キャッシュレスと東京出張
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昨年の東京出張でのこと、どのくらいキャッシュレスが普及しているのか、仕事でお会いした方数名にお話を聞いてみました。
地方人の感覚としては、ほとんどがキャッシュレスに違いない、と思い込んでいたのですが、案外、そうでもないという話でした。
例えば、古いオフィスビルに会社がある方は、建物に入っている昔ながらの飲食店が現金しか扱っていないので、現金もよく使っているとのことでした。一方で、会食でカード払いをしたり、Apple watchで支払いをしていたり、概ね地元でも見慣れた光景でした。
東京出張はスマホ決済「Apple Pay」でキャッシュレス実践!のつもりが…
それから1年後、上京するにあたり、キャッシュレスだ!Apple Payだ!と意気込んで出かけました。が、福岡空港に向かう地下鉄で、忘れてはならない忘れ物をしていることに気づいたのです。
「バッテリー」
スマホの携帯バッテリーを忘れてしまったのです。買えばすむ話ですが、実は出張前日にパソコンの電源コードが使えなくなり想定外の1万円の支出、できれば買いたくないという思いで工夫することに決めたのです。
ちなみに、バッテリーがなくなりスマホが使えないとなれば、支払いだけでなく目的地までの道のりも乗り換えも全く分からないくらい、私の出張はiPhoneに頼りっきりな状況です。
これはまずい!!
焦る気持ちを自身のFacebookに吐きだし、みんなに励ましの言葉をもらいながら、2泊3日の出張はスタートしました…。
空港の充電スポットを探して右往左往!!バッテリーとのバトルは続く…
空港の各搭乗口や待合室付近にはUSBコンセントがあります。まずは、ここでできる限りの充電、次は電車で神奈川へ、1時間ほどの移動時間にスマホの利用を少しばかり控え、クライアント先へ。ここで充電をさせていただき、仕事を終えてホテルへ。
2日目は、会食の後、知人が利用しているコワーキングスペース、そこから夜のイベント会場へ。いずれの場所でももれなく充電をさせていただき、2日目もクリアー。
最終日の3日目は、悪天候とアクシデントに見舞われ、スマホで休む間も無くやり取りをすることに。あっと言う間にバッテリーは減り、ランチに立ち寄ったお店でパソコンを広げ充電をしてバッテリー問題はクリアーしたかに見えました。
が、最後に大きな落とし穴が・・・。
時間を読み間違い、帰りの便に乗り遅れ、空港にステイ。あまりのショックにしばらくの間立ち直れないでいたのですが、空港のフードコートで充電スポットを見つけて3日目のバッテリー問題もなんとかクリアー。
という訳で、より多くのキャッシュレス体験というよりバッテリーとの戦いとなってしまった東京出張となりました。それでも、全ての移動とコンビニでの買い物はモバイルSuicaで、行く先々の飲食店やお店ではカードを使い、現金を使ったのは1回くらいですみました。
今後は電子マネーとクレジットカードとの連動が節約の要件に!
スマホ決済「Apple Pay」の利用を第一の目標に掲げていた今回の出張、移動途中でiPhoneのバッテリーが切れた場合は改札を通ることができません。
ATMで出金して電子マネーにチャージする手間、場合によっては発生する出金手数料を負担することなどを考えると、カードからいつでもチャージできるApple Payに登録しているモバイルSuicaを使いたいと考えていました。
クレジットカードと連動していない電子マネーを使った場合には、しばしば現金をチャージする必要がありますが銀行ATMは今後減る方向です。コンビニATMの普及に加え、券売機やスーパーで現金の引き出しができるようになるからです。
ただ、その場合に引き出し手数料が発生するので、クレジットカードと電子マネーの連動は節約の必須条件になるでしょう。
今後さらに普及が予想されるスマホ決済は、バッテリーのことは無視できない一方、スマホでほとんどのことが事足りるということを身をもって体験しました。
居住する地域によってライフスタイルの違いもありますが、キャッシュレスはこれからも進んでいきますので、ぜひ、近くのコンビニなどからスマホ決済にチャレンジしてみてください。