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20代、気になる収入と平均貯蓄額は?理想のマネープランも紹介

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20代、気になる収入と平均貯蓄額は?理想のマネープランも紹介

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 20代のみなさんは、どれくらいのお給料をもらって、どれくらい貯蓄しているのでしょうか?そもそもみんな貯畜しているの?貯畜はどれくらいしていればいいの?

みんなの収入や平均貯蓄額、理想の貯蓄額に加えて、家計のやり繰りや貯畜の方法まで、20代向けの理想のマネープランを教えます。

20代の平均収入と貯蓄平均額は?

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まず、みんなの収入はどのくらいのなのでしょうか。

どのくらいもらっているの?

国税庁*によると、25~29歳の平均収入は365万円で、20~24歳では277万円です。20代前半と後半では大きく収入の開きがありますね。20代前半の月平均収入は約23万円となります。

*国税庁HP

どのくらい貯蓄しているの?

20代のみんなは、どれくらい貯蓄しているのでしょうか。厚生労働省*によると、20代の貯蓄平均額は154.8万円でした。みなさんの貯蓄額と比べてどうでしょうか。

貯蓄平均額を世帯別に見ると単身世帯は198万円、2人世帯は220万円となっています。一方で20代単身世帯の45%、20代2人世帯の22.9%は貯蓄をしておらず、貯蓄平均額は154.8万円でも貯蓄をしている人としていない人で差があるようです。

多くの20代が貯蓄をしていない理由として、まだ収入が少ないため貯蓄する余裕がないこともありますが、老後まで時間があるため将来への不安が感じてないこと、収入があっても欲しいものをすぐに買ってしまうなど、貯蓄する意欲が弱いことが挙げられます。

*厚生労働省HP

理想の貯蓄額は手取りの2割

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貯蓄は、手取りの20%を目安とするとよいでしょう。手取りが20万円なら月4万円が目安です。

もちろん、これは人によっては難しい場合もあるでしょう。都心で一人暮らしをしている場合、家賃が高いため、貯蓄への余裕が生まれにくいのです。手取り額の20%の貯蓄が難しい場合は、以下のように、無理のない貯蓄額を設定しましょう。

生活するためには必要な費用があります。

・家賃、水道光熱費、通信費
・食費、雑費、医療費 交通費など

これらの合計を「(1)生活必要費」とします。

このほかに、洋服(化粧品なども)、交際費、趣味、自己投資などがあります。

これらを「(2)その他生活費」とします。

収入額から(1)生活必要費と(2)その他生活費を引いた額がプラスであれば、それを貯蓄に回しましょう。まずは、前月分の収支を出してみましょう。月のプラス額がどのくらいあるのかを確認します。プラス額が確認できたら、その額をしっかりと貯めていきましょう。

先取り貯蓄がおすすめ

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何といっても先取り貯蓄がおすすめです。先取り貯蓄とは、収入が口座に入ると同時に別口座に振り替える貯蓄方法。余ったら貯めよう、ではお金は貯まりません。お金はあると、これも買っていいかな、使ってもいいかなと気持ちが緩みます。

まずは100万円貯蓄をめざしましょう

すでに100万円を貯めている人もいると思いますが、まだこれからの人も含めて、100万円を貯めるにはどのくらいの時間が必要かを実感するためにも、今から100万円貯蓄を始めてみませんか?例えば月に4万円(手取り20万円の20%)を貯めると約2年で達成できます。

いかがでしたか。今は貯蓄できていない人も、「欲しいもの、やりたいこと、行きたいところ」などを目標にして、少しずつでも貯蓄を始めてみてはいかがでしょうか。