“こんまり”に学ぶ「お金になる日本らしさ」とは!?
監修・ライター
事務所の机の上には資料が山積み。切るに切れないシガラミに悪戦苦闘。なにひとつきれいに片付けられないワタシ(中村修治)が、近頃に気になっている女性が、世界的に有名な”こんまり”さんである。
“こんまり”さんとは!?
いまや世界的な片付けコンサルタントである。アメリカじゃちょっとした社会現象となっている。2015年にはTIME誌の「世界で最も影響力のある100人」に選出されている。
本名は、近藤麻理恵。1984年10月9日、東京都出身。ふたりの娘さんがいる。人妻でもある。推定年収は1億円以上!!!
なんと言っても有名なのは「~人生がときめく片付けの魔法~」というお片付けのメソッド。モノを捨てる取捨選択は「ときめくかどうか!?」なのだという。「ときめき」の英訳「spark joy」がちょっとした国際的流行語にもなっている。
世界がときめいている!!!
片付けるなんて合理的思考の塊のような行為に「ときめき」なんてメソッドを組み込んだことがイノベーションだったのだとは思うが・・・この"こんまり"の生活感のなさは、何なのだ!?高度な人工知能搭載の人妻ロボットに見えてしまう。
彼女が会社を設立するというとアッというまに45億円もの資金が集まったという。「お金になる日本らしさ」が”こんまり”にはあると言うことである。
ワタシの友人がこんなことを言っていた。
「むこうの番組とか見ると、レポーターが英語で話しかけても、こんまりはふつーに日本語で返して字幕ついてるわけですよ。このシチュエーション、何に似てるんだろ?って思ったら、日本のプロレスのひとが、ヒール役(悪役)としてアメリカの舞台に立ち、よくわかんないけど、良い様に解釈されてるのの、ベビーフェイス版みたいな感じかなと。なんつーか、かってにエキゾチック的なwww これがまさに『spark joy』なのかとw」。
“こんまり”は、全米では、こうあって欲しい日本人なわけである。東洋的でアニメの世界から出てきたような日本人。英語も堪能であってはダメ。良い風に解釈できる余地がある。
またこんな意見もあったのでご紹介する。
「人間味に欠ける佇まい、そこがもやっとしております!そして、片付ける時になぜかブラジャーを『おブラさま』ということにも不完全燃焼!何なんだこの、血の気があるのかないのか分からない感じは?」
わざわざ『おブラさま』である。これぞ八百万の神。ブラジャーにまで手を合わす。そして「トキめいたか!?どうか!?」で、そのブラジャーは、取捨選択されるのである。
Spark joy!!!
片付けを通して自分の内面を見つめるという。「禅」にも通じる思想を世界の片付けマーケットに持ち込んだ意義は大きい。キャリアや人間関係など、人生における全ての選択においてSpark joy!!!が必要であることを世界に示している。
これぞ「お金になる日本人らしさ」である。AI(人工知能)がますます席巻して行く社会の中で、日本人として世界で戦うメソッドがここにはある。
ちなみに、”こんまり”さんは、旦那さんにもいまだに(ずっと)「ときめく」そうである。カミさんに片付けられないために、ワタシは、どうしたらSpark joy!!!な存在になれるのか!?教えてくれ!!!みなさん!!!