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子どもの医療保険って必要なの?

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子どもの医療保険って必要なの?

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「子どもの医療保険?そんなのあるの?」「聞いたことはあるけど、加入する必要ないのでは?」そう思っているパパやママは多いもの。では本当に必要ないのでしょうか?

子どもの医療保険って何のために必要なの?

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出典元:「PhotoAC」

病気やケガで治療や入院が必要になったときの費用を保険会社が支払ってくれる「医療保険」。これには子どもが加入できるものや、子ども専用のものも存在します。

多くの自治体には、子どもの医療費助成制度があります。年齢制限や所得制限などによって違いはあるものの、お子さんが怪我や病気で病院へ行っても費用がかからないご家庭が多く、民間の子ども向け医療保険に必要性を感じにくいのも事実。

それでは、子ども向け医療保険にはどんな目的やメリットがあるのでしょうか。

・医療費助成適用外の費用出費にそなえる
子どもが大きな病気や事故で入院や長期治療となった場合、基本的な治療費と入院費は医療費助成が適用されますが、差額ベッド代や入院中の食事、通院のための交通費などは実費負担となります。

医療保険ではそういった費用出費にそなえることができます。万が一の入院が心配な場合は、生活に負担がない程度の掛け金で、最低限の医療保険に入っておくと安心できます。

ただし、子どもの入院は大人に比べて非常に少ないことが統計上わかっています。

・子どもの将来を見据えて加入する
元気で、入院とは縁の少ない子ども達ですが、若いときに大病を患うと、それ以降、医療保険に加入することは難しくなるケースもあります。

子どものうちに、18歳以降も継続できる終身タイプの医療保険に入っておけば、万が一、小児期に持病を持ったとしても、医療保険を継続できるというメリットがあります。

子どもの医療保険、おすすめは?

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子ども向け医療保険にはどのようなものがあるのでしょうか?代表的なものを2つご紹介します。

・共済の子ども向け保険
安い掛け金で基本的な保障をカバーしてくれるのが魅力の「共済」。県民共済、全労済、コープ共済などいくつかの種類があります。

保険料は月々1000円程度からですが、2割程度が剰余金として返還されます。0~18歳まで加入でき、病気や事故による入院、事故による通院、被保険者の死亡、保護者(親等)の死亡に対する保険と幅広く保障されています。

・アフラックの医療保険
大人向けのイメージしかないアフラックの医療保険「EVER」ですが、実は0歳から加入することができます。

保険料は最低限のプランであれば月々855円~(2018年2月現在)。大人になってもずっと継続できるため、保険料が安い子どものうちに入っておくという選択も。通院保障や先進医療特約などオプションの自由度の高さと、医療の流れを見据えた保障内容にも定評があります。

 

少額で保障が得られる子どもの医療保険。ご紹介した保険のほかにも、学資保険と一緒になったハイブリッドタイプなども出ています。自治体の医療費助成制度やご家庭の状況と合わせて、一度検討してみてはいかがでしょうか。