第四話「一生モノの絆を築く!?」
監修・ライター
お金との付き合いって、何年後、年十年後まで続く、一生モノなんですよね。
なんなら、死んだ後のことも、自分の葬式代や遺産のことすら、考えなくちゃいけなかったり。
家計簿をつけて、家計の予算を立てて、いくらか貯金ができるようになっても、まだまだ、未来の不安はなくならないわけです。
「そんな時には、コレよ!」
と、教えてもらったのが、「ライフプランシート」という、年表でした。
家族の年齢を記入して、その年に起こるイベントと、必要なお金、貯金額も記入。
例えば我が家は今年、パパ43歳、ママ41歳、上の子6歳年長さん、下の子4歳年少さん。子どもが二人とも幼稚園という、「W幼稚園期」です。
保育園や小学校に比べて学費がかかる、子ども幼児期の最大の山場です。この1年は貯金に回せるお金が厳しそうだな、と想像できます。
上の子の中学校入学からは、イベント出費がラッシュとなります。
そして、教育費最大の山場、大学受験&入学……お金を貯めても貯めても、「シュンッ」と消えていく恐怖の時期……。
しかし、この年表を見ていれば、「お金の貯め時」がわかります。ウチは子どもが二人とも小学生の4年間が「貯め時」。この時期に、貯金をいくらできるかで、先々変わってきそうです。
「げっ」と青ざめるのが、夫還暦のタイミング。下の子はまだ大学生。
「老後の資金、いつ貯めるのよ……」
アラフォーで子どもが生まれた我が家の、切実な問題が、どどーんと目の前に立ちはだかるのです。
そこで役立つのが、このシートのいいところ、それは【夫とも共有しやすい】ところ。口で説明しても、なかなか伝わりにくい「将来のお金の話」。
このシートを見ながら話し合うことで、
「ウチは、還暦過ぎても仕事しよう」
「そのためには今から健康に気をつけよう」
「子どもの教育費とは別で、できるかぎり老後資金を貯められるように、お金の勉強をしよう」
など、具体的なことを決めることができました。
すると、
未来にかかっていた暗い雲が、パアアッと晴れていくような気持ちになったのです。
もちろん、人生は、何があるかわからないから、この通りになるわけもないのだけど。
「それでも、そのつど、こうして書き出して、問題点に気づいて、解決策を考えていけば……!」
お金となかよく暮らす道、見えた気がします……!
でもまだ、この道、山あり谷ありデコボコ道。道をならす方法、探していきます!