使って感性を磨く建築物散歩を計画してみてはいかがでしょうか。