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社会人になったら知っておきたい「おつきあいのお金」いろいろ

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社会人になったら知っておきたい「おつきあいのお金」いろいろ

【画像出典元】「iStock.com/Tom Merton」

結婚式、出産、お葬式・・・社会人になると必ず発生する「お付き合いのお金」。意外と大きな出費です。

特にブライダルシーズンになると、ご祝儀が重なり、ご祝儀貧乏になる人も。また、包む金額の相場を知らずに恥をかくことも!?おおまかな相場を知ったうえで、お付き合いに必要なお金をきちんと準備しておきませんか?

結婚祝いの相場ってぶっちゃけいくらなの?

ご祝儀袋にいくら入れるか
【画像出典元】「iStock.com/liza5450」

結婚式の招待状が届いたら、さていくら包むべきか。ネットで調べても「友人は一律3万円」と記載されていることが多いようです。一般的に、披露宴の飲食だけでも1人当たり2万円近くかかることからすれば、妥当な金額かもしれません。

「一般社団法人 全日本冠婚葬祭互助協会(全互協)」が調査した、平成29年度の「祝儀の平均額」によると、友人への全国平均額は2万9598円。九州の平均は3万371円です。同じ調査の平成24年度版では、全国平均が2万9161円、九州の平均は2万8708円でしたから、近年少し九州の相場が上がり、全国平均に近づいていることがわかります。

ただしこれはあくまでも平均。実際には九州内でも地域によってかなりバラつきがあります。また、相手との関係性も重要に。例えば取引先関係や、あまり近しくない親戚の場合、九州は全国平均より少なめの場合が多いようです。

また、沖縄など独特の風習が残る地域もあります。例えば、沖縄の結婚祝いの金額は一律1万円が定番。一般的に、沖縄では招待客が200~300人と多く、宴も簡素になる傾向が。また招待客が多いということは、それだけ招待される確率も増えます。そのため、負担にならない1万円が定着したようです。

知らずに参加してビックリ!なんてこともあるので、ぜひ周りの人に聞くなどして事前に相場を調べておくことをおすすめします。特に友人の結婚式であれば、招待された友人間で金額を確認しておけば安心ですね。

ご祝儀の金額には年齢も大きく関係します。地域や披露宴の内容によっては、例えば20代前半で3万円は周囲とのバランスが悪いことも。その場合には、友人と連名で5万円にしたり、偶数の2万円でも5000円札を組み合わせる、プレゼントを別に用意するといった方法もよいのではないでしょうか。

出産祝いは、いくらぐらいが妥当なの?

バスローブをかぶる赤ちゃん
【画像出典元】「iStock.com/FamVeld」

では、友人への「出産祝い」の相場はどうでしょう。

こちらは地域差があまりないようで、5000円~1万円が一般的です。あまり多いと逆に負担になります。何が欲しいかを直接聞いて、ベビー用品を贈ることもありますね!数人集まれば、ベビーカーやチャイルドシートなど大物をプレゼントすることも可能です。

気を付けたいのはベビー服など。好みやサイズ、季節の問題で結局着なかった!ということがありがちなので、よほど熟知していない限りタオルなどのいくつあっても困らないものやギフトカードなどを贈るのが無難かもしれません。

香典は?いざという時に慌てないために確認しておきたい

不祝儀袋、数珠、袱紗と白いスイートピー
【画像出典元】「iStock.com/hichako」

平成28年度の香典に関するアンケート(全互協)では、友人やその家族に対する香典の金額の全国平均は5972円。九州の平均は5306円です。ただし最多回答は5000円であり、集計の年代も高めなことから、20代であれば5000円で充分でしょう。職場関係も5000円、隣人や近所で3000円というのが、九州の相場だといえそうです。

また、沖縄は地域によって差があるので、できれば事前に周囲に相場を確認することをおすすめします。ちなみに那覇市の相場は、知人・友人で1000~2000円。親戚などでも3000円です。

ちなみに、通夜と告別式のどちらかにしか出席しない場合、九州では通夜の方に出席することが多いようです。一方沖縄では通夜より告別式の方が重視されます。

金額より誠意が問われる場合も多い不幸のシーンでのマナー。ある程度の現金はすぐに用意できるように余裕を持っておきたいものですね。


2019年は「元年イヤー」。「元年婚」や「元年ベビー」が増え、お付き合いのお金も多めに必要になる予感が!?早めに準備を始めておきましょう。